株で大損した5つの事例と、大損することを回避する方法

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株 大損

 

「株式投資」と聞くと、どんなことがまず頭に浮かびますか?

「大損する可能性があるなどリスクがあるから怖い」というマイナスイメージが浮かぶ方もいらっしゃることでしょう。

実際に投資を行ってみると一日で資金を失ったり、借金地獄に陥ったりといったような極端に危険な事例は多くありません。

もっとも、転ばぬ先の杖。「大損」の事例は、これからの危機回避のために必ず知っておくべきものであると言えるでしょう。

そこで今回は、株式投資で大損した実際の事例や、その投資家たちの行く末を紹介しながら、「どうやったら大損を避けられるのか?」を学び、反面教師として今後の株式投資に活かしてください。

今回の内容が株式投資成功のためのご参考になれば幸いです。

1、株で大損した有名人

株 大損

株式投資、というのは全ての人にほぼ平等に開かれているマーケットです。

何の地位も権力もない一個人が資産を築くことも可能ですし、逆に投資のプロであっても大きな損をしてしまうといった事例は散見されます。

しかし、統計的な割合で言えば圧倒的に個人投資家の失敗例が多いと言えるでしょう。それは芸能人であっても例外ではありません。

相場の大幅な暴落局面では、買いポジションをとっている多くの投資家が損を被ると言ってよいでしょう。

2015年8月に起きた「チャイナショック」では中国上海株が大きな下落を見せ、中国の長者番付で1位だったワン・ジェリン氏が130億ドル(約1.5兆)を失ったとして話題になりました。

また、株価が上昇してその値上がりに多くの投資家がつられ、業績も伴っていない株価の大幅上昇である「バブル崩壊」でも多くの投資家がダメージを受けます。

ITバブル(ライブドアショック)、リーマンショック、そして先ほどのチャイナショックもバブル崩壊の一例であると言えるでしょう。

芸能人の水道橋博士は500万円から始めた運用資金が一時12倍の6000万円になるも、その後8000万円の損失を出したことで知られています。

2008年頃に起きたリーマンショックでは、タレント・小倉優子が投資資産を3分の1に、またボビー・オロゴンもチャイナショックの際に2400万円ほどの損をした、とテレビで明かしていました。

もちろん表に出てくるのはあくまでも一例ですので、上記で紹介したようなタイミングで同じように損をした人はかなり多くいると言ってよいでしょう。

2、株で大損した方のブログ3選

株 大損

よく言われるのが「個人投資家の9割は負け、残りの1割だけが儲けられる」ということです。

統計などをとっているわけではないので、あくまでも経験則のようなものとして語られている言葉に過ぎませんが、それでも個人投資家で成功する事例は少ない、と言われています。

先ほど書いたような多くの人が損失を出す場面では、信用取引(自分の資金以上の売買を行うこと)で損失が元本以上になってしまう、ということもあります。

元本が0になるならまだよいにしても、追証、ひいては大きな借金を背負ってしまうというケースも見受けられます。

ごく普通に株式投資を行っていれば借金を背負う、といった状況には陥りにくいのですが、リスク管理が出来ていないとやはり損失を被ってしまうということです。

さて、上記のようなことを踏まえたうえで、この項目では株で大損をした人のブログをいくつか見ていきましょう。

(1)株で1670万損して借金。それでも生きている

株で1670万を損して借金

http://www.kabu-hennsai.com/?p=22

2005年から投資を始め、2016年までの累計で1670万円の損失を出した方のブログです。

2005年〜2016年においては大きな相場の下落局面もありましたが、その一面でアベノミクスのような大きな上昇相場もありました。

毎年損失が出てしまう、というパターンは売買頻度(短期投資は損失を出しやすい)、銘柄選びに課題があると言えます。

また、メンタル管理、というのも大事なポイントでしょう。

この方も「損失を取り戻そうとしたら更に損が膨らんでしまった」と書かれているように、損を取り戻そうと焦ると更に負けてしまう、ということはかなりありがちな失敗です。

大きく負けたらまずは一度相場から離れる、というのも重要かもしれません。

(2)【投資失敗談】20代前半で400万溶かした話〜その1 アキュセラショック〜

かきのたねとピーナッツ

http://www.kakitaroo.com/entry/invest_1

「バブル相場」というのは、相場全体ではなく個別銘柄でも起こり得ます。

何か材料が出て思惑で上昇し、その値上がりにより買う人が増え、実際に中身を開けてみたらたいしたことはなかった…となり暴落するパターンです。

2016年5月、バイオ株の暴騰により新興銘柄中心のマザーズ市場も「プチバブル状態」となりました。

そのけん引役といってもよかったのがアキュセラ・インクという銘柄です。

株価は半年近くで800円台から7700円という高値までおよそ9倍となったものの、値上がり材料となっていた「臨床試験結果」が市場の期待を裏切る失敗であったことから、たった一週間でその上げ分を吐き出す暴落となってしまいました。

6日間連続ストップ安であったため損切をしたくても売ることが出来ず、これで借金を負ってしまった個人投資家も多く見受けられました。

(3)買いは家まで 売りは命まで

買いは家まで売りは命まで

https://ameblo.jp/iguru402/

個人投資家で株・先物取引をやられているいぐるさんのブログです。

一時5000万近くまで資産を増やすも、その後は大きな損失を出し500万ほどまで減少となっています。

いぐるさんは信用取引や空売りでその損失を出してしまっており、やはりリスクの高い取引はそれだけの危険性があると言えるでしょう。

3、個別銘柄(アキュセラ・インク)で大損した事例と回避する方法

株 大損

(1)大損した事例

ここからは具体的な事例における大きな損失例を見ていきます。

まずは「2.株で大損した方のブログ3選」でも例に出したアキュセラ・インクをもう一度見てみましょう。

チャートを見ると一瞬で分かるのですが、ローソク足が出来ずに短期暴落していることが見てとれます。

暴落

 

暴落する銘柄というのはそう少なくはないのですが、6連続ストップ安、というのはあまりに類を見ない事例です。

短期需給があまりにも買いに傾いており、そこで急な売りが出た結果こうなってしまったというわけです。

この時はTwitterで某著名投資家がこの銘柄を大きく取り上げたりしたこともあり、個人の投資家もかなりの痛手を受けたものと思われます。

(2)大損を回避する方法

まずこのケースから学べるのは、「Twitterで話題になっている銘柄の売買は避ける」ということです。

人気の銘柄で株価が大きく上がっているのを見ると「自分も儲けたい」という思いが先行し、同じ銘柄を買いたくなってしまうのですが、既に株価が上昇しているということはその前に仕込んだ人がいる、ということです。

また個人に人気の銘柄は今回の例のように崩れだすと早い、という特徴もあるので要注意だと言えるでしょう。

4、個別銘柄(ブランジスタ)で大損した事例と回避する方法

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(1)大損した事例

アキュセラの場合と同様、多くの個人投資家が高値掴みをして損失を出したのがブランジスタ <6176>という銘柄です。

同社の株価は一年足らずで10倍以上になりましたが、その後もとの株価近くまでの大幅な下落を記録しました。

大損

この銘柄は新作ゲームの思惑が膨らみ、また大口と呼ばれる大きな資金を動かすプレーヤーが入ったためこのような株価推移となっています。

高値15850円はストップ高の株価でしたが同日中に急落、一日の間にストップ高とストップ安をつけるという結果をたたき出しました。

アキュセラの場合と異なるのは「連続ストップ安ではなかったため、高値掴みをしても逃げる場面があった」という点ですが、それでも判断が少しでも遅れると大きな損を出してしまうチャートとなっています。

こういった仕手系の銘柄は上手く波乗りし、益出しと損切りのタイミングがかなり重要であると言えます。

「安いところで買って高いところで売れば簡単だ」と後に出来たチャートを見ればそう思えるのですが、急騰中は値動きが激しく、どちらにいくか予想し難いため、このような銘柄の売買難易度はかなり高い(難しい)です。

(2)大損を回避する方法

ブランジスタもアキュセラと同様、個人投資家にかなり人気の銘柄でした。

「あまりにも上がりすぎだけど更に上がりそうだから買う」「同社の新作ゲームは爆発的なヒットをする」と思い込んだ人達が集まった結果、山のようなチャートを形成するに至ったわけです。

この場合も同様、「Twitterで人気化している銘柄は触らない」という教訓が学べ、また「損切り、利益確定のタイミングをあらかじめ決めておく」ということも大事だと言えるでしょう。

5、値動きの激しい個別銘柄で大損した事例と回避する方法

(1)大損した事例

また、大きな損失を出してしまう事例として「ボラティリティの高い銘柄で狼狽売りをしてしまう」ということがあります。

ボラティリティ(ボラ)、というのは値幅のことですが、新興銘柄、中でもIPOはかなりボラが高く、そのためデイトレード目当てで参加する人が多くなっています。

一日の間で数十パーセント動くことも珍しくないため、変なところで高値掴みしてしまうと損失を出しやすいと言えるでしょう。

大損

 

例えばこれはあるIPO銘柄の日足チャートですが、一日の間で10000〜13000円という値幅を出している日もあるのが分かります。

またIPO銘柄は上場後しばらくすると人気が剥落し、株価が下落基調に入ってしまう「上場ゴール」という現象に陥ってしまう場合もあるため、取引の際には注意が必要だと言えます。

(2)大損を回避する方法

この例から学べる損失を回避する方法は、「値動きにつられてよく分からない銘柄に手を出さないこと」「短期ボラティリティの高い銘柄は避けること」だと言えるでしょう。

IPO、新興銘柄に比べて東証一部の大型銘柄は比較的値動きがゆったりしており、またよほどのことがない限り暴落というパターンも少ないため、まずはそういった銘柄で取引に慣れるのがよいと思います。

6、相場の暴落局面(○○ショック)で大損した事例と回避する方法

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(1)大損した事例

この項目で見ていくのは、「1.株で大損した有名人」「2.株で大損した方のブログ3選」でも少し触れた「相場全体・世界のマーケットの暴落局面での損失」です。

こういった場面では、先に見てきたように個別銘柄が暴落するだけでなく、大型株であっても5%〜10%以上の下げを一日に記録することもあります。

また、それが一日だけでなく長い間のトレンドとなる、ということも少なくありません。

チャイナショック、リーマンショック、最近で言うとイギリスのEU離脱やトランプ大統領誕生の際も株価は大きく下落しました。

後からみればこういった暴落局面は「いい拾い場」だったとも言えるのですが、同局面で株を既に持っている人からすると損失が膨らみ、どこまで落ちるのか分からない恐怖からパニック状態に陥ってしまう場合もあります。

どれくらい経てば株価は元に戻るのか、それともこれから先さらに株価は下落してしまうのか、ということはその時点では誰にも分かりません。

また強制決済で損失確定してしまう、ということも暴落局面では多いため、このような暴落シーンで大損をしてしまう方は多いということになります。

(2)大損を回避する方法

世界的なマーケットの暴落局面から学べることは、「いつ下げが来ても大丈夫なリスク管理をしておく」ということです。

資産全てを株に振り分けておくのではなく、場面に応じて一時株を売ってキャッシュポジションを増やしたり、大きな買いポジションを解消しておいたり、といったことが大事になるでしょう。

また、多くの暴落は突然来るというわけではなく、ある程度の予兆があってからズドンと落としが来ます。

そのため、「ニュースなどをチェックし、自分なりに将来の株価予測をたてておく」ということも必要だと考えられます。

7、未公開株売買で大損した事例と回避する方法

株 大損

(1)大損した事例

また、株式に関わる損失案件として「未公開株売買による損失」というものがあります。

「未公開株を買うと儲かるから買わないか」といううたい文句で悪徳商品を売りつける詐欺、というのは後を絶たず、お笑い芸人のココリコ遠藤もこの未公開株詐欺にあって数千万の損失を出したということで知られています。

(2)大損を回避する方法

このケースから学べるのは、「簡単に儲けられる、というおいしい話はそうそうないし、簡単に信じていけない」ということです。

これは投資顧問なども同じで、「この銘柄を買えば儲けられる!」というようなことを言ってくる人は多いのですが、株式市場で大事なのは「自分で考え、自分で調査し、自分で結果を出す」という姿勢です。

あくまでも他社の意見は参考程度に考えておくべきでしょう。

また未公開株勧誘の詐欺などに誘われたとしても、怪しい話だと考えて断っておくことがベターだと言えます

8、株で大損することを回避する方法まとめ

株 大損

ここまで紹介してきた「株での大損を回避する方法」をまとめてみると、

・「自分の資金以上の売買を行う、信用取引の利用はやめる」

・「Twitterで話題になっている銘柄の売買は避ける」

・「個人投資家に人気になりすぎて、買い目線が極端に多い銘柄は避ける」

・「IPO銘柄のようなボラティリティ銘柄の売買は避ける」

・「利益確定・損切りのタイミングをあらかじめ決定しておく」

・「下げを予想したうえでのリスク管理を行う」

・「ニュースなどをチェックし、自分なりの予想を立てる」

・「おいしい話にはひっかかってはならない」

などが挙げられるでしょうか。

株式投資で一番大事なのは、利益を出すことよりも「損失を最低限にとどめ、資金を必要以上に失わないこと」だと言えます。

資金管理をシビアにしていくためにも、一つ一つのルールを守っていくことが重要になるでしょう。

「取引ルール」というのは個々人で組み立てればよいのですが、肝心なところで自分に甘くならないよう、一回一回の取引を真剣に取り組む、ということが大事になってくると考えられます。

いずれにせよ、株式投資ですぐに儲けられる、という目線でいくよりは「日々の勉強を大事にして取引ルールや取引手法を磨いていく」という姿勢を持っていくとよいでしょう。

株の勉強方法や基本的な知識に関しては、こちらの記事でも紹介していますので是非チェックしてみてください。

これだけで万全!株の勉強のためにおすすめの本、動画 全40選

まとめ

さて、ここまで株で大損した事例や、それを避けるための方法について見てきましたがいかがでしたでしょうか。

一つ覚えておきたいポイントは、「株で損失を出さない人はいない」ということです。

どんなに腕が立つトレーダーでも、これまで損切りをしてこなかった、という人は恐らく一人もいないでしょう。

大事なのは「利益>損失」となることで、損を小さく、利益を大きくとっていくことなのです。

そういった方法を見つけていくためにも、過去の事例を未来の予測に活かす、ということは非常に大事なことです。

今回の記事などを参考に、ご自身の投資スキルや投資の勘を磨いていきましょう。

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