実際の株式投資を成功に導くシミュレーションツール4選

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株式投資において最も重要だと言っても過言ではないことの一つが「期待値の高い(勝率の高い)手法でトレードする」ということです。

なんとなく取引をして利益を得たとしても、それは単なるまぐれ当たりでしかありません。

「継続的に」かつ「利益を出せる」やり方を模索して組み立てていくことが重要だと言えます。

そのために必要になるのが「シミュレーション」および「バックテスト」です。

過去のデータなどを参考に、自分の売買の考え方や手法が正しいか、前もってデモトレードのようなかたちで検証してみることを意味します。

これを行っている投資家は意外にも少なく、この過程を大事にすることで勝率が上がることは間違いありません。

既にトレードを行っている方も、まだ株式取引を行ったことがないという方も、シミュレーションを行ってみることはかなり有用であると言えるでしょう。

そこで今回は、シミュレーションのメリット・デメリットや、それを実際に行えるサービスを紹介していきます。

1、株のシミュレーションツールを使うメリット

では、実際にシミュレーションツールを利用するとどんなメリットがあるのでしょうか?

ツールやサービスによって差異はありますが、個人的には以下のような4つの利点が大きいと考えます。

(1)実際の資金を費やさず取引手法を検証できる

(2)過去の事例から将来の予測を立てる力が身につく

(3)リスクを負わず現実さながらの取引を体験できる

(4)基礎的な知識がツールを通して身に着けられる

また、シミュレーション・バックテストはツールを使わずとも過去から現在のチャートを使うことでも可能です。

「この銘柄はこれから上がりそう」「この株価推移ならテクニカル面から上値が重そう」などといったことを予測しエクセルやノートに記録、検証してみるだけでも力はつくでしょう。

予想と検証のサイクルを何度もまわし、勝てる確率の高い手法を身に着けることが安定した利益を積み上げる第一歩につながるのです。

2、株のシミュレーションツールを使うデメリット

さて、ここまでシミュレーションツールを使うメリットを見てきました。

しかし「実際の資金を使わない」というところにはデメリットもあると言えるでしょう。

シミュレーションツールでは「自分のリアルマネーに変動があるわけではないため、実際の取引とはメンタル面に与えられる影響が異なる」というのは明らかな欠点の一つとなります。

既に株式取引を行ったことのある方なら分かると思いますが、「実際に自分の資産が増減する」というのはかなり心理面に負担が掛かります。

慣れて気にならなくなるまでには時間も必要です。

メンタルという側面を考えたときにシミュレーションツールは、経験値の蓄積にはなりません。

やはりその点は、リアルトレードで鍛えていくのが一番の方法でしょう。

「シミュレーションやデモトレードで勝てたから実際の取引でもやっていける」と意気込み、リアルトレードで損失を出してしまった、という例はよく聞きます。

前述したようにシミュレーションを行うメリットは数多く存在するのですが、あくまでもリアルトレードとは別の物、という意識を持ちながら利用していくとよいでしょう。

3、おすすめのシミュレーションツール4選

この項目では実際に使用することのできるシミュレーション・バックテストツールを紹介していきます。

リアルトレードさながらに利用可能なものも多く、実際の取引に役立つこと間違いなしでしょう。

どれも会員登録・利用・ダウンロードなど全て無料ですので、気になったものはとりあえずやってみる、という姿勢でもよいかもしれません。

(1)トレダビ

シミュレーション

https://www.k-zone.co.jp/td/

証券会社の研修でも使われることがあるという有名なシミュレーションサイトです。

実際に上場している銘柄を、仮想資金を使って現実の株と同じように売買することができます。

「銘柄ナビ」「ミッション」といった初心者の方であっても取り組みやすいシステムも搭載されているため、シミュレーションを行ってみたい!という方はまずトレダビを利用してみるとよいでしょう。

またトレダビはスマートフォンアプリでも利用することができるため、かなりお手軽に使うことが可能です。

(2)株式投資とれーにんぐ

シミュレーション

 

https://k-zone.co.jp/sc/index.do

こちらの「株式投資とれーにんぐ」はみずほ証券が提供する株式取引シミュレーションサービスです。

トレダビと運営母体が同じでシステムは似ていますが、こちらでは

みずほ証券のニュースサイトや動画コンテンツを使って学習をすることができ、投資初心者の方におすすめです。

みずほ証券のネット取引と同様のインターフェースでの注文画面を利用できるため、みずほ証券の利用を考えている方であればぜひ使っておきたいサイトだと言えるでしょう。

ここからはスマートフォンアプリのみで利用できるサービスを紹介していきます。

少し前まではパソコン用でも便利なサイトが多く存在していたのですが、サービスを終えてしまったものが多く、今ではスマートフォンの方がより簡単に、かつ便利に使えるものが多くなっているように感じます。

(3)あすかぶ!

http://www.asukabu.com/

「あすかぶ!」はシミュレーションツールというよりは、「ある銘柄の明日の株価の騰落を予想する」という、かなりライトなゲームのようなものと言えるでしょう。

毎日銘柄は入れ替わり、その企業情報やチャート、ニュースを細かくチェックすることが可能であるため、投資初心者の方であっても楽しく分かりやすく使うことができるようになっています。

また他のユーザーとの交流機能があるのもこのアプリの特徴で、他の投資家とコミュニケーションを図ることや、気になったことを聞けるというのはこのアプリの一番のメリットかもしれません。

(4)iトレ2 バーチャル株取引ゲーム

iトレ2

http://www.asukabu.com/

iトレ2は仮想の銘柄を売買することができるアプリです。

銘柄・株価の値動きがあくまでも仮想のものなので、これまで紹介してきたものに比べるとややリアル感が薄れますが、「楽しみながら学ぶ」ことに適しているアプリであると言えるでしょう。

チャートや用語についてゲームを通して学習できるため、初心者の方でも抵抗なく利用することが可能です。

また、「1、シミュレーションツールを使うメリット」でも触れたように、実際にツールを利用しなくてもノートなどに株価が動く前、動いた後、実際に取引した理由などを記載しておくことで、株式取引の精度は高められます。

シミュレーションをすることを目的にするのではなく、反省と改善を繰り返す中で手法を身に着け、勝てるやり方・考え方を身に着けていくことが大事になってくるでしょう。

4、シミュレーションツールの結果を投資に活かす方法

ここまで何度か書いてきたように、シミュレーションツールの結果を投資に活かす方法は「予測と検証」「反省と改善」にあります。

「なぜ負けたのか?なぜ勝ったのか?」そして「次にどうやったら今回の反省点を活かせるか?」ということを一回一回のトレードで意識していくことで、投資成績はかなり変わってくるでしょう。

株価の上昇要因・下落要因はその時々で違うため、過去の経験が将来に活かせない、という場面も往々にして出てくるのですが、その度に柔軟に対応できるか、自分の取引ルールを大事に行動できるか、ということが重要になってくると言えます。

やはりシミュレーションと実際の取引では「実際の自分の資金を動かす」という点でプレッシャーのかかり方が違ってくるため、その違いをしっかりと自分の中で理解しておくことも大事になると考えられます。

まずはシミュレーションツールで、慣れたらまずは小額でもいいので実際の取引を始めてみるのがよいかと思います。

シミュレーションでもリアルトレードでも重要なことは、「取引を通して自分なりの投資スタイルを形成する」ということです。

どこで利益確定し損切りをするか、どのようなタイミングで購入するか、ということは資金量や人によって異なるため、「自分でそのスキルを磨いていく」という姿勢が大事です。

まとめ

ここまで株式取引のシミュレーションのメリット・デメリットや、それを実際の投資に活かす方法について見てきましたが、いかがだったでしょうか。

あくまでもシミュレーションは「模擬実験」に過ぎず、リアルトレードとは異なる点も確かにあるのですが、やっておいて損はないと言えるでしょう。

短期間で簡単に儲けられる、といったケースは少なく、株式投資では「積み重ね」が重要です。一回一回の取引を大事に、自分なりに試行錯誤していくことが資産運用をしていくうえで大事なポイントとなると考えられます。

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株式投資、FXの経験が4年~の個人投資家です。
「金融・ファイナンス・経済・時事ニュース・投資」の記事を中心に執筆しております。

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