投資に失敗しないために!知っておきたい失敗の原因と対策

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

儲けようと始めた投資で多くの投資家は失敗し、損をしています。もちろん100%成功する投資などありません。ただ防げる失敗は避けたいものです。

この記事では、しなくてもいい失敗を防ぎ、失敗した際の損失を最小限に抑えるため、投資において陥りやすい失敗とその原因、そしてその対策についてみていきましょう。

資産運用おすすめ投資先ランキングバナー画像

1、投資の失敗【その原因と対策】

(1)投資失敗例1:損切りできず塩漬け

個人投資家における失敗で最も多い失敗といえるのが、ズルズルと下がり続ける株などを持ち続け、含み損が拡大、損失が大きくなりすぎて売るに売れなくなってしまう「塩漬け」と言われる状態になってしまうものです。

①事例

景気が良くなり株が上がっているということで株式投資を始めます。

ときに値下がりすることはあっても、好調な相場にも支えられ、しばらく持っていれば含み損も解消しました。

しかし、相場環境が悪化、一旦含み損が生じると、株価は一向に回復しないどころか、ズルズルと下げ続けています。

これまで株価が持ち直してきた経験から、今回も大丈夫だと思いそのまま何もせずに放置し、その後も株価は下がり続け損失が拡大。売るに売れなくなって塩漬けになります。

②原因

この事例では、相場環境の変化に気づかず、これまでと同じように株価が持ち直すだろうという過信が、損失させてしまう失敗の原因となっています。

③対策

長期投資は投資において有効な方法とされていますが、それは長期的に値上がりしていく対象に投資することが前提にあります。

一時的なバブルなど、本来の価値以上に高騰した商品を高値で買ってしまい、値下がりしているようなケースでは、保有し続けても本来あるべき水準まで価格が下がり続けるだけで、買値まで戻る保障はありません。

たとえ戻ったとしても、通常かなりの時間を要し、その間資金が動かせなくなるのは大きな痛手です。その場合、たとえ損失が出ても早い段階で損切りをして、その資金を別の投資先に投資するほうがトータルで利益が出る可能性は高くなります。

とはいえ損失を実現させたくないという投資家心理は誰しも少なからずあるものです。

それを乗り越えて損切りをするには後押しが必要であり、それが損切りルールです。

「買値から◯%下がったら損切りする」といった客観的な基準(損切りルール)を設けて、そのルールに機械的に従うことで、損失を際限なく拡大させてしまうことは防げます。

ただ、いくらルールに従ったとしても、高値で買って、下がったら売るということを何回も繰り返していれば、投資資金は底をついてしまいます。

そうならないために、まずは投資する対象の価値を見極め、その価値に対して価格は割高ではないか、投資すべきタイミングなのか、投資する前にしっかりと見極めなければなりません。

(2)投資失敗例2:パニックになって狼狽売り

自分の投資している商品の価格が急落すれば、多少なりとも不安になるものです。

その下落が大きいほど、パニックになって投げ売り(狼狽売り)する投資家も増えます。しかしその銘柄・商品に直接関係のない外部要因や、事実とは異なる誤った情報・憶測などが原因で下落した場合、短期間で価格が元に戻ることも少なくありません。

そのため、あのとき売らずに耐えておけば損失を出さずに済んだと後悔するのです。

①事例

投資している企業の不祥事に関する噂が流れ、株価が下落し、情報が錯綜する中で下げ続ける株価を見てパニックになり、これ以上損失を拡大させまいと売却します。

しかしその後、不祥事に関して誤った情報であったことが明らかとなり、株価は元の水準まで戻します。

②原因

この事例では、株価の急落に冷静な判断ができず、不確かな情報に基づいて株を売却してしまったことが原因となって、損失を出してしまいました。

③対策

テクニカル分析を用いた短期投資などでは、上がると思って買ったものの、予想に反して値下がりした場合、自分の予想が間違っていると認めて撤退するのも、資金を守るために大切なことです。

一方で、長期的なスタンスで投資を行う場合、その企業の価値が損なわれていない限り、一時的な株価の下落は基本的に売るタイミングではなく、(資金に余裕があれば)買い増すチャンスともなります。

このような判断を適切に行うには、ここでも投資対象をしっかり分析し、その価値を見極めた上で投資することが重要になります。

(3)投資失敗例3:ナンピン買いをした後さらに下落し損失が拡大

投資対象の価格が下がった場合に、追加で購入して平均購入単価を下げる「ナンピン(難平)買い」。想定どおり価格が持ち直せば、含み損を早く解消することができ、元の買値まで戻れば利益が得られます。

しかし、ナンピン後にさらに価格が下落してしまうと、損失拡大のペースを早め、傷口をさらに広げてしまうリスクもあります。

①事例

1株500円で1,000株購入した株が、400円まで下落します。さすがにもう下がらないだろうと思い、1,000株を追加で購入します(平均購入単価450円)。

その後一旦反発したものの450円には届くことがないまま、300円まで下落。当初400円に下落した段階で、ナンピン買いせず損切りしていれば10万円の損失で済んだところ、ナンピン買いによって損失が30万円まで拡大してしまいます。

②原因

この事例では、株価が下がってしまったタイミングで損切りを行わなかったこと、値下がりしたことによる割安感だけでナンピン買いを行なったことが損失を拡大させた原因です。

③対策

株価が下がった理由を考えず、ナンピンしてしまうのは避けなければなりません。確かに下がった株価は、あなたの買値から見て「相対的」に割安かもしれません。

しかし企業の業績見通しやトレンドなどが大きく変わってしまった場合、その株価は「絶対的」に割安ではないのです。そして、株価はあなたの買値など一切気にせず動くため、相対的な割安さは全く意味を持ちません。

では「絶対的」な基準とはなにか。株であれば、それはその企業が持つ本来の価値ということになるでしょう。

トレンドの方向など相場環境も考慮した上で、その企業が持つ本来の価値に対して株価が割安と判断でき、今後株価が反発する見込みが高ければ、ナンピンも有効な手法となります。そうでなければ、ナンピンは避け、一旦損切りを行うなどの対応をとるのが無難といえます。

(4)投資失敗例4:情報を鵜呑みにして飛びつき失敗

現在では、インターネットや雑誌、情報商材など、さまざまな金融商品に関する情報が簡単に手に入り便利な反面、信ぴょう性の低い情報なども氾濫し、情報の取捨選択が大切になっています

①事例

テレビでA社が新技術を開発したことが特集されていた。それを見てBさんはすぐにA社株を購入しました。

しかし買った直後から株価は下がり続け、結局一度も買値を上回ることなく損切りすることになってしまいました。

②原因

この事例では、Bさんが株を買ったタイミングが悪かったことが原因でした。

実際にA社が新技術を開発したことは事実であり、それによって株価も上がっていました。

しかし、テレビで特集が組まれたのは、A社が新技術を開発したと公表してから1週間後で、A社の株価は公表直後に急騰したものの、Bさんが買った時点ではすでにピークアウトし、元の水準に戻る途中にあったのです。

③対策

株価は投資家、つまり人が形成するものであり、たとえ間違った情報だったとしても影響を受けることもあります。

しかし情報の信ぴょう性が低ければ値動きは不安定になり、誤った投資判断につながります。

また、株価にはすぐに情報が織り込まれていくため、古い情報をもとに投資判断を行うと、今回の事例のように、すでに株価が上がってしまっており、高値掴みなどのリスクが高まってしまいます。

そのため仕入れた情報を投資判断の材料とする際には、まず情報の真偽、そしてそれがいつの情報なのかをよく確認することがポイントとなります。

2、投資失敗を回避するためのアクティビストM&Sに学ぶ投資術

失敗のリスクを抑えながら、投資で利益を上げるための方法としては、物言う投資家とも言われるアクティビストの投資手法が参考になります。

たとえば、アクティビストとして活動する独立系投資会社M&Sでは、次のような投資方針に基づいて投資が行われています。

(1)中長期的な投資

個別銘柄については徹底したリサーチ活動を継続し、割安と判断される銘柄を中心にポートフォリオを構築します。

運用成果の目標とするベンチマークは設定せず、また短期的な成績向上を狙うような無理な投資を行うことなく中長期的な投資を目指します。

(2)投資企業への戦略的関与

企業価値を下回っている日本企業を対象に、バランス・シートの再構成を主軸に経営層への財務環境改善及び株価向上を目的とした戦略的な関与によって収益を獲得します。

(3)積極的な議決権の行使

投資先企業との対話を踏まえ、より良いコーポレートガバナンスと適切な株主への利益配分実現のため、積極的な議決権行使を行いながら株主価値の最大化を図ります。

(引用:合同会社M&S 投資方針

投資先企業としては、企業の手掛けている事業の優位性や将来性、保有資産の算定を徹底して行うことで、企業本来の理論価値を算出し、 理論価値と現在の企業価値(株価)に大きな開きがある企業を選定します。

理論価値と現在の企業価値(株価)の開きを「市場の乖離」として捉え、企業価値向上によってその乖離をなくすことで、中長期的な利益を得ることをめざします。

具体的には、企業が保有する資産を有効に活用できておらず、非効率的な経営などにより、保有する資産に対して株価が割安に放置されている企業に投資をし、資金を成長のために投資に使うことで、企業価値を向上させるよう促したり、使い道のない資金を株主に還元し株主価値を引き上げる提案などを行なうものです。

M&Sは2016年の設立以降、毎四半期プラスの運用成果を出しており、パフォーマンスはいずれもTOPIXやNYダウなどの主要指標を大きく上回るものになりました。

これは市場の乖離に着目した投資先の選定と、企業価値・株主価値向上への積極的な働きかけによる相乗効果と言えます。

目先の株価ではなく企業が持つ本来の価値を基準として、割安と判断できる銘柄に投資する手法は、投資基準が明確になることで、損切りや狼狽売り、ナンピン買いなど、個人投資家が陥りやすい失敗を減らすのに効果的といえ、参考にすべき手法と言えます。

ただアクティビストとして、投資先企業へ戦略的に関与し、積極的に議決権を行使することにより、自ら企業価値や株主価値の向上へ働きかけることは、資金力のない個人投資家ではなかなか真似できない部分もあります。

個人投資家としては、アクティビストの投資先選定の方法を参考に、自分で商品を購入し値上がりを待つという方法のほか、M&Sなどアクティビストに出資し、企業価値・株主価値向上への積極的な働きかけによる相乗効果によって高いリターンを享受する方法もあります。

アクティビストへの出資について興味があれば、一度資料を請求してみるのもよいでしょう。

個人投資家に多い失敗は、投資判断の基準が曖昧であることが大きな原因。そのため、投資における失敗を減らし、失敗した場合の損失をなるべく抑えるには、投資判断の基準を明確にすることが大切になってきます。

公式サイト:M&S

まとめ

いかがでしたでしょうか。

個人投資家に多い失敗は、投資判断の基準が曖昧であることが大きな原因です。そのため、投資における失敗を減らし、失敗した場合の損失をなるべく抑えるには、投資判断の基準を明確にすることが大切になってきます。

その際、企業本来の価値を基準とするのが、目先の株価に惑わされないためのポイントになります。また高いパフォーマンスを上げるアクティビストの手法も参考になります。

関連記事
株主としての地位を裏付けとして、企業にさ
会社員の方なら、人生で一番大きな買い物が

証券会社、生損保代理店での勤務を経てファイナンシャルプランナーとして独立。

(保有資格)1級FP技能士・証券外務員一種
(試験合格)宅建士・行政書士

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今話題の高利回り資産運用

ビックトレーダーズおすすめ投資会社5選