【2022】投資本のおすすめは?初心者向け・考え方・投資信託・株式投資別20選

「投資を始めたい。何かおすすめの本はない?」「投資本はたくさん種類があって選ぶのが大変。自分にあったおすすめ本を知りたい」投資本を読み、投資の基礎知識を身につけたいとは思っていても、投資本にもいろんな種類があるため、悩む方は多いですよね。

そこで当記事では学べる内容別におすすめ投資本と、適切な投資本の選び方について、わかりやすくご紹介しています。「投資に興味があるけど、何から勉強すれば良いのかわからない」という方、「投資で失敗したくない」という方は、ぜひ参考になさってください。

目次

【本は最高の自己投資】初心者こそ投資本を読もう

【本は最高の自己投資】初心者こそ投資本を読もう

投資を始めるときにはまず、複数の投資本を読むことをおすすめします。なぜなら、投資はギャンブルではなく、運やタイミングなどあいまいなもので利益を得る行為ではないからです。

投資とは成長する可能性のあるサービスやもの、企業にお金をかけて利益を得る行為です。投資家は投資対象の「成長」をあらゆる角度から分析して評価し、適切な投資判断によってリターンを得ます。

また、損失を避けるためのリスク対策も欠かせません。

 

こうした分析やリスク対策は、投資の勉強をしているからこそできることです。天性の勘があるとか運が強いとか、そんな実態のないもので儲けられるほど投資の世界は甘くありません。

最初は誰でも初心者です。そして、稼いでいる投資家ほど基礎的な勉強をしっかりしたうえで投資経験を重ね、独自の投資スタイルを築いています。

 

だからこそ、投資を始めるときはまず本を読み、さまざまな情報や知識、先人の知恵に触れ、勉強をすることが大切なのです。本で投資の本質を知り、基礎的な投資力を身につけたうえで、あなただけの投資スタイルを作るようにしてください。

投資本をおすすめする理由とは

投資本をおすすめする理由とは

投資本をおすすめするのは、圧倒的な情報量の違いやただ知識を得るだけではなく、理解力が身に付くなど、さまざまなメリットがあるからです。情報があふれる現代において、ネットの記事や動画など、投資の情報を得られるコンテンツや場所はたくさんあります。

しかし、本はただ情報を集めるだけのものではありません。理解力や思考力といった、投資に必要な力を養うことができるのです。

理由1:本は情報量が圧倒的に違う

まず、本とネット上の記事や動画では、圧倒的に情報量が違います。ネット上にある情報は新しく、誰でも簡単に、無料でアクセスできることが最大のメリットです。

しかし、手軽に読める反面、文章は長くても1万文字ほどのものが多く、情報が断片的になりやすいというデメリットがあります。その点、本の場合は情報量が多く著者の知識や考えをダイレクトに知ることができるので、より深い内容を学びやすいのです。

 

ネットだから誤りがあるとか、本だから内容が正しいということではありません。投資については、最初の基礎的な勉強が非常に重要になってきます。

だからこそ、ネットでの情報収集に加えより深い知識を得るために本を読むことが大切なのです。

理由2:お金に対する基礎知識・理解力・思考力が身に付く

投資本を読めば単に知識を身につけるだけではなく、理解力や思考力も鍛えることができます。

少しでも投資や金融商品に触れたことのある方であればわかると思いますが、投資にはさまざまな専門用語が付いて回ります。基礎用語が並ぶ金融商品の説明書や企業の財務諸表といった資料を読み解くためには、ある程度の理解力・そして思考力が必要です。

 

そして、読書は理解力や思考力を鍛えるのに最適なツールです。投資では、金融商品のパンフレットや重要事項説明書についてご自身で理解し、ご自身に必要な商品を見極め、判断することが大切です。

そのためにも、読書で基礎知識を身に着け理解力・思考力を磨くようにしてください。

理由3:先人の知恵や思考を学べる

ほとんどの投資本には、投資のプロである先人たちの知恵や、投資に対する深い思考、体験談が書かれています。

今はバリバリ稼ぐ投資家であっても最初は皆同じ素人であり、投資初心者です。そんな先人たちの失敗談から成功談まで、興味深い投資体験を読書によって疑似体験できるのは、投資本ならではの面白さではないでしょうか。

 

ただ、投資で成功したノウハウや小手先のテクニックを紹介するだけのコンテンツなら、ネット上に多数あふれています。しかし、投資を始めた経緯や失敗、失敗から成功に至るまでの体験談、投資に対する考え方などを掘り下げて学べるのは、情報量が多い本という媒体ならではの良さと言えます。

投資の先人たちがいかにして失敗から成功をつかんだのか、投資の経験談をたくさん読んでいくと、投資初心者であってもできる限り大きな失敗を避けることができるようになります。

 

これから投資を始めれば、相場の下落に直面したり魅力的な投資商品が出てきたり、投資判断に迷う場面はたくさんあるでしょう。どんなときでも冷静に判断し対処するためには、本を通じて投資の疑似体験を重ねるのが有効ですよ。

理由4:自身の投資スタイルを確立できる

投資本を複数読んでいくと、自身の投資に対する考えや投資スタイルを確立しやすくなります。世の中には多数の投資法があり、一つの投資法に対して複数の投資スタイルが存在します。

たとえば、株式投資ではデイトレードでハイリスク・ハイリターン投資をする方もいれば、株主優待目当てで長期保有する方もいます。デイトレードと株主優待投資、どちらが正解というのはありません。

 

大切なのは、自分の性格や資産、価値観に適した投資スタイルを貫くことです。投資スタイルがぶれている方ほど流行りや周囲に流されやすく、失敗しやすい傾向があります。

投資で失敗したくないなら、投資本で自身のぶれない投資スタイルを築くことが大切です。

 

何冊か読んでいけば、自分にはどんな投資スタイルが向いているのかわかるようになるでしょう。自分自身の考えに気づくためにも、投資本で内省することが重要ですよ。

投資本の選び方

投資本の選び方

ここでは、世に数ある投資本を賢く選ぶおすすめの方法を紹介します。

「気になる本を片っ端から読む」という方法も悪くありません。しかし、忙しい現代人が効率的に読書をしたいのなら、ご自身のレベルや状況に合わせて適切な本を選んでいくことが大切です。

 

また、投資本の中には儲け話やテクニックに終始していて、肝心の投資マインドを鍛えられない本もあります。時間を無駄にしないためにも、これからお伝えする投資本の選び方を参考になさってください。

選び方1:自身のレベルに適した投資本を選ぶ

投資本で学びと満足感を得るためには、今の自身の投資レベルに適した本を選ぶことが大切です。

投資についてある程度基礎知識がある状態で、自分が持っている知識と同等の内容を本で読んでも、満足度は薄いでしょう。そのため、自身の投資レベル、基礎知識の状況に適した本を選ぶことが大切です。

 

最近はネット書店の普及により、試し読みをせず本を購入する方が増えていると思いますが、できれば試し読みはしてください。最初の序文や目次、著者の考えなどを確認して、「今の自分が求めている内容が載っているかどうか」を事前に確認できれば、満足のいく読書体験ができるはずです。

選び方2:テクニックではなく「考え方」を学べる本を選ぶ

投資本でもっとも大切な基本は、テクニックやノウハウではなく、「考え方」を学べる本を選ぶことです。

小手先のテクニックやノウハウ、儲け話に終始した本では、投資の本質を学ぶことはできません。また過去にいくら儲けが出て成功したテクニックやノウハウがあったとしても、投資対象や相場の状況が変われば、儲けの度合いも変わってくるはずです。

 

投資本で学ぶべき内容は、投資対象の分析や投資判断、リスク対策をするうえで必要な知識を学ぶこと、自身の投資のスタイルを確立させることです。投資を続けていくための普遍的な基礎知識を身に着けてぶれない投資スタイルを確立すれば、どんな相場がきても冷静に対処できるでしょう。

過去の突飛な投資体験や数少ない成功事例を参考にして一攫千金を狙うのは、あまりにハイリスクです。

リスクを抑えリターンを出し続けるためには投資の基本を学び、自身の投資マインドを磨ける本を選んでください。

選び方3:一つの投資手法に対し複数の本を選ぶ

気になる投資手法があるときは、その手法に対して複数の視点から書かれた本を選ぶことが大切です。

先ほどお伝えしたとおり、株式投資でもデイトレードから株主優待狙いの長期投資まで、複数の投資スタイルがあります。「株式投資はデイトレードで稼ぐべき!」と主張する投資家もいれば、「素人は相場なんて読まずバイ&ホールドで長期保有しておくべき」と主張する投資家もいます。

 

投資の方法に正解はないので、自身の性格や価値観、リスク許容度に照らし合わせて最適な方法を選択するしかありません。そのためにも、複数の異なる考え方・価値観の本を読み、どの方法なら続けていけそうか、自分に合いそうかを探る必要があるのです。

本の良さは著者の考えや価値観、経験談をダイレクトに感じられる点ですが、本に書かれている内容はあくまで個人の主張にすぎません。そのため、興味がある投資手法に対してはまったく異なる主張で書かれた本を複数読むと良いでしょう。

さまざまな考えに触れたうえで、自分に適した投資スタイルとは何か?を見つけるようにしてください。

【お金の基本】を学べるおすすめ投資本5冊

ここでは、投資初心者向けに「お金の基本」を学べるおすすめの投資本をご紹介していきます。

これからご紹介する5冊では、投資に関する具体的な方法は書かれていません。しかし、お金とは投資とは何かを考えるために必要なマインドを備えられるようになるでしょう。

おすすめ1:金持ち父さん貧乏父さん

おすすめ1:金持ち父さん貧乏父さん
画像引用元:Amazon

ロバートキヨサキ氏のベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の改訂版で、なぜ投資が大切なのかを教えてくれる本です。

「金持ち父さん貧乏父さん」が教えてくれること

  • がむしゃらに働くだけではお金の悩みは解決できず、裕福にはなれない
  • お金の不安から解放され、自由に生きるためには働かずに得られる収入・資産を持つこと、つまり投資が必要不可欠

労働収入はいかに効率が悪いのか、投資の魅力とは何なのかに気づくことができます。「漠然とお金を増やしたいと思っているけど、どうすれば良いかわからない」「投資に対して、なんとなく怖い気持ちがある」という方におすすめですよ。

おすすめ2:誰も教えてくれないお金の話

誰も教えてくれないお金の話
画像引用元:Amazon

うだひろえ氏が描くコミック形式の初心者向けロングセラーで、お金について考えるきっかけをくれるお金の入門書です。

「誰も教えてくれないお金の話」が教えてくれること

  • 出産・子育て、住宅ローン、保険、年金など、生活のあらゆる場面でお金は必要
  • お金についての知識や常識があるかないかで、生活は大きく変わる

この本はコミック形式で、お金について何の予備知識もない初心者の視点で進んでいきます。かなり初心者向きですが、お金の基本について知らないと損をするということに気づけるはずです。

「就職したものの、収入の管理や貯金についてどうすれば良いのか悩んでいる」「結婚を機に、今後の出産やマイホーム購入、家計のことをきちんと考えたいと思っている」という方におすすめですよ。

おすすめ3:いちばんカンタン!資産運用の超入門書

いちばんカンタン!資産運用の超入門書

画像引用元:Amazon

ファイナンシャル・プランナーの湯之前 敦氏が書いた、資産運用の入門書です。

「いちばんカンタン!資産運用の超入門書」が教えてくれること

  • 資産運用は少額から、誰でも身近な方法で始めることができる
  • 資産運用の基本を知っておけば、資産運用は怖いものではない

入門書なので、資産運用の種類や基礎知識、専門用語を学べるのがポイントです。また運用を始める前段として、家計の見直しやクレジットカードとの付き合い方についても教えてくれます。

「資産運用の基礎知識を身に着けたい」「家計を見直して資産運用を初めてみたい」という方におすすめですよ。

おすすめ4:貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方

貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方

画像引用元:Amazon

ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川 美奈子氏が書く、資産形成の第一歩を投資信託で始めるための本です。

「貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方」が教えてくれること

  • 人生を通じてお金に困らないようにするためには、うまくお金と付き合い、管理し、増やしていくことが大切
  • 難しい知識やテクニックはなくても、投資信託を使えば簡単にお金を増やせる

竹川氏は投資信託の著作を多数出版されているため、この本ですすめられている資産形成の方法も投資信託です。ただいきなり投資信託をすすめているわけではなく、この本ではお金の基礎知識から資産形成に対する考え方を学ぶことができます。

「資産形成を始めたい」「投資信託に興味があるけど、お金に対する基礎知識がないので不安」という方におすすめですよ。

おすすめ5:節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本

節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本

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ファイナンシャル・プランナーの泉美智子氏と坂本綾子氏が書く、お金についての基本を徹底的に教えてくれる入門書です。

「節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本」が教えてくれること

  • お金には「稼ぐ」「納める」「貯める」「使う」「備える」「増やす」という機能がある
  • お金は生活に密接にかかわるため、働き方や生き方にあわせて考える必要がある

学校では教えてくれないお金との向き合い方、お金と賢く付き合っていく方法を、わかりやすい図解入りで教えてくれる基本書です。「お金って何?」「どんな機能があるの?」というところから、老後資金の準備方法まで広範囲の基礎知識を身に着けることができます。

「貯金や投資を始める前に、お金に対する基礎知識をしっかり身に着けておきたい」「家計の見直しを機に、ライフプランからお金の管理を考え直したい」という方におすすめですよ。

【投資に対する考え方】を学べるおすすめ投資本5冊

ここでは投資本でもっとも大切なポイント、「投資に対する考え方」を学べるおすすめの本をご紹介していきます。お金に対する基礎知識を身に着けたら、次は投資に対しどのように向き合っていくか、投資マインドを育てることが大切ですよ。

おすすめ1:これからの時代のお金に強い人、弱い人

これからの時代のお金に強い人、弱い人
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経営コンサルタントとして活動するサチン・チョードリー氏の、投資に対する基本スタンスを確立できる本です。

「これからの時代のお金に強い人、弱い人」が教えてくれること

  • お金に強い人と弱い人は、思考や行動に大きな違いがある
  • お金がたまらない人には、「たまらない思考」がある
  • 意識して習慣を変えるだけで、お金に強く、たまる人になれる

この本は投資に関するテクニックや方法、儲け話を教えてくれる本ではありません。お金を貯めたい、お金に強くなりたいのなら、意識改善をして習慣を変える必要があると気づかせてくれる本です。

「収入はそこそこあるのに、なぜかお金がたまらない」「投資やお金との向き合い方を見直したい」という方におすすめですよ。

おすすめ2:史上最強の投資家バフェットの教訓

史上最強の投資家バフェットの教訓
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世界的に有名な米国の投資家、ウォーレン・バフェット氏の含蓄に富んだ発言の数々をまとめた投資や人生に対する教訓本です。

「史上最強の投資家バフェットの教訓」が教えてくれること

  • お金持ちになりたいのなら、損失やトラブルを徹底的に避ける(リスク対策)こと
  • 愚かな経営者でもつとまる優良企業に、生涯添い遂げるつもりで投資する覚悟が必要

最強の投資家と言われるバフェット氏の発言の数々に解釈がついている本なので、自己啓発的な要素が強くなっています。発言の大半は株式投資について述べられていますが、投資にとどまらず仕事、人生について深い気づきが得られる内容です。

「著名な投資家であるバフェット氏の考えに触れたい」「周囲や流行りに流されてしまい、投資のスタンスが定まらない」という方におすすめです。

おすすめ3:となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

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富裕層マーケティングの専門家であるトマス・J・スタンリー氏とウィリアム・D・ダンコ氏の共著本です。名前のとおり、億万長者の正体を徹底的に分析・調査した本になっています。

「となりの億万長者」が教えてくれること

  • 億万長者の大半は普通の人々であり、堅実な金銭感覚を持っている
  • 見栄をはらず倹約に努めること、資産運用や投資をするための知識に力を入れることが大切

大金持ちと言っても元々は普通の人です。お金を手にした後も地に足がついた価値観を持つこと、そしてお金を確実に増やす資産運用や投資の知識に磨きをかけることの大切さに気が付けます。

「お金持ちになれるのは一握りの人間。結局運ではないのか」と考えている方にとって、投資を勉強するきっかけを与えてくれるのでおすすめですよ。

おすすめ4:バフェットとソロス勝利の投資学-最強の投資家に共通する23の習慣-

バフェットとソロス勝利の投資学-最強の投資家に共通する23の習慣-

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世界的に著名な投資家、ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスの投資哲学をまとめた本です。

「バフェットとソロス勝利の投資学」が教えてくれること

  • 投資方針に正解はない。事実、バフェットとソロスの投資方針は大きく異なる
  • 周囲に流されず、他人の意思に従って投資しないこと。絶え間ない日々の努力に裏打ちされた自身の意思を信じて投資することが大切

投資スタイルはまったく違う2人ですが、多大な富を築くまでにそれ相応の勉強を重ねてきたことがわかります。投資で成功するための近道はなく、勉強して自身のスタイルを確立させることがいかに重要なことか気づけるでしょう。

「いろんな投資ノウハウ本を読み、何が正解かわからず混乱している」という方にこそ、投資の本質に立ち戻れる本書はおすすめですよ。

「バフェットとソロス勝利の投資学」が教えてくれること

「バフェットとソロス勝利の投資学」が教えてくれること

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経済評論家であり独自の投資哲学によって株式投資を続けてきた、谷川 慶太郎氏の投資入門書です。

「シニア&初心者に捧げる 我が70年の投資哲学」が教えてくれること

  • 運やタイミングに左右されるギャンブルに必勝法はないが、投資は優れた投資法さえあれば利益を出せる

上記の「優れた投資法」とは何か?投資に対する心構えとは?という内容を1から丁寧に学べるのが、この本です。「退職金の使い道をどうしようか悩んでいる」「リタイアを前に、老後に不安が出てきた」というシニアや、リタイア前の投資初心者におすすめですよ。

【投資信託】を学べるおすすめの投資本5冊

ここでは、投資信託を始める際、投資するときにおすすめの本を紹介していきます。なお、投資信託など個別の金融商品の本は、先ほど紹介したお金の基礎知識や投資に対する考え方をしっかり学んだうえで、読むようにしてくださいね。

おすすめ1:最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則

最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則

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投資信託のアドバイザーとして多数の著作を持つファイナンシャル・プランナー、カン・チュンド氏の投資信託の基本書・入門書です。

「最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則」が教えてくれること

  • 投資信託はポートフォリオが重要
  • コストが安いインデックスファンドでの長期投資で確実にリターンを狙うことが大切

「投資信託とは?」という基礎的な知識や仕組みから具体的なポートフォリオの組み方まで、図解入りで初心者にもわかりやすく教えてくれる本です。わかりにくい専門用語も一つひとつ解説してくれているので、投資信託に初めて触れる方にとってはバイブルになるでしょう。

「投資信託を始めたいけど、ファンドとか基準価額とか、知識がないのでよくわからない」「ポートフォリオの組み方を知りたい」という方におすすめですよ。

おすすめ2:最新版 投資信託はこの9本から選びなさい

最新版 投資信託はこの9本から選びなさい

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独立系投資信託会社、セゾン投信の中野 晴啓社長が書いた投資信託の具体的な選び方がわかる本です。

「投資信託はこの9本から選びなさい」が教えてくれること

  • 価値のある投資信託とは、長期で国際分散投資ができ、低コストで純資産総額が右肩上がりなどの特徴がある
  • 中野社長おすすめのファンド9本が説明入りでピックアップされている

投資信託の初心者にもわかるように、長期投資の基本からインデックスファンド・アクティブファンドの違いまで解説されています。中野社長がおすすめするファンドが9本厳選されている点、選んだ理由が具体的に書かれている点が本書の特徴だと言えます。

投資信託について基礎的な勉強をしたうえで、「より具体的なおすすめファンドを知りたい」という方におすすめです。

おすすめ3:新・投資信託にだまされるな!

新・投資信託にだまされるな!

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投資信託の著作を多数持つ竹川美奈子氏の代表作であり、投資信託に対する考え方が根底から変わる本です。

「新・投資信託にだまされるな!」が教えてくれること

  • 世に販売されている多くの投資信託は、金融機関は儲けられて投資家は損をする、「だめな投資信託」である
  • 「だめな投資信託」の共通点は手数料が多いうえにリスクが高く、さらに税金を差し引くと実利が少ない

徹底的にだめな投資信託の本質、それを販売する金融機関と投資信託の関係や仕組みについて書かれています。実際に売られている販売商品の説明書きを図解入りで解説している点も、わかりやすいポイントでしょう。

「投資信託の選び方がわからないので、銀行や証券会社で相談したほうが良い?」と思っている方は、この本でまずだめな投資信託について学ぶのがおすすめですよ。

おすすめ4:お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

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個人投資家・ブロガーの水瀬ケンイチ氏の、初心者でもわかるインデックスファンドの入門書です。

投資信託の中でも、インデックスファンドで長期投資をしていくことを推奨しています。

「お金は寝かせて増やしなさい」が教えてくれること

  • 投資初心者が利益を得るのに最適な方法はインデックス投資(インデックスファンドへの投資)である
  • インデックス投資では、適切なポートフォリオを徹底的な低コストで組み、長期の視点で運用をしていくことが大切

金融機関など特定の団体に属する人間ではなく、個人投資家として実際に身銭を切ってきた作者だからこそ書ける本と言えます。「手間暇がかかる投資は性に合わない」「インデックスファンドに興味があるけど、難しくてよくわからない」という方におすすめですよ。

おすすめ5:ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

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バートン・マルキールが書いたインデックス投資推奨のベストセラー投資本です。株式投資という名前が入っていますが、本著では「数ある投資法の中でインデックス投資こそベストである」という一貫した主張が展開されています。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」が教えてくれること

  • 高度なテクニックや多大な投資資金を持たない一般の投資家にとってベストな投資法は、インデックス投資である
  • どれだけ分析を重ねても株式市場の相場を完璧に読み取ることはできない。魅力的な株式投資で一喜一憂するより、確実に市場の成長を感じられるインデックス投資が賢い選択である

インデックス投資が優れていると主張する本はたくさんありますが、本著はさまざまなデータから冷静に分析した結果を述べています。「なぜ投資信託の中でインデックス投資がおすすめなのかを知りたい」「投資信託に興味はあるけど、リスクはできる限り抑えて、長期でリターンを狙いたい」という方におすすめですよ。

【株式投資】を学べるおすすめの投資本5冊

ここでは、数ある投資の中でも人気があり王道でもある株式投資を学べる投資本のおすすめをご紹介していきます。

株式投資にはさまざまな投資スタイルがあり、ご紹介する投資本の主張もばらばらです。どの主張が正しいかではなく、さまざまな考えに触れることが大切なので、できる限り複数読むようにしてください。

おすすめ1:世界一やさしい 株の教科書 1年生

世界一やさしい 株の教科書 1年生

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経営コンサルタントとして活動するジョン・シュウギョウ氏が書いた、株式投資の入門書です。

「世界一やさしい 株の教科書 1年生」が教えてくれること

  • 株価はどうやって決まるのか、テクニカル分析やファンダメンタル分析とは何かがわかる
  • 株式投資を始めるうえで覚えておくべき基礎知識、ポイント、考え方がわかる

本書では初心者が抑えるべき株式投資の基礎知識や代表的な投資スタイルについても、初心者でもわかりやすく解説されています。ただ専門用語などを解説するだけにとどまらず、株価やチャートを見るうえで大切なポイントも書かれているのが特徴です。

「株式投資に興味があるけど、知識がまったくない」「以前にも株式投資の本を読んだことがあるが、専門用語が多く挫折した」という方におすすめです。

おすすめ2:スピードマスター 1時間でわかる 株価チャートの読み方

スピードマスター 1時間でわかる 株価チャートの読み方

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投資顧問会社出身であり、株式投資の経験も豊富にある戸松 信博氏の著作で、株価チャートの読み方を徹底的にわかりやすく解説しています。

「スピードマスター 1時間でわかる 株価チャートの読み方」が教えてくれること

  • 株式投資のチャートにはパターンとセオリーがある
  • チャートの構成要素を知り、ベストな売買タイミングをはかることが大切

チャートの読み方を図解入りで詳細に解説してくれているので、チャートで何を見れば良いのかがわかるようになります。「他の本でチャートの説明を読んでみたが、よくわからなかった」という方は、今までと違う点でチャートを見られるようになるのでおすすめですよ。

おすすめ3:株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書

株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書

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ファイナンシャル・プランナーであり、かつ公認会計士・税理士でも足立 武志氏のファンダメンタル分析に特化した本です。

「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」が教えてくれること

  • 株式投資の基本は、企業(銘柄)の本質的な価値を探るファンダメンタル分析である
  • 個人投資家は成長株と割安株を狙うこと、そのために四季報などで倒産危機、粉飾疑いのある企業を見つけ大損を回避することが大切

財務諸表の読み方がわからない初心者でもわかるようになる、具体的なファンダメンタル分析の方法がわかるようになるという本です。「四季報を見てもさっぱりわからない」という方でも、成長企業と危険な企業、双方の見極め方がわかるようになるのでおすすめです。

おすすめ4:億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

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何度もご紹介している世界有数の投資家、バフェットの優良株選定方法がわかる具体的な銘柄指南書です。

「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」が教えてくれること

  • 長期にわたり利益を生み出す有料銘柄とは、強いブランド価値を持つ企業の株である
  • 景気によって相場全体が下がったときこそ、絶好の投資タイミング

バフェットの投資スタイルの基本は優良株を見極めて長期保有することなので、銘柄分析が非常に重要です。本書では銘柄選定の具体的な方法が書かれているので、より実践的な内容になっています。

「株式投資を始めてみたものの、銘柄の選び方に不安がある」「売買のタイミングがよくわからない」という方にこそ、おすすめですよ。

おすすめ5:ピーター・リンチの株で勝つ[新版]-アマの知恵でプロを出し抜け

ピーター・リンチの株で勝つ[新版]-アマの知恵でプロを出し抜け

画像引用元:Amazon

米国の著名なファンド・マネージャー、ピーター・リンチ氏の個人投資家が株式投資で勝つための指南書です。

「ピーター・リンチの株で勝つ」が教えてくれること

  • 著名な投資家やプロのやり方を個人投資家がまねるのは困難であり、まねる必要もない
  • 個人投資家は素人という強みを活かし、プロが見向きもしない堅実な銘柄を探すべき

プロのやり方を個人投資家がまねる、参考にするのではなく、個人投資家の強みをいかして株式投資で収益を上げる方法について述べられています。株式投資の方法論というより、株式投資に関する心意気や考え方について気づくことができるでしょう。

そのため、「資金もテクニックもない個人投資家は、どんな投資スタイルがあっているのか知りたい」という方にこそおすすめです。

まとめ

まとめ

投資を始める際は、必ず複数の投資本を読むことをおすすめします。

本はただの情報収集ツールではありません。投資本は投資に関する基礎知識を身に着け、先人たちの深い知恵や興味深い投資経験を疑似体験できる場です。

読書量を重ねていけば、金融商品の説明書を理解する読解力、投資に関する思考力や判断力を養うこともできるでしょう。紹介した投資本を参考にご自身の投資スタイルを確立させ、ぶれない投資の軸を築くようにしてください。

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