株の買い方|口座開設してから具体的な注文方法まで

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「株に興味がある。株の買い方を知りたい」

この記事をお読みの方にはそのような方もいらっしゃるのではないでしょうか。

株の買い方を知ることは株式投資の第一歩と言えます。

この記事では、初心者の方でもスムーズに株式投資を始められるよう、証券会社の選び方から、売買の方法、株式チャートの見方、NISA口座など、株の買い方に関する話をご紹介しています。

メディア「BIGTRADERS」が徹底リサーチの上でまとめた内容なので、きっとご参考頂けることでしょう。

この記事が株取引の入門書としてご参考になれば幸いです。

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Contents

1、まずは取引口座を開設する!証券会社の選び方は?

数ある証券会社の中から、どのように取引する会社を選べばよいのでしょうか。証券会社の特徴は各社様々ですが、次のポイントについては確認しておきたいところです。

(1)手数料

1日の取引額によって手数料が各社異なります。あらかじめ、どれくらいの額の取引をしたいのかを明確にしておくと自分にとってメリットのある会社がどこかわかります。

(2)トレーディングツール

ネット証券の場合、自分で判断して売買を行わなければなりませんので、この「トレーディングツール」はかなり重要視されています。自分にとって使い勝手のよさそうなツールを扱っている会社を選ぶと便利です

(3)IPO

IPOとはInitial Public Offeringの略語です。「新規公開株」「新規上場株」などと言われます。証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。IPO株はかなりの確率で儲かるのでとても人気があり、購入できるかどうかは抽選で決まります。

また、どの証券会社でも取扱いがあるというわけではありません。IPO株はあらかじめ配分が決まっており、対象の証券会社で口座を作らない限り、抽選さえも受けられません。IPOに関心がある場合は、取扱いのある証券会社かどうか、そして当選しやすい会社かどうかを確認してから口座を作りましょう。

(4)商品ラインナップ

日本株以外の商品も購入してみたい、という場合は取扱商品についても注目しましょう。例えば外国株の取扱いがあるかどうか、投資信託はどうかなど、希望しているものがあるかどうかを確認した上で口座を開くことをおすすめします

証券会社によってメリット・デメリットがあります。自分の投資スタイルに合うように口座をもっておくと良いでしょう。通常、証券口座は1つではなく複数もっている人が多いです。取引額によって手数料も各社違いますし、ツールも各社それぞれです。

IPOに関心があるなら、抽選に通ることが重要なので複数の会社で口座を持っていれば確率は高くなります。快適な取引を目指すのであれば複数の口座保有をおすすめします。

2、おすすめの証券口座3選

ここでは初めて株取引をする、という方におすすめのネット証券を3社紹介します。

(1)SBI証券

SBI証券

①充実の商品ラインナップ

ネット証券でも一番のラインナップ数です。投資信託は2,000本以上、外国株などは様々な国に投資ができるようになっています。中国株などもあります。

②IPOが高確率で当選

ここ数年、IPO銘柄の取扱い数が1位と最多です(次点はSMBC日興証券です)。IPO株を購入したいのであればSBI証券は外せません。

③トレーディングツール「HYPER SBI」

チャートが見やすく、何より発注がしやすいので、初心者にもおすすめです。テクニカル指標やチャートも様々な種類がある上、スピーディーに注文しやすいことからデイトレーダーにも人気のツールとなっています。有料ですが、ひと月に1回以上の約定があれば無料になります

(2)楽天証券

楽天証券

①NISA口座利用時、手数料ゼロ

NISA口座で取引をした場合、税金が非課税になるという制度上のメリットだけではなく、日本株の取引手数料が無料、海外ETFの買い付け手数料も全額キャッシュバックされるという形で実質無料になります。

②トレーディングツール「マーケットスピード」

初心者でも使いやすいです。売買のタイミングを逃すことなく、スピーディーに注文できるようになっています。プロの投資家にも愛用者が多いです

③楽天ユーザーにメリットが多いサービスも

楽天スーパーポイントが貯まるのはもちろん、ATM手数料が月最大7回まで無料になるなど楽天ユーザーに嬉しいサービスがあります。楽天銀行も併せて利用すると普通預金金利が5倍になります。

(3)松井証券

松井証券

①NISA口座利用時、手数料ゼロ

NISA口座で取引をした場合、売買手数料がずっと無料になります。

②1日10万円まで手数料ゼロ

NISA口座以外の口座の場合でも、1日の約定金額が10万円までであれば手数料がかかりません少額取引の人にはありがたいサービスです

③投資信託「投信工房」

「ロボアドバイザーが資産運用をサポート」と銘打っている通り、8つの質問に答えるだけで自分に最適な運用プランを提案してくれるサービスがあります。「投信工房」というサービスで、人を介さないため、投資信託なのに手数料が劇的に安いです。投資信託にも興味があるという方にはおすすめです。

3、これで完璧!口座開設までの全手順

SBI証券の口座開設を例に手順を紹介します。郵送でも手続きできますが、ここではオンラインでの開設方法について紹介します。

(1)口座開設の申し込み

口座開設の申し込み
出典:https://m.sbisec.co.jp/eatiw011
口座申込のページにアクセスし、マイナンバーおよび運転免許証などの本人確認書類の提示方法を選びます。(もっている証明書の種類によっては書面で提出しなければならないこともあります。)

(2)情報の登録

情報の登録
出典:https://m.sbisec.co.jp/eatiw011
ログインして勤務先や出金先の金融機関などを登録します。

(3)「口座開設手続完了のご案内」の受取

(1)で本人確認書類の提示方法を「書面」にした場合、「本人確認書類届出書」を返送します。

(4)取引スタート

Eメールで書類審査完了の通知が届き次第、すぐに取引を開始することができます。もし本人確認書類をWEBアップロードかEメールで提出した場合は、本人限定受取郵便を受け取った日から取引することができます。

4、取引前に知っておきたい!株を注文する2種類の方法

具体的に売買注文を出す際、次のポイントを明確にしておくことが必要です。
①銘柄名
②「売り」or「買い」
③株数
④「指し値注文」or「成り行き注文」
上記3つについては、その言葉のとおりですが、④については初めて聞くという方もいるかもしれませんので説明しておきます。

(1)株を注文するときの2種類の方法

①「指し値注文」

例えば「1,000円で1,000株買いたい」というように値段をはっきりと指定して注文する方法です。

②「成り行き注文」

「指し値注文」とは異なり、値段を指定することなく注文する方法を言います。例えば、「(値段はいくらでもいいので指定せず)1,000株買いたい」というような注文の仕方になります。

対面型の証券会社で取引をしている場合、詳細な内容を担当者に伝えて注文を出しますが、ネット型の場合は全て自分で入力しておこないます。対面型だったら直接教えてもらえることも、ネット型の場合は全て自分で考えて行わなければなりません

ネット型の場合、口座の残金が少ないと買い注文を受け付けてもらえなかったり、買い注文の成立を自分で確認しなければならなかったり(状況によっては約定されないこともあります)といったこともありますので注意しましょう

ネット型は対面型と比べると不便なこともありますが、その分手数料は安いですし、24時間注文を受け付けてくれるので、投資家にとって便利な点も多いと言えます

5、チャートなどから判断できる!株を買うべきタイミング

株を買うタイミングというのは、値上がり傾向が見られる、いわゆる「上昇トレンド」のときです。「株価チャート」 を見ればわかります。ここではチャートの見方と、どういったときが上昇トレンドと判断するのかについて説明します。

(1)「株価チャート」の見方

「株価チャート」とは株価の動きが書いてあるグラフのことです。「ローソク足」「移動平均線」「出来高」で出来ています。

①「ローソク足」

株価の動きを表します。始値より上昇して終わったときは白の長方形(「陽線」と言います)、下落して終わったときは黒の長方形(「陰線」と言います)で表します。またその長方形の上下には線がついています。上下についている線のことを「上ヒゲ」、「下ヒゲ」といい、「上ヒゲ」が高値、「下ヒゲ」が安値を指します。

ローソク足
ローソク1本でどれくらいの期間の動きを表しているのか、チャートによって違いますので注意しましょう。ローソク1本で1日の動きのチャートを「日足チャート」、1週間の場合は「週足チャート」、1ヶ月の場合は「月足チャート」です。

②「移動平均線」

株価の平均値をグラフにしたものです。株価の大まかな動きを把握するのに役立ちます線が上を向いているか、下を向いているかでトレンドを判断できます

③「出来高(できだか)」

通常、株価チャートの下方には棒グラフが書いてあります。この棒グラフは「出来高」を指しています。「出来高」とはその株の売買がどれくらい行われたのかを表しているので、人気があればあるほど棒グラフは高くなります

(2)株を買うタイミング「上昇トレンド」とは?

基本的に、株を買うのは「上昇トレンド」のときにしましょう。大きな損失を避けたい方は、基本に忠実に売買するようにしましょう基本とは「上昇トレンド」の時に買って、「下降トレンド」になったら売る、というスタイルです

では上記で説明した「株価チャート」から「上昇トレンド」を判断してみましょう。判断基準は次の2つです。

①ローソク足が右肩上がりに動いていること

②移動平均線が上昇していること

株価チャートが次のようになっているときが「上昇トレンド」だと思ってください。

6、口座を利用すれば税金がかからない!

証券口座を開設するだけではなく、非課税になるNISA口座も作って上手に利用してみましょう。ここではNISAについて詳細に紹介します。人によってはNISAの特徴がメリットにもなりデメリットにもなりますので、詳細をよく確認してください。

(1)NISAとは

通常、売却益、配当・分配金に対して約20%の税金がかかってきます。NISA口座を利用することにより、そこで購入した株や投資信託などから得られる売却益、配当・分配金にかかる税金が非課税になる制度です。NISAの詳細は次の通りです。

①非課税期間は投資を開始した年から5年間

・・・5年を経過すると課税口座への払い出しになるか、非課税投資枠の上限金額まで翌年の枠に移管が可能です。制度継続期間は平成26年から平成35年までの10年間です。

②限度額(非課税になる投資枠)は年間120万円

年間120万円までの投資について売却益、配当・分配金にかかる税金が非課税となります「残高」ではなく「投資額」であることに注意してください。例えば、株を50万円購入し、その後150万円になったとします。「120万円を超えたからもう非課税投資枠がなくなった」ということにはなりません。投資額はあくまで50万円です。非課税投資枠は残り70万円、ということになります。

※平成28年度から非課税投資枠が120万円に引き上げられています。それ以前は100万円でした。

③確定申告が不要

NISA口座の損益については、税務上ないものとみなされるため、確定申告は必要ありません。この点についてはメリットでもありデメリットでもあります。通常、NISA以外の口座の場合、投資における利益と損を相殺できるシステムがあります。複数の口座を持っている場合、トータルで損をしている場合は確定申告すれば税金がかからないで済むのです。

しかしNISA口座についてはこの損益通算ができないので、税金を多く払うことになる可能性があります。また、通常NISA以外の口座で損をした場合、確定申告をすれば3年間まで損失繰越控除が受けられます。その制度についてもNISA口座においては利用することができません。もし複数の口座を使って取引を考えている場合などはかえってデメリットになる可能性があります

とはいえ確定申告不要、会社によっては売買手数料が無料になるなど、メリットもたくさんあります。上手に利用しましょう。

④全ての金融機関を通じ、1人口座

・・・平成27年以降、年単位であれば金融機関を変更することができるようになりました。具体的な手続きの機関ですが、変更したい年の前年の10月1日から変更希望の年の9月30日までに手続きが必要なので注意しましょう。

※NISA口座は日本在住の満20歳以上の人が利用可能です。20歳未満の人はジュニアNISAという制度が別途ありますので確認してみてください。

(2)NISA口座の開設方法

証券口座開設と同様SBI証券を例にして紹介します。

SBI証券の総合口座を開設

NISA口座開設の書類請求

申込書記入・返送(2013年1月1日時点の住所のわかる「住民票」または「住民票の除票」、そして本人確認書類の写しも必要です。会社によってはマイナンバーカードの写しも求められます。)

税務署に申請、確認

口座開設完了

 通常、どの金融機関でもNISA口座のみの開設というのができません。そのため証券口座を持っていない人は、口座の開設からスタートとなります。

まとめ

今回は、株取引についてお話させていただきました。

証券会社の特徴は各社様々ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。初めての取引で重要なのは使いやすいサービスが揃っているかどうかという点です。自分にとって使い勝手が良さそうだと思える証券会社を選んでいただきたいと思います。また長い目で見れば、手数料や商品ラインナップの幅も非常に重要です。自分の考える投資スタイルにあった証券会社を探してください。どうしても不安だという方は、対面型の証券会社で口座開設すると様々なアドバイスが受けられます。

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株式投資、FXの経験が4年~の個人投資家です。
「金融・ファイナンス・経済・時事ニュース・投資」の記事を中心に執筆しております。

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