【2019年版】ベトナム株再浮上中!日本で買う方法とメリット・デメリット

  • 2019年3月18日
  • 2021年10月15日

今、投資家の中で人気を集めているのがベトナムです。

産業の発達も著しく、右上がりの成長を続けています。

2019年に入って一時落ち込んだ市場も再浮上し、ベトナム市場の関心が集まっています。

今回は、ベトナムの魅力とどんな企業の銘柄が上場しているのかについてご紹介していきます。

あなたの投資銘柄のご参考にしていただけましたら幸いです。

1、ベトナム株の基礎知識

ベトナムは南シナ海に面した東南アジアの国で、ビーチや仏塔など観光地として訪れる方も多いです。

仏教徒が多いため、親日国としても知られています。

近年ベトナム産業の発展が世界的に注目されており、海外諸国の大手企業が次々にベトナムに生産拠点を築いています。

第二の中国とも呼ばれるほどで、投資家たちの間でもベトナム株への投資が流行っています。

2、【2019年再浮上中】ベトナム株の動きに注目

ベトナム株の今後を占うVN指数に着目してみます。

 

(1)VN指数とは

ホーチミン証券取引所に上場している全銘柄で構成された指標になります。

日本でいうTOPIX(東証株価指数)で経済の動向を読み取ることのできる指標です。

参考:VIET KABU

https://www.viet-kabu.com/data/chart.php?t=hcm

(2)VN指標の動き

激しい値動きからもわかるように、

世界中の投資家が他のマーケットよりも、ベトナム市場に注目していることが読み取れます。

現在、ベトナムの市場格付けは「フロンティア」ですが、1、2年以内に「エマージング」に引き上げられる可能性も十分にありえます。

そうなるとさらなる景気拡大が見込まれるので、まだまだベトナム株躍進の好材料は残っています。

あわせて読みたい!

3、ベトナム株の経済指標

経済指標に着目すると、ベトナムが高度な経済成長の真っ只中にいることが分かります。

ベトナムの一人当たりのGDPを見てみると、2005年は700ドル程度であったのに対し、2015年には2000ドルを超えています。

わずか10年で国民の生産量が3倍にもなっているのです。(ちなみに日本は2005年から2015年で約1.3倍です)

また、人口も右肩上がりで伸びており、現在は90百万人を超え失業率も年々低下してきています。

平均年齢が28歳と若く、まさに今後の産業の発展が期待できる国なのです。

4、ベトナム株式投資の魅力とデメリット

ベトナム株式投資の魅力とデメリットを解説します。

あわせて読みたい!

(1)魅力

ベトナム投資の魅力は右肩上がりの成長にあります。

ベトナムの国民性としては勤勉でまじめな方が多く、若い人口も多いです。

そこに目をつけた海外企業が続々とベトナムでビジネスを展開しており、経済の好循環が巻き起こっているのです。

また、ベトナムは第一次産業、第二次産業、第三次産業それぞれがバランス良く発展しています。

食料自給率も高いので、安定した高度経済成長が期待できます。

(2)デメリット

新興国投資全般に言えることですが、得られる情報は国内の情報と比べて圧倒的に少ないです。

本やインターネットでもなかなか情報が得られませんし、ベトナム市場の急激な成長に伴って掴んだ情報が古い場合もあります。

いかにして正確な情報が集められるかがベトナム株投資のカギとなります。

記事後半でオススメのサイトを紹介しているので、参考にしてみてください。

5、ベトナム株の銘柄の選び方とオススメ10銘柄

ベトナム株の銘柄選びとしてはインフラ系がオススメです。

人口が右肩上がりで増えているならば、インフラが不可欠になっていくためです。

インフラ系の銘柄は安定しているので、長期保有目線で購入すると良いでしょう。

また、中国の銘柄を参考にするのもオススメです。

第二の中国と呼ばれるベトナムならば、かつて中国で人気のあった銘柄と似ている銘柄を探せば、今後の値上がりが期待できるという算段です。

具体的にオススメの10銘柄を解説します。

(1)ビナミルク(VNM)

市場シェア75%を誇る乳製品、食料加工品の製造販売会社です。

ホーチミン証券取引所でトップクラスの時価総額を誇る企業です。

(2)ビングループ(VIC)

不動産開発やオフィス賃貸など幅広く事業展開をしている企業です。

病院ビジネスや教育ビジネスにも参入しており、不動産業界トップを誇ります。

(3)ビンコムリテール(VRE)

商業施設運営会社です。

上記のビングループのグループ会社であり、去年上場したばかりの急成長銘柄です。

(4)サイゴンビール(SAB)

ビール最大手の企業です。

ベトナムでは消費されるアルコールの94%がビールということもあり、安定した需要を狙える会社です。

(5)サオタ食品(FMC)

水産物の加工や輸出、水産養殖ビジネスを手がける会社です。

配当金が高いことで有名で約15%にもなります。

(6)ベトコムバンク(VCB)

国営のメガバンクでしたが、2006年から民営化されました。

ベトナム最大手の金融系銘柄ということでホーチミン取引所での時価総額もトップクラスです。

(7)ホアファット グループ(HPG)

製鋼から養豚まで幅広い事業を手がけています。

売上高・利益ともに年々増加しており好調な企業です。

(8)ホアセン グルーブ(HSG)

上記ホアファットグループの競合です。

米国や日本、ASEAN諸国への輸出ビジネスが好調です。

(9)ベトジェット航空(VJC)

ベトナムの最大手の航空会社です。

昨年2月に上場したばかりですが、海外渡航需要が上昇していることからも今後の大きな値上がりに期待できる銘柄です。

(10)サイゴン証券(SSI)

ベトナム最大手の証券会社です。

日本の大和証券が筆頭株主です。

ベトナムの産業の発展に伴って証券会社のビジネスも大きく前進するので、期待の銘柄です。

6、ベトナム株購入はSBI証券がオススメ

ベトナム株の購入を検討している方はSBI証券がオススメです。

他の主要なネット証券(楽天証券、マネックス証券、松井証券、カブドットコム証券)ではベトナム株を取り扱っていないためです。

ただし、新興国株ということで取引手数料は割高です。

約定代金の2%が取引手数料となるので短期売買には向きません。

中長期的な目線でベトナム株に挑戦するとよいでしょう。

SBI証券の口座開設料は無料なので、まだ開設していない方はとりあえず開設しておいて損はありません。

ベトナムのマーケットの情報にもアクセスしやすくなるので、情報収集にも役に立ちます。

 

過去10年来の最高値を今年更新しています。

2月に起こった世界的なVIXショックの影響で一時下げるものの、急回復を見せています。

世界中の投資家が他のマーケットよりも、ベトナム市場に注目していることが読み取れます。

現在、ベトナムの市場格付けは「フロンティア」ですが、1、2年以内に「エマージング」に引き上げられる可能性も十分にありえます。

そうなるとさらなる景気拡大が見込まれるので、まだまだベトナム株躍進の好材料は残っています。

7、ベトナム投資をすでに始められている投資家さんのブログ

ベトナム投資のように情報の少ない新興国投資に挑戦する場合、実績を公開している投資家たちのブログを参考にするのがオススメです。

以下ご紹介します。

(1)三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた

三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた

サラリーマンがセミリタイアを目指すブログです。

あらゆる国の株に満遍なく投資しており、ベトナム株もサオタ食品(FMC)に投資して高い配当金額を記事にして公開しています。

(2)ベトナム株はどうでしょう

ベトナム株はどうでしょう

ベトナム株の基本的な説明から、Twitterから抽出した最新の市況情報までを配信しています。

ベトナムの情報を収集するためにはチェックしておいて損はないでしょう。

(3)ベトナム株バフェット流銘柄分析~プラス2億円を目指します

ベトナム株バフェット流銘柄分析~プラス2億円を目指します

ベトナム現地の発信情報を日本語に解釈して発信してくれています。

バフェット流の銘柄分析を徹底していて参考になります。

8、ベトナムの情報を毎日更新するサイト「VIET KABU」

VIET KABU

ベトナム株に挑戦するならば、できるだけベトナムの情報を仕入れる必要があります。

以下のサイトがオススメです。

ベトナム現地から生の情報を毎日発信!ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

国内で最大のベトナム株メディアです。

まずはここで銘柄を検索し、関連するニュース記事をチェックするとよいでしょう。

まとめ

ベトナム株の魅力や筆頭銘柄を紹介しました。

新興国投資は大化けする可能性を大いに秘めています。

正しい情報を集めて積極的に挑戦してみましょう。