バリューファンドとは?今人気のオススメバリューファンド5選

さまざまな運用スタイルのあるファンドの中でも人気のバリューファンド。

ここではバリューファンドが人気を集める理由と注目のバリューファンドをご紹介します。

1、バリューファンドとは

バリューファンドとは、本来の企業価値に対して株価が割安な株(バリュー株)を投資対象とする、バリュー投資を行うファンドのことです。

バリュー投資とは、割安株(バリュー株)に株価は長期的にみて企業価値を適正に反映した水準へ上昇するという考えに基づいて投資を行うもので、著名投資家ウォーレン・バフェット氏をはじめ多くの投資家が実践する投資手法です。

(1)バリューファンドのメリット

たとえば株価純資産倍率(PBR)が1倍を下回っている割安株の場合、その株をすべて買い占めてその企業買収し、保有している資産をすべて売却すれば理論上利益が出る計算になります。

このようにバリュー投資では、企業の本来の価値(上記のケースでは保有資産)という裏付けがあるため、下値リスクが限定されるメリットがあります。

また企業の成長性という不確実な要素をもとにしたグロース投資(成長株投資)に比べ、バリュー投資は確実性の高い投資手法と言えます。

(2)バリューファンドのデメリット

バリュー株には、将来の成長期待に乏しい、あるいは資産を有効に活用できていなかったり、規模が小さく投資家の注目が集まりにくいといった問題を抱えた銘柄も少なくありません。

それゆえ本来よりも安く株を買えるのですが、このような問題が解消し、投資家の注目が集まるまでには通常時間がかかります。

この成果が得られるまでに時間が必要という点がバリューファンドのデメリットになります。

これに対して、バリュー投資を行う投資先企業に対し株主還元や成長投資など効率的な資産の活用を企業に提案するなど、自らの働きかけによって早期の利益実現を図るアクティビスト(もの言う株主)などもいます。

またバリューファンドは投資銘柄を選定して投資し、市場平均を上回る運用成果を目指すアクティブファンドであり、市場平均(株価指数等)に連動した運用成果を目指すインデックスファンドに比べ、運用コスト(信託報酬等)が高い傾向があります。

2、国内バリューファンドおすすめ5選

ここでは多くの国内バリューファンドがあるなかから、おすすめのファンドをピックアップしてご紹介します。

(1)日本小型株ファンド (大和住銀投信投資顧問)

 日本小型株ファンド (大和住銀投信投資顧問)
東証一部銘柄を除く国内小型株(JASDAQ・東証二部・マザーズ等上場株式)を主な投資対象とする。綿密な企業分析によるボトムアップ・アプローチにより、「ファンダメンタル価値に対して株価水準が割安と判断する銘柄」および「将来収益への成長期待が高く、成長の持続力があると判断する銘柄」を選定して投資する。年1回決算(6月)。
基準価格
(2018/9/4)19,806円トータルリターン
(3年・年率)20.49%信託報酬率
(税込)1.64%

(2)日本好配当株オープン(大和住銀投信投資顧問)

日本好配当株オープン(大和住銀投信投資顧問)
日本株を主な投資対象とし、予想配当利回りの水準に着目しつつ、配当の安定性や成長性、企業の業績動向、株価のバリュエーション(割安性)などをもと銘柄選定を行う。年4回決算(1、4、7、10月)。
基準価格
(2018/9/4)12,321円トータルリターン
(3年・年率)5.06%信託報酬率
(税込)1.17%

(3)日本好配当株投信(野村アセットマネジメント)

日本好配当株投信(野村アセットマネジメント)
日本株を主な投資対象とし、配当利回りに着目して、高水準のインカムゲインと中長期的な値上り益の獲得によるトータル・リターンの追求を目指す。予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を中心に、配当の安定性や成長性、企業業績、株価の割安性等を勘案し、銘柄を選定。銘柄分散、業種分散に配慮し、ポートフォリオを構築する。年4回決算(1、4、7、10月)。
基準価格
(2018/9/4)13,201円トータルリターン
(3年・年率)4.92%信託報酬率
(税込)1.19%

(4)日本好配当株投信(野村アセットマネジメント)

好配当優良株ジャパン・オープン(三菱UFJ国際投信)
国内上場株式を主な投資対象とし、連続増配銘柄のうち好配当優良株への投資により、高水準のインカムゲインの確保と中長期的な値上がり益の獲得を目指す。好配当優良株の選定には、連続増配銘柄に着目した計量的なアプローチ(定量評価)とともに、業績動向等の定性評価を活用する。年4回決算(1、4、7、10月)。
基準価格
(2018/9/4)22,137円トータルリターン
(3年・年率)6.35%信託報酬率
(税込)1.13%

(5)システム・オープン(三菱UFJ国際投信)

システム・オープン(三菱UFJ国際投信)
日本株式市場の全体的な動きと成長を捉えることを目指して、金融商品取引所第一部上場株式に投資する。銘柄の選定においては成長性、収益性、安定性、市場性などを基準に、業種分散を配慮して決定する。年1回決算(5月)。
基準価格
(2018/9/4)10,559円トータルリターン
(3年・年率)4.15%信託報酬率
(税込)0.81%

出所:モーニングスター

まとめ

バリュー投資は、本来の企業価値という裏付けがあるため、比較的確実性の高い投資手法です。

しかし、投資する銘柄が割安であるかを判断するにはさまざまな情報をもとにした詳細な分析が必要であり、バリュー投資の難しさでもあります。

自分では割安性の判断が難しいのであれば、バリューファンドへ投資するのもひとつの選択肢です。

バリューファンドへ投資すれば、運用のプロがバリュー投資を行うのと同じ運用成果が期待でき、下値リスクを抑えながら長期的な資産形成が可能となります。

投資先のひとつとして、バリューファンドを検討してみてはいかがでしょうか。