株の口座開設方法と自分にあった口座の選び方の3つのポイント

  • 2018年2月15日
  • 2021年10月15日

株取引を始めようと思ったとき、まず初めにやるべきことが証券口座の開設です。

とはいえ、いろんな証券会社があってどの証券会社を選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

証券会社にもそれぞれの特徴があり、どの証券会社を選ぶかは株取引を行う上で大切なポイントとなります。

この記事では、証券会社の選び方からおすすめの証券会社口座開設の流れまでを詳しく解説していきます。

今回の内容が、これから口座開設をお考えの方、証券会社選びに迷っている方のご参考になれば幸いです。

 

1、取引する証券会社の選び方の3つのポイント

まずは取引する証券会社を選ぶ際のポイントとなる項目について確認しておきましょう。

(1)手数料

実際に株などを売買する際には「手数料」がかかります。この手数料は証券会社ごとに金額が異なっています。

同じ金額の取引でも、1回の手数料が100円程度の証券会社もあれば、1,000円以上かかる証券会社もあります。

そのため何回も取引を重ねるごとに負担は大きくなっていくため、手数料の安い証券会社を選ぶことがポイントとなります。

また、証券口座を持っているだけで「口座維持費」のかかる証券会社もあります。

以前は、口座維持費はかかって当たり前でしたが、口座維持費を無料にするネット証券の登場で口座維持費無料化が進みました。

そのため今では口座維持費無料がスタンダードとなってきています。ただしすべての証券会社が無料というわけではないので、確認が必要です。

(2)取引のしやすさ(情報・取引ツール)

ネット証券の普及により、個人の株取引は、自分で情報を集めて取引を行うことが多くなっています。

そのためレポートやマーケット情報など、必要な情報をしっかりと提供してもらえる証券会社を選ぶ必要があります。

また、注文方法やチャートなど取引ツールの使いやすさもポイントとなります。

取引ツールが使いにくいと、より多くの取引を行うようになった際に不便なので、証券会社を選ぶ際にはしっかり比較する必要があると言えます。

(3)取扱商品

証券会社で扱っている商品は「株」だけではありません。

どのような商品を取り扱っているかは、証券会社によって違いがあるため重要な比較ポイントとなります。

特に、投資信託や外国株、IPO株(新規公開株)などの取り扱いの有無や取扱銘柄数については、証券会社によって差が大きくなります。

メインとする証券会社であれば、自分の取引したい商品を取り扱っており、なるべく取扱商品のラインナップの充実した証券会社を選びたいところです。

取扱商品が多い証券会社であれば、様々な商品の情報に触れる機会も増え、投資に対する視野が広がるといったメリットもあります。

2、オススメの証券会社5選

では、これらのポイントを踏まえてオススメの証券会社をご紹介します。

(1)SBI証券

投資信託やIPO株は取扱銘柄数ネット証券No.1、外国株も米国株・中国株など取扱数はネット証券最高水準、信用取引・金・FXなど充実の商品ラインナップを誇ります。

また取引手数料はネット証券最低水準、口座維持費・NISA口座維持費無料、投資情報、取引ツールも充実しています。

どの項目においてもネット証券最高水準といえる内容で総合力はNo.1、メイン口座としておすすめの証券会社と言えます。

(2)楽天証券

多くの個人投資家から人気を集めている取引ツール「マーケットスピード」をはじめ、投資情報の豊富さが特徴です。

また投資信託・外国株をはじめ、信用・先物OP・FXなど商品ラインナップもネット証券トップ水準です。

手数料も最低水準で、手数料の1〜3%がポイントで還元される特典もあります。

(3)松井証券

松井証券の大きなメリットは1日の合計約定金額が10万円以下なら手数料無料という点です。

一日信用取引についてはなんと手数料無料です。

手数料は1日定額プランのみですが、国内株を中心に少額で複数の銘柄に分散投資する方、一日信用取引をする方にはおすすめの証券会社です。

ただ商品ラインナップに関しては、外国株の取り扱いがないなどSBI証券や楽天証券には及ばない部分も見られます。

(4)岡三オンライン証券

定額プランの取引手数料は、現物・信用取引ともに約定金額20万円まで無料と格安です。

商品ラインナップの面ではこちらもSBI証券や楽天証券には及ばない部分もありますが、国内株を中心に少額で複数の銘柄に分散投資する方であれば支障はあまりないでしょう。

またトレードツールには定評があり、シンプルで使いやすさを重視した「岡三かんたん発注」は初心者におすすめの取引ツールです。

また、プロ並みの本格的取引が可能な「岡三ネットトレーダー」もあるため、レベルに応じてツールを選ぶことができます。

(5)マネックス証券

米国株の取扱数は圧倒的No.1、NISA対応、手数料も格安と米国株投資をお考えの方におすすめの証券会社です。

またIPO取扱数もネット証券随一、さらに完全平等抽選なので資産や取引数によらず当選機会があり、IPOを狙う方にもおすすめです。

オンラインセミナーやメールマガジンなど投資情報も豊富です。

3、一般口座・特定口座・NISA口座のどれを選ぶか

口座を開設しようとする証券会社が決まったら、いよいよ口座開設の申し込みの準備を始めます。

その前に特定口座を開設するかどうかを決めておかなければなりません。

特定口座のほかにも証券口座には、一般口座やNISA口座などがあります。

それぞれの口座がどういうものなのか、どれを選べばいいのか、ここで一度整理しておきましょう。

(1)一般口座・特定口座の違い

証券会社に口座を開設する場合には、まずは「証券総合口座」を開設することになります。

このときに特定口座を開設することを選択すれば、一般口座と特定口座の2つが同時に開設されます。

一方特定口座を開設しない場合には、一般口座のみが開設されることになります(後日特定口座の開設を申し込むこともできます)。

この一般口座と特定口座の違いは、確定申告に必要となる年間取引報告書(証券会社ごとの1年間の収入金額、取得費などを記入する書類)を誰が作成するという点にあります。

一般口座では、売買の記録をもとに自分で年間取引報告書を作成する必要があります。

一方特定口座では、証券会社がこれらの計算をして年間取引報告書を作成し、翌年の確定申告までに送付(あるいは電子交付)してくれます。

さらに特定口座では、税金を証券会社であらかじめ差し引き納税する源泉徴収ありの口座(源泉徴収口座)と、確定申告により納税する源泉徴収なしの口座(簡易申告口座)に分かれます。

源泉徴収口座では証券会社で納税まで完了するので、原則確定申告も必要ありません。

源泉徴収「あり」・「なし」については変更も可能ですが、特定口座内で株式などの売却や配当金を受け取っている場合には、翌年まで変更はできないため注意が必要です。

(2)特定口座(源泉徴収あり)を選ぶのがおすすめ

まず一般口座については、個人で株式投資を行う上で特にメリットはありませんので選択肢となりません。

では個人で株式投資を行う場合にどの口座を選べばいいかといえば、特定口座(源泉徴収あり)がおすすめです。

【特定口座(源泉徴収あり)の主なメリット】

  • 源泉徴収で課税が完了するため所得に加算されず、扶養や配偶者控除、社会保険料などに影響しない
  • 確定申告が原則不要(してもいい)
  • 確定申告をする場合にも、年間取引報告書を自分で作成しなくていい

源泉徴収で先に税金を引かれると、多く税金を払わなくてはならないのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、心配はありません。

同じ証券会社内であれば、利益と損失が通算された純利益額に応じた税金が徴収される仕組みとなっています。

また他の証券会社で損失が出た場合には、確定申告をして税金の還付を受けることもできます。

そのほかにも、譲渡損失の繰越控除を受ける場合や、利益が少ない(基礎控除や扶養控除の範囲内)場合など確定申告をした方が有利なケースもありますが、その場合には確定申告をすればいいのです。

(3)デイトレード中心なら特定口座(源泉徴収なし)も選択肢

源泉徴収によるデメリットとしては、運用の効率が落ちるということがあります。

例えば源泉徴収あり口座のAさんと源泉徴収なし口座のBさんが100万円で買った株を120万円で売却したとします。

Aさんの手元には、利益20万円から税金(簡単に20%とします)の4万円が差し引かれた116万円が戻ります。一方のBさんの手元には120万円すべてが戻ります。

源泉徴収なしの口座でも確定申告によって最終的には課税されることになりますが、Bさんは120万円、Aさんは116万円と運用資金に差がつくため運用効率に影響するのです。

多くの取引で利益を重ねていくデイトレードでは、運用効率が重要となるため、デイトレードを中心とする場合には源泉徴収なしも選択肢と言えるでしょう。

(4)NISA口座

個人で株式投資をするのであれば、開設してほしいのがNISA口座です。

NISA口座で株を購入した場合には、年間投資額120万円までの譲渡益、配当金が最長5年間(6年目以降新たなNISA口座に移行(ロールオーバー)した場合は最長10年間)非課税となる税制優遇措置を受けることができるため、この制度を利用しない手はありません。

このNISA口座を開設するには、まず証券総合口座を開設する必要があります。

またNISA口座は1人1口座しか開設できないので、どの証券会社で開設するかはしっかりと考えて選びましょう(変更は次の年から可能ですが、ロールオーバーできないなどのデメリットがあります)。


http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/overview/index.html

 4、新規口座開設をしてみよう

口座を開設する証券会社と口座の種類が決まれば、いよいよ口座開設の申し込みです。

ここでは新規口座開設におけるポイントについてご紹介します。

(1)申し込み前の準備

申し込みをする前に、必要なものを準備しておきます。

ほとんどのネットでは、以下のようなものが共通して必要となります。

①出金用の金融機関口座番号

本人名義の預貯金口座が必要です。

②本人確認書類・マイナンバーカード・印鑑

転免許証や健康保険証、住民票などを用意します。現在は、マイナンバー(マイナンバーカード、通知カード)も必要となります。印鑑はシャチハタやゴム印はダメです。

③本人のメールアドレス

(2)口座開設の申し込み

必要なものが揃ったら、口座開設を申し込みます。ここではSBI証券を例にみていきます。

①申込情報の入力

証券会社のホームページの口座開設フォームに、氏名や連絡先など必要項目を入力し、申込みを行います。

②本人確認書類・マイナンバーの提出

申込情報を送信した後、本人確認書類・マイナンバーを送付します。送付方法は「Web上でのアップロード」「メール」「郵送」から選ぶことができます。

③初期登録情報の入力

本人確認書類・マイナンバーの確認後、仮ID・PASSが発行されます。

仮ID・PASSを使ってホームページからマイページへログインできるようになるため、初期登録情報を入力します。

④「口座開設手続完了案内」の受け取り

初期登録情報を入力後、1~2日で正式な口座番号、ログインパスワード、取引パスワードが記載された「口座開設手続完了のご案内」が本人限定受取郵便で送付されます。

その受取後、取引ができるようになります。

5、今すぐ株取引を始めたい人向け証券会社

https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_sogoaccountflow_express.html

すぐにでも買いたい株があって口座開設まで何日も待てない!という方は、SBI証券であれば最短翌日に取引開始できます。

ただし、すぐに口座開設・取引開始するためには条件があります。最も重要となるのは極力「郵送」を挟まないということです。

【最短で口座開設・取引開始するためのポイント】

①申込情報はWeb上で入力する(申込書類を郵送で取り寄せない)

②本人確認書類・マイナンバーはWeb上でアップロードする(郵送しない)

③なるべく早い時間に申し込む(審査完了後、最短で当日中に完了案内が発送)

これらのポイントを押さえて申し込みを行えば、最短翌日に完了通知が到着し、取引を開始することができます。

6、知っておきたい!複数の口座を開設するメリット、デメリット

口座を開設する証券会社を絞りきれないという方は、複数の証券会社に口座を開設するという方法もあります。

複数の口座を開設するメリットとデメリットがありますので、それを知った上で複数口座を開設するか判断するようにしましょう。

(1)複数の口座を開設するメリット

①それぞれの証券会社の長所を活かせる

証券会社ごとに取扱商品や手数料など長所は異なります。

米国株に強いマネックス証券と外国株を取り扱っていない松井証券や岡三オンライン証券を組み合わせて、長所を活かしながら短所を補うといった方法も考えられます。

また証券会社によって発信される投資情報の内容も様々なので、複数の証券会社に口座を持っていればより多くの情報が得られます。

②IPO投資に有利

IPO株は高い確率で利益が出ることから人気が高く、ネット証券では購入するために抽選で当選する必要があります。またIPO株は銘柄ごとに証券会社の割り当て数が決まっています。

そのため複数の証券会社に口座を持っていれば、その分当選確率が上がり有利だと言えます。

③資産の分散

証券会社の資産と投資家の資産は別々に管理されているため、万一証券会社が破綻したとしても、基本的に資産が失われるリスクはありません。

ただ、資産を別の証券会社に移管するために時間がかかり、売買が制限されるといったことは考えられます。またシステム障害などで取引できないといったリスクもなくはありません。

そのような場合に、複数の口座に資産を分散していれば、リスクの軽減となります。

(2)複数の口座を開設するデメリット

①資産管理が面倒

複数の口座に資産が分散していると、どの銘柄をどの口座で持っているのか、全体でどのくらいの資産を保有しているのか、管理が面倒になります。

A証券では日本株、B証券では米国株など証券会社で使い分けをしたり、自分で資産管理簿をつけたりして管理する必要があると言えます。

② 証券会社間の損益通算には確定申告が必要

源泉徴収ありの特定口座内では、1年間の利益と損失は通算されて課税されるしくみとなっています。この通算は同じ証券会社内の取引でのみ行われます。そのためA証券の利益からB証券の損失を差し引いて通算するには、確定申告が必要となるという手間があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

それぞれの証券会社には特徴があり、手数料や取扱商品、取引システムの使いやすさなどから自分にあった証券会社を選ぶことがポイントとなります。

もしひとつの証券会社に決められない場合には、無理にひとつに絞る必要はなく、メリット・デメリットを理解した上で複数の証券会社に口座を開設するのも1つの手です。

この記事があなたの証券会社選びにお役に立てば幸いです。

株の口座開設方法と自分にあった口座の選び方の3つのポイント

株取引を始めようと思ったとき、まず初めにやるべきことが証券口座の開設です。

とはいえ、いろんな証券会社があってどの証券会社を選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

証券会社にもそれぞれの特徴があり、どの証券会社を選ぶかは株取引を行う上で大切なポイントとなります。

この記事では、証券会社の選び方からおすすめの証券会社、口座開設の流れまでを詳しく解説していきます。

今回の内容が、これから口座開設をお考えの方、証券会社選びに迷っている方のご参考になれば幸いです。