メリットばかりじゃない!投資信託の6つのリスクとリスクを軽減する方法

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投資信託に興味がある。でも始める前に投資信託のリスクを知りたい

あなたは今そうお考えではないですか?

これから投資信託を購入しようという段階ではどうしてもリスクが気になりますよね。

そこで今回は、投資信託を始めるにあたって知っておくべきリスクについて説明していきます。

リスクをきちんと理解して事前に回避策・軽減策を実施すれば資産運用の成功確率が格段に高まります

具体的に投資信託のリスクを軽減する方法も紹介しているのできっと参考になるはずです。

この記事がこれから投資信託を始める方のご参考になれば幸いです。


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1、高い?低い?他の金融商品と比較した投資信託のリスク

(1)投資信託のメリット・デメリット

投資信託とは、集めた資金を運用の専門家が株式や債券などで運用し、その成果を投資家に分配するという仕組みの金融商品です。

メリット、デメリットを簡単にまとめると次の通りです。

メリット デメリット
  • 少額から投資が可能
  • 分散投資が可能
  • 専門家による運用
  • 値動きが分かりやすい(基準価額が公表)
  • 金融機関が破綻しても保全される

  • 運用による価格変動のリスク(為替や金利変動などによる)
  • 価格がリアルタイムでは分からない
  • 手数料が高め
  • 即日換金はできない
  • 元本の保証なし

(※「リスク」は正確には「危険」ではなく「危険率」を意味します。「価格などの変動幅」と考えると分かりやすいでしょう。変動幅が大きければ大きいほど、得られるリターンも大きくなり、損失も大きくなります。)

投資信託にはメリットも多いですが、国内外の市場で運用しているため、基準価額は常に変動、つまり元本が保証されるものではありません。

そのため投資信託の安全性については100%とはいえません。

しかし制度上、投資信託の信託財産は分別管理されているので、万一、その資産を管理している信託銀行が破綻したとしても信託財産は保全される仕組みになっています。

販売会社、運用会社が破綻した場合も、信託財産には影響ありません。

そういう意味では他の資産運用方法と比較して安全といえます(運用において元本が保証されるという意味ではありません)。

(2)他の金融商品とリスク比較

投資信託は、市場で何に投資するかによって、その性質が全く変わってきます。

下記のイメージ図をご覧下さい。

投資信託とリスク

投資信託は様々なものに分散して投資しているため、その運用の中身によってリスク・リターンの程度が全く違います

例えば全てを海外の株式に投資しているファンドもありますし、ほとんどが先進国の債券で運用されているというようなファンドもあります。(「ファンド」・・・ここでは「投資信託」と同意です。)

上記図において株式よりも投資信託のリスク・リターン率を低めとしているのは、投資信託が「分散投資」されている金融商品だからです。

株式投資は通常個別銘柄を一つ一つ購入しますので、値動きがそのまま株価となります。

一方、投資信託の場合、仮に株式だけで構成されていたとしても様々な銘柄に投資されているため、リスクを抑えられますし、逆にリターンも抑えられてしまう、ということになります。

債券型についても同様の考え方で、上の図のようになります。

元本保証を絶対と考えるのであれば円預金や国債などしかありません。

リスクを負うのは不安だけど運用はした方がいいのではと考えている方は、まず債券型の投資信託でスタートしてみてはいかがでしょうか。

2、投資信託の具体的な6つのリスク


投資信託は国内外の株式や債券などで運用されています。

そのため各ファンドの基準価額(投資信託の価格のこと)は主に6つの要因によって変動するとされています。

具体的には次のようになります。

(1)価格変動リスク

株価や債券の価格は日々変動します。

国内外の政治経済情勢、企業業績等々が影響します。

(2)為替リスク

外国通貨建ての資産に投資をしている場合、必ず為替レートの影響を受けます。

例えば円高になった場合はマイナスに影響し、円安になった場合はプラスに影響します。

(3)金利変動リスク

金利が変動した場合も基準価額に影響します。

債券に投資をしている場合に関係してきます。

具体的には金利上昇は債券価格の下落につながり、金利下落は債券価格の上昇につながります。

また満期までの期間が長ければ長いほど、金利変動の影響を受けやすくなります。

(4)信用リスク(デフォルトリスク)

債券は国や企業が発行しているものです。

国が破綻したり、企業が業績不振、倒産などした場合、償還金や利息が条件通りに支払われなくなる可能性があります。

例えば2001年にアルゼンチンが事実上破綻しました。当時、日本の地方自治体にもアルゼンチン国債で運用していたところがあり、非常に話題になりました。

(5)流動性リスク

「流動性」とはすなわち換金しやすいかどうか、ということを意味します。

投資信託は株式や債券などで運用をしているため、市場で売買が成立しなければ換金できません。

もし売りたくても売れない可能性、時価よりも安くしなければ売れない可能性を「流動性リスク」と言います。

(6)カントリーリスク

海外の資産に投資する場合、その国の政治経済情勢などに基準価額は影響を受けます。

新興諸国において特にこの「カントリーリスク」が高いとされています。

新興諸国とはアジア、中南米、アフリカ、東欧、ロシアなどが挙げられます。

3、投資信託のリスクを軽減する方法


投資信託のリスクはゼロにはなりませんが、軽減する方法がいくつかありますので紹介します。

参考にしてみてください。

(1)長期投資

「長い期間で投資」するようにしましょう。

投資信託は基本的に長期投資が有効です。

短期的には値動きが大きいファンドがあったとしても、長期的に見れば値動きが小さくなります。

日々の値動きに一喜一憂せず、1年、2年、5年、10年となるべく長期的な視点で考えるようにしましょう。

(2)分散投資

株式との比較でお話したように、分散投資ができるということはそれだけでリスクの軽減につながります。

投資信託はそれ自体が分散投資されている金融商品ですが、投資内容の異なるファンドをいくつか持つことで更なる分散投資ができ、リスクが抑えられます。

組み合わせ次第ではローリスクハイリターンを狙うことも可能です。

(3)ドルコスト平均法

通常、安いときに買い、それよりも高く売れば利益がでるものです。

しかし日々値動きのあるものなので、売買の最適なタイミングを判断するのは中々難しいものです。

そこで一つの方法として「ドルコスト平均法」があります。

これは1週間ごと、1ヶ月ごとというように定期的に、同じ商品を決めた金額で購入するという方法です。

購入時期を分散するため、高いときもあれば安いときもあり、うまくいけば購入単価を下げることができます(逆もあります)。

4、その他ミドルリスク・ミドルリターンの投資を考えている方にオススメの金融商品

(1)株式投資

株式投資の場合、どのような銘柄かによってリスク・リターン率は変わります。ただ信用取引や先物取引などと比較した場合、それよりも程度は低いので「ミドルリスク・ミドルリターン」の金融商品として紹介させていただきます。

メリットとしては株価の値上がり益はもちろん、配当金、株主優待を受けることができます。

上場会社の数も多いので選択肢が多く、自分の好きな会社に投資することができるのは大きな魅力です。

また投資信託は運用をプロに任せる金融商品ですが、株式取引では全て自分の判断になりますので、それがメリットでもありデメリットとも言えます。

もし投資信託は手数料が高すぎる、とか物足りない、となってきた方には株式投資はおすすめです。

自己判断になる分、かかるのは売買手数料だけですし、うまくいけば安定したリターンを見込めるようになります。

(2)ETF

証券取引所で売買できる投資信託のことをETF(「上場投資信託」)と言います。

投資信託ではありますが、通常の投資信託とはかなり異なります。

メリットとしては通常の投資信託と異なり、株と同じように好きなタイミングで売買することが可能です。

リアルタイムで価格が動くので、1日毎に価格が決まる投資信託と違い、取引がしやすくなっています。

これは同時に価格変動が激しいということでもあるので、人によってはデメリットにもなるかもしれません。

またETFは手数料がかかります。

その点はデメリットであるかもしれませんが、オンライントレードの場合、手数料(取引手数料、信託報酬)をとても安く抑えられるので、メリットとも言えるでしょう。

内容によりますが、中には流動性リスクの高いものもありますので注意が必要です。

チャートや出来高を参考に判断するようにしましょう。

TOPIX連動型や日経225連動型のETFは分かりやすいので初心者の方におすすめです。

まとめ

投資信託は運用初心者でも手をつけやすい運用商品です。

リスクがほどよく軽減されており、保有ファンドによっては安定したリターンを得ることが可能です。

ただお金を動かしてみないことには運用感覚は身につきませんので、まずは少額からでも始めてみましょう。

大抵は1万円からですが、最近では100円からでもできる金融機関も出てきています。

もし余裕が出てきたら、株式取引やETFなどにも挑戦してみてください。

投資信託よりもコストを抑えられますし、リターンも得られるようになるといいですね。

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株式投資、FXの経験が4年~の個人投資家です。
「金融・ファイナンス・経済・時事ニュース・投資」の記事を中心に執筆しております。

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