企業の格付けと証券会社のレーティング情報を知って投資判断に生かす6つのポイント

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みなさんは、株式投資をしていますか?

株式投資で一番大切なことは「将来の価格を予想する」ことです。

そして、株式投資で勝つ方法はたった2つしかありません。

「値上がりしそうな株を買い、予想価格に到達したら売る」、もしくは「値下がりしそうな株を空売りし、予想価格まで下落したら買い戻す」です。

しかし、なかなかその予想が当たらずに困っている方も多いのではないでしょうか?

株価は非常に多くの要素(景気、為替、経営状態等)から価格が決まります。

それら要素から市場や投資家たちは株価を判断するのです。

その中でも、大きな判断基準となるのが企業に対する「信用格付け」及び「レーティング」と呼ばれる要素です。

両者を理解しているかどうかで株の勝率は変わってきます。

今回は、どこを検索しチェックすれば良いのか、その方法をご紹介します。

日々情報は変化します。

毎日確認する習慣を身につけることから始めてはいかがでしょうか。

今まであまりチェックしてこなかった方はぜひ本記事を読んで、投資のまた違った判断基準を覚えてください。

1、信用格付けとは?

よくテレビで「芸能人格付けチェック」のような特集が組まれています。

あれは芸能人のステイタスに対してランク分けをして視聴者が楽しむものですが、企業に対する信用格付けも同様な意味合いを持ちます。

金融庁の登録を受けた「格付け機関」が国や企業、特定の金融商品に対して信用格付けを行います。

ここでの格付けの基準(=信用)は、借金返済能力とも言えます。

例えば、国であれば国債を投資家に返せるかどうかで信用格付けが決まります。

格付機関は国内ではR&I(株式会社格付投資情報センター)、JCR(株式会社日本格付研究所)が有名です。

海外ではS&P(スタンダードアンドプアーズ)、Moody’s Corporation(ムーディズ)が有名です。

ひとまずこの4社の信用格付けをチェックするとよいでしょう。

投資家としては、できるだけ信用格付けが高い企業に投資したほうがリスクを低くできるので、投資の判断基準としてよく使われます。

企業としても、自分たちの信用格付けを上げることが投資家からの資金調達に繋がるので意識して経営に望まなければなりません。

2、格付けの定義は?

では、具体的に格付けはどのような定義で行われているか詳しく解説します。

まず前提として、上述した「格付け機関」によって格付けの定義が微妙に異なります。

ここでは例として、日本を代表する格付け機関であるR&I 格付け投資情報センターの格付け定義を挙げます。

以下公式ページからの抜粋です。

引用元 R&I 格付け投資情報センター

また、それぞれの符号に対して+や-の添字が付く場合もあります。

その場合は+の方が格上となり、-だと格下となります。

2018年2月末時点、AAAの団体は存在しません。

最高ランクはAA+となり、やはりNTTドコモ、キヤノン、JPX(日本取引所グループ)など日本を代表する大企業が選ばれています。

3、格付けの方法は?

格付けの方法はいずれの格付機関も似通っています。

企業のもつ「信用力」で格付けが決まります。

では、具体的にどのように信用力をはかるのでしょうか?

算出方法の基準は格付機関によってさまざまです。

例えばR&Iならば、以下の項目を総合的に判断し格付けを行います。

(1)事業リスク

事業から生み出されるキャッシュフローや資産価値の予測の不確実性を検証します。

(2)財務リスク

利益やキャッシュフローの水準、債務や自己資本の多寡など、収支・財務の状況によって債務償還が阻害されるリスクを検証します。

ざっくり言ってしまうと借金返済能力のことです。

引用元 R&I 格付け投資情報センター 信格付け関連

やはり企業の経営状態が格付けにも反映されます。

例えば、原子力事業の失敗で1兆円の負債を抱えてしまった東芝は当時三段階の格下げとなりました(BB-→B-)。

尚、現在はB+となっています。(2018/2/28時点)

4、証券会社の格付け(レーティング)とは?株価に影響を及ぼすか?

格付機関とは異なり、証券会社が行う格付けを「レーティング」と呼びます。

こちらも信用格付け同様、株価に大きく影響を及ぼすので要チェックです。

レーティングでは証券会社の証券アナリストが企業ごとに分析・調査を行います。

レーティングの評価方法は証券会社によって異なります

例えば大和証券だと「1〜5」の5段階評価となります。

1が最高となります。

レーティングが3だった企業が2になった場合、買材料と判断され株価が上がる傾向があります。

とはいえ、必ず株価が上がるとは言えません。

市場の予想がレーティングの上昇も織り込み済みの場合、実際にレーティングが上昇しても株価が上がらないこともあるからです。

逆に好材料出尽くしと判断され。売りが優勢になることもあります。

投資の世界には「噂で買って事実で売れ」という言葉があります。

レーティングが上がったからといって買ってしまっては遅い場合もあるので、注意が必要です。

5、証券会社の格付け(レーティング)の定義

レーティングはどのような基準で定義されるのでしょうか。

やはり、証券会社によって異なります。

例えば大和総研の場合、以下の基準でレーティングが決まります。

引用元 大和総研

証券アナリストが将来の株価を予測した際に、これらの基準に当てはめます。

証券アナリストも会社の業績や決算情報、社会景気を加味した上で判断を下すので、一般投資家にとっては投資の大きな判断材料となります。

6、レーティング情報をリアルタイムで確認する方法

できれば株価と同様、レーティング情報もリアルタイムで確認できるようにしておきましょう。

以下3つがオススメの投資情報サイトです。

(1)株式投資データボックス・レーティング

株式投資データボックス・レーティング

最新のレーティング情報が掲載されています。目標株価も掲載されているので株価予測の参考にするとよいでしょう。

(2)アセットアライブ株式情報

アセットアライブ株式情報

こちらも最新のレーティング情報が掲載されています。

検索窓から銘柄コード及び企業名で検索できるため、使い勝手がよいです。

(3)TRADERS WEB

TRADERS WEB

東京市場だけではなく、ニューヨーク市場や香港・上海市場の最新情報が掲載されています。

海外株に投資している方はもちろん、日本株のみ投資している方も海外動向は日本株に大きな影響を与えるので要チェックです。

まとめ

企業の格付け及びレーティング情報についてまとめました。

株式投資で大切なことは、将来の株価をいかに予測するかです。

格付け及びレーティング情報をしっかりと理解し、活用することでより正確な株価予測をたてることができるでしょう。

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