資産を増やすには知っておきたい6つのポイント&おすすめの運用・投資方法3選

「どうにかして資産を増やしたい」「今よりもっと資産を増やす方法はないかな?」こう思い、情報収集している方は多いのではないでしょうか。頑張って稼いだり、節約したりして蓄えた大切な資産を少しでも増やしたいと思うのは当然のことです。

とはいえ、博打(ばくち)やギャンブルのような方法には不安がありますし、できる限り確実に効率的に増やしたいものですよね。そこで、当記事では資産を増やす方法を収入アップと節約と資産運用に分けて、それぞれ体系的に解説していきます。

  • 運用で資産を増やすために重要な7つのポイント
  • おすすめの運用方法3選

もご案内していきます。

「資産を増やしたいけど、何から始めれば良いかわからない」という方はぜひ、参考にしてくださいね。

資産を増やす方法は大きく分けて3つ

資産を増やす方法は、大きく分けて

  • 収入を増やす
  • 節約して支出を減らす
  • 資産運用する

という3つの方法があります。それぞれ非常に重要なポイントなので、必ずチェックしておいてください。

方法1:収入を増やす

資産を増やすためにできる一番手っ取り早い方法が、収入そのものを増やすことです。入ってくるお金を増やせば貯蓄額も増やせますし、貯蓄額が増えれば資産は加速度的に増えていくでしょう。

具体的な方法としては、次の3つがあります。

  1. 転職やスキルアップで給与を増やす
  2. 副業や不用品売買でお小遣いを稼ぐ
  3. 節税対策で手取りを増やす

1.転職やスキルアップで給与を増やす

資産を増やしたいと思ったら、まずは転職やスキルアップによって給与そのものを増やせないかを考えてください。2020年現在、転職市場は空前の売り手市場が続いており、転職者には良い追い風が吹いています。

この追い風を武器に思い切って転職すれば、思わぬ給与アップにつながるかもしれません。また、ご自身の市場価値を把握するためにも、定期的な転職活動は大切です。

日々の収入の大部分を支える給与は、会社を変えれば簡単に変わるものですよ。

 

もちろん「今の職場環境が気に入っている」という方や、「まだ就職・転職後間もないため、現時点では転職は考えていない」という方もいるでしょう。そんな場合は、今いる会社で給与をアップできる方法がないか模索しましょう。

会社によっては、業務内容に直結する専門資格の取得により、資格手当を上乗せしている場合もあります。資格取得などのスキルアップは、後々転職したときにも有利に働くでしょう。

 

人生100年時代と言われる中、政府は定年後も高齢者が長く働く環境を整えています。これからは転職やスキルアップでご自身の価値やキャリアを高めることが、生涯の資産を増やすことにつながっていくはずです。

2.副業や不用品売買でお小遣いを稼ぐ

転職などによる給与アップが見込めない場合は、副業や不用品売買でちょっとしたお小遣い稼ぎをするという方法もあります。週に数回、本業が終わったあとに数時間副業をしたり不用品売買に充てたりする時間をやりくりできれば、月数万円ほどの収入を確保することが可能です。

「今の収入では貯蓄できる余裕がない」という方や、「比較的自由に使える時間がある」という方は、お小遣い稼ぎで手軽に収入アップを目指しましょう。

 

副業をする際におすすめなのは、ご自身のスキルや経験を活かせる副業、本業に役立つ副業をすることです。今はパソコンとネット環境さえあれば、インターネット上で副業したい人と仕事を依頼したい人を結び付けるクラウドソーシングサイトが利用できます。

複数のクラウドソーシングサイトに登録してみて、ご自身の本業に役立つ仕事がないか探してみると良いでしょう。

 

また、不用品売買も手っ取り早くお小遣い稼ぎができる手段の一つです。半年から1年以上使っていないもの、人からもらったものの使い道がなくて困っているものなどがあれば、断捨離を兼ねてお小遣い稼ぎしましょう。

不用品売買はネットオークションやフリマサイトなどのサイトを利用するか、リサイクルショップへの持ち込みをするという方法があります。値段を高く設定し利益を得やすいのは、ネットオークションやフリマサイトですが、すぐに収入を得られるのはリサイクルショップです。

副業と違って不用品売買は売るものに限りがあるため、一時的なお小遣い稼ぎという感覚で実施し、副業とあわせて行うことをおすすめします。

3.節税対策で手取りを増やす

多くの方が収入を増やすうえで見落としがちなポイントが節税対策です。「昇給しているはずなのに手取り収入が増えている実感がない」という方や、「給与が上がっても税金が上がるだけで手取り収入は大して増えてない」という方は特に、節税対策で手取り収入を増やすことが大切です。

手取り収入が増えない、もしくは目減りしている原因は度重なる増税と社会保険料の値上げが原因です。社会保険料の支払いを軽減することはできませんが、給与から引かれる所得税・住民税といった税金なら合法的に節約する方法がいくつもあります

  1. 確定拠出年金(企業型DC/個人型DC「iDeCo」)を利用する:老後資金の積み立てを目的に、投資信託への投資や保険・定期預金への積み立てをすれば、拠出した掛金が全額所得控除の対象になる→所得税・住民税を軽減できる
  2. 経済的に援助している年金暮らしの親を扶養に入れる:年金暮らしの親を税法上の扶養家族※にすれば、65歳以上の親は38万円、70歳以上の親で48万円(同居は58万円)の扶養控除が受けられる→所得税・住民税を軽減できる(※)
  3. ふるさと納税を利用する:ふるさと納税を利用して特定の自治体に寄付をすれば、寄付金のうち2000円を超える部分については所得税の還付や住民税の控除が受けられる→所得税・住民税を軽減できる

なお上記の節税対策を実施する場合は、世帯の中でもっとも納税額が高い方から優先的に行い、効率的に節税できるようにしましょう

増税や社会保険料の値上げは、この先いつまた起きるかわかりません。
手取り収入をこれ以上減らさず確実に増やすためには、こうした節税対策で少しでも税金を減らしていくことが大切なのです。

 

※年金暮らしの親(65歳以上)を税法上の扶養家族にするには、定期的な仕送りなど経済的な支援をしている実態があり、かつ親の年金収入が年158万円以下(合計所得金額38万円)という条件を満たす必要がある。

方法2:節約して支出を減らす

資産を増やすためには貯蓄や投資に回すお金を少しでも多く工面しなければなりません。そのためには、収入を増やしつつ、節約によって支出を減らすことが重要です。

支出を減らす具体的な方法は、固定費の削減や無駄な浪費をやめることです。

1.固定費を削減する

固定費とは、日々の活動内容にかかわらず毎月固定で発生する費用です。住宅ローンや家賃などの住居費、スマホやネット回線の通信費(基本料金部分)、生命保険料などが該当します。

固定費は毎月必ず支払わなくてはならない費用なので、節約を見落としている方が多いです。しかし、固定費は一度見直しすれば節約効果がずっと続きますし、ストレスなく見直しができるので手軽に支出を減らせる方法なのです。

 

たとえば、ガスは「都市ガス自由化」、電気は「電力自由化」によって複数の供給会社から自由に選ぶことができます。ご家庭のライフスタイルにあった都市ガスや電気供給会社に切り替えれば、光熱費の基本料金削減につながります。

スマホは格安SIMを提供する事業者(MVNO)に乗り換えれば、通信費を大きく削減できます。家庭のネット回線をポケットWi-Fiにし、外出の際はポケットWi-Fiを持ち歩けば、少ない通信プランでも快適にスマホを利用できるでしょう。

このように、ほんの少しの工夫と見直しで毎月の支出を節約する方法が、固定費の削減なのです。

2.無駄な浪費をやめる

資産が増えない理由は、収入と支出のバランスが悪いからです。もしも収入が少ないなら、そのぶん無駄な浪費をやめて、支出を抑えなければなりません。

資産が増えない、貯金ができないという方は、収入の多寡に関係なく浪費が多いです。知らず知らずのうちに支出を積み重ねている方は、この機会に無駄な浪費をやめましょう。

 

「たいして欲しいものはないのに、コンビニへ行きなんとなく飲み物やお菓子を買っている」という方や、
「セールやバーゲンに目がなく、安いとつい買ってしまう」という方は、本当は必要でないものにまでお金を使っていることに気づきましょう。

何か買うときは、「これは本当に必要なのか。明日も明後日も、絶対に欲しいものなのか」とご自身に問いかけてください。いったん落ち着いた気持ちで考えれば、ご自身に必要なもの、そうでないものがわかるようになります。

こうした日々の無駄な浪費をやめていけば、本当に必要な資産を増やすことにつながるはずです。

方法3:資産運用する

収入を増やし、支出を減らすだけでもある程度資産は増えますが、より多く資産を増やしていくなら資産運用が必要です。資産運用とは、資産を蓄える「貯蓄」と、資産を成長させる「投資」によって、資産が資産を増やす仕組みを作ることです。

1.元本を守りながら貯蓄する

資産運用の一つが、元本を守りながら資産を蓄えていく「貯蓄」です。資産を大きく増やせるのは「投資」ですが、投資には元本を損なうリスクがあるため、貯蓄で資産の土台をしっかり固めておくことが大切です。

元本保証型の定期預金や個人向け国債などを資産の土台にしておけば、安心感を持ちながらも積極的な投資ができるようになるでしょう。

 

資産のうちいくらを貯蓄に回すのか、いくらを投資に回すのかは人それぞれの投資スタイルやリスク許容度によって変わってきます。ご自身に最適な資産配分を考え、無理のない範囲で貯蓄と投資を実践していきましょう

2.リスクを取りつつ投資する

貯蓄はあくまで元本を守るための運用であり、資産を大きく増やせるのは投資です。元本保証型の貯蓄で資産をしっかり守ったうえで、余裕資金を少しずつ投資に充てるようにしましょう。

投資とは、特定のものやサービス、企業に資金を投じ、それらの成長によって資産を大きく増やす行為を指します。短期的な機会に資金を投じる投機ではなく、戦略的に資産の成長を考えるのが投資なのです。

 

そのため、投資で資産を増やすためには、ある程度投資対象が成長する時間が必要です。短期的な取引で簡単に資産を5倍・10倍に増やせる都合の良い投資はありません。

投資するときは、中長期的な視点で資産を成長させるようにしましょう

収入アップ+節約した上で資産運用しよう

効率的に資産を増やしていくなら、まずは収入アップと節約によって収支をしっかり見直したうえで、資産運用をすることをおすすめします。なぜなら、貯蓄にしても投資にしても、元手となる資金がある程度なければ資産を大きく増やせないからです。

収入が少なく節約もできていない段階で資産運用を始めると、大切な生活費や日々の支払いが追い付かない可能性があります。また、どんなに利回りの良い資産運用をしたとしても、運用に回せる資金が1万円と100万円では、利益は大きく異なります。

 

これまでに紹介した方法で収入アップと節約に励み、まず資産運用の元手を集めましょう。そのうえで、貯蓄と投資によって資産を確実に増やしていくことが効率的に資産を築く近道です。

運用で資産を増やすときの6つのポイント

運用で資産を増やすためには、これから紹介するポイントを7つ守ることが大切です。やみくもに運用を始める前に、それぞれのポイントをしっかり読んで頭に入れておいてください。

ポイント1:資産運用には元手となる資産がある程度必要

先ほどお伝えしたように、運用で大きく資産を増やすためには、それなりに元手となる資産が必要です。

たとえば、1万円を1年間5パーセントの利回りで運用しても、1万500円にしかなりません。1年運用しても500円しか資産が増えないのは、心もとないですよね。

しかし、運用に回せる金額が100万円であれば、1年後には105万円になります。つまり、5万円も資産を増やすことができます。

 

このように、元手となる資産の大きさによって、利益の大きさが異なります。

もちろん、1万円からでも運用を初めてコツコツ積み立てていくことは大切です。しかし、コツコツ積み立てる場合も、積み立てる資金があまりに少額だと、思ったようには資産が増えないことは覚えておきましょう。

 

加速度的に資産を増やしたいのなら、ある程度運用にお金を回す余裕がなければなりません。そのための準備が、さきほどもお伝えした「収入アップと節約による支出削減」なのです。

収入を上げるため、支出を減らすために地道な下準備をしておけば、そのぶん資産運用に回せる資金をためることができます。こうした取り組みが後々運用結果に大きく響いてくるため、資産運用を始める方はまず資金的な余裕を作ることから始めるようにしてください。

ポイント2:資産運用の資金と生活防衛用資金は分けておく

資産運用を始めるときは、必ず運用資金と生活防衛用資金は分けて管理するようにしてください。

生活防衛用資金とは、病気やケガなどで働けず、収入がストップしてしまったときなどに生活していくための資金です。いわば、万一の際の生活費です。

 

生活防衛用資金がいくら必要なのかは、資産運用する方の世帯構成や社会保険、民間の保険の加入状況などで異なるため、一概には言えません。一般的には給与の6ヶ月から1年分はあると安心だと言われますが、人それぞれ必要な生活資金は異なるため、各家庭に見合った防衛用資金を備えておきましょう

くれぐれも、生活防衛用資金と資産運用の資金を混同しないように、分別管理しておくのが基本ですよ。

ポイント3:貯蓄だけでは資産は増えない

当たり前のことですが、元本保証を目的とした貯蓄だけをしていても、資産は思うようには増えません。バブル期は元本保証型の定期預金でも金利が5パーセントを超えるような時代もありましたが、2020年現在の元本保証型商品は軒並み低金利になっています。

日銀が公表している定期預金の平均年利を見ると、元本保証型の定期預金で1,000万円以上を預けても、1年間の店頭表示金利は年0.01パーセントです。つまり、1,000万円の運用資産があったとしても、1年で1,000円程度の利息にしかならないということです。

 

さらに、定期預金の利息からは20.315パーセントの税金が差し引かれるため、得られる利益は1,000円未満です。これでは、いくら運用に回す元手を増やしたところで資産を大きく増やすことはできませんよね。

資産運用において、貯蓄はあくまで守りの運用であり、資産を大きく増やせる運用は投資だということを、覚えておきましょう。

ポイント4:目的にあわせた計画的な運用が大切

運用で資産を増やす場合は、「何のために」「いつまで」運用するのか、個々の目的に合わせた計画的な運用が大切です。

現在20代の方が老後資金形成のために運用する場合は、運用期間を長く取れるぶん比較的余裕を持った運用が可能ですが、50代の方が老後資金形成となると状況は異なります。

 

また、運用の目的が子供の大学費用や独り立ちのための費用であれば、資金が必要になる時期がはっきりしています。そのため、より計画的な運用が必要になってきます。

このように、運用で資産を増やす場合はあらかじめ目的を明確にし、運用に回せる期間や資産を取り崩す時期を決めておくようにしましょう。

ポイント5:リターンが高い資産運用はリスクも高い

資産運用においてリスクとリターンは表裏一体です。そのため、極端にリターンが高い運用はリスクも非常に高くなるので気をつけましょう。

資産運用の世界で言う「リスク」は、「危険」という意味ではなく資産価値が上下に揺れ動く「振れ幅」を意味します。つまり、リターンが10倍・20倍にもなる可能性のある運用は、そのぶん資産が大きく減少する可能性もあるのです。

「元本保証もあって、リターンも高くて……」という都合の良い運用はないということを、覚えておいてください。

ポイント6:資産運用の基本は分散投資すること

資産運用でリスクを抑えてリターンを取りにいくための基本中の基本は、分散投資です。分散投資とは、その名のとおり投資する商品や銘柄、地域などを分散させることです。

投資対象を分散させればその分資産価値が下振れするリスクを抑えられるため、運用中に資産が大きく目減りする可能性を極力少なくできます。

資産を増やすためにはリスクを取ることも必要なのですが、そのリスクをできる限り最小にする方法が、分散投資なのです。

資産を増やすおすすめの運用(投資)方法3選

資産を大きく増やすためには、投資である程度リスクを取らなければならないというお話をしました。しかし、「投資」と一口にいってもさまざまな方法があるため、何からどう始めれば良いのかわかりませんよね。

そこで、ここでは初心者でも手軽に資産を増やせるおすすめの運用(投資)方法を3つ、紹介していきます。

おすすめ方法1:ロボ・アドバイザー

ロボ・アドバイザーは、その名のとおり最新の金融アルゴリズムを搭載したAI(人工知能)が資産運用の助言や代行をしてくれるサービスです。ロボ・アドバイザーサービスには運用の助言を行う「助言型」と投資行為を一任できる「一任型」があり、特におすすめは一任型です。

一任型では最初に簡単な質問にいくつか回答してリスク許容度を設定すれば、簡単に運用をスタートできます。

 

AIの投資対象はサービスによっても異なりますが、国内外のETF(上場投資信託)を投資対象にしているものが多く、手軽に世界中の資産に分散投資できることが魅力です。

「資産を増やしたいけど、資産運用に時間や手間がかかるのは避けたい」という方は、ロボ・アドバイザーがおすすめですよ。

おすすめ方法2:投資信託・ETF

投資信託は、一つのファンドの中に複数の投資対象資産が含まれている、いわば投資のパッケージ商品です。投信信託もETFも商品性は同じですが、ETFは投資信託が株式市場に上場しているものなので、機動的な取引ができます。

ファンドに含まれる資産は株式や債券で、投資のプロである運用会社が銘柄選びから日々の運用までを代行してくれるため、投資家は手軽にプロの運用成果を受けられるのが魅力です。

 

投資に詳しい者が運用を代行してくれるという点では「ロボ・アドバイザー」と似ていますが、投信信託やETFの場合、ファンド選びとファンドの管理は自身で行う必要があります。

そのためロボ・アドバイザーに比べると少し手間はかかりますが、次の2つのメリットがあります。

  • 投資の運用益が非課税になるNISAなどの節税制度を利用できる
  • ロボ・アドバイザーより運用手数料が低め

「ファンド選びなど少しだけ手間はかかるけど、税金や手数料はできる限り抑えて運用したい」という方には、投資信託やETFがおすすめですよ。

おすすめ方法3:株式投資

株式投資とは、国内外の企業の株式銘柄を保有し、株の値上がり益や配当金などを得る投資方法です。株式投資には短期の売買で利益を得るデイトレードなどの投機的な手法もありますが、初心者におすすめは購入した銘柄を長期保有して利益を得るバイ&ホールドと呼ばれる手法です。

バイ&ホールドでは、株価を細かくチェックする必要はありません。長期にわたり成長が見込める優良株を見極め、購入したあとは長期にわたり保有し続けるだけです。

はじめに購入する優良株を決めてしまえば、あとは定期的に株を買い足していくだけなので慣れれば続けやすいでしょう。

 

また、ロボ・アドバイザーや投資信託に比べてリスクが高いぶんリターンも大きいため、「できる限り大きなリターンを狙いたい」という方には魅力的な投資方法です。

ただし、日本の株式は最低取得単価が高く、銘柄によっては1株購入するのに数十万円から数百万円かかることもあります。また、株式投資と言っても分散投資でリスクを抑えることは基本なので、複数の株式銘柄を保有する場合はかなりの運用資金が必要になるでしょう。

 

そのため、ロボ・アドバイザーや投資信託・ETFに比べると手軽な運用方法とは言えません。株式投資は、「運用に回せるまとまった資金がある程度あり、優良株を調査したり分析したりするのが苦にならない方」におすすめです。

まとめ

資産を増やすためには、ある程度元手となる資金が必要です。そのためにはまず収入を増やし、節約して支出を抑えるという収支の見直しが重要になってきます。
各家庭の収支状況を見直してある程度資金を作ったうえで、貯蓄と投資による資産運用を始めましょう

運用で資産を増やすとき、特に重要なポイントは次の5つです。

  • 貯蓄だけでは資産は増えないため、貯蓄と投資をバランスよく組み合わせて運用すること
  • 運用資金と生活防衛用資金は分けて管理すること
  • リターンとリスクは正比例するため、リターンが高い投資には大きなリスクがあることを認識しておくこと
  • 分散投資でリスクを抑えること
  • 資産を増やすおすすめの運用(投資)方法はロボ・アドバイザー、投資信託・ETF、株式投資の3つ

上記のポイントを押さえたうえで、効率的に賢く資産を増やしていってください。

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