株って本当に儲かるの?
実際はごく一部の人だけが儲かっていて、ほとんどの人は損をしているのではないのかな?そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
2018年もこのまま日本株は上昇を続けるの?儲かるなら是非買いたいと思っておられる方も多いことでしょう。
ここでは、きっちりと儲けている方の技術を学び、あなたも株式投資を成功させて下さい。
ではどうすれば株で儲けることができるのか、みていくことにしましょう。今回の内容が株式投資成功のためのご参考になれば幸いです。
1、株は儲かる?
結論からいえば、株は儲かります。
しかしその反面、損をすることもあります。
ただ何にも考えず適当に売って買ってを繰り返しているだけでは、たまたまうまくいくことはあっても、続きません。むしろ損をする可能性が高いといえます。
ただ、株で儲かっている人でも、すべての取引で利益が出ているわけではなく、買った株が予想に反して下がって損失を出すことも当然あります。
それでも結果的に儲かっているのは、しっかりとリスクを管理することで損失をカバーできる範囲に抑え、それ以外の取引でしっかりと利益を確保しているからです。
そして、なぜその株をその価格で売買するのかという根拠がなければ取引はせず、どの程度株価が動いたら利益や損失を確定するか、しっかりとルールを決めた上で取引をしています。
もし、株価が予想とは違う動きをして損失が出てしまったとしても、なぜそうなったのかを分析し、次の取引に活かしていくことができるのです。
これらのことができていないうちは、株価が上がったらラッキー、下がったら運がなかったで終わってしまっています。
ちょっとでも株価が上がるとすぐに利益を確定して利益を取りこぼし、逆に株価が大きく下がっていても、まだいけるとダラダラと持ち続け、投資資金の多くを失うまで損失が拡大させてしまう。
これが株で損をしている人の典型的な特徴です。
そうはいっても、どうしたらわからないという方は、実際に試行錯誤を重ね、投資手法を確立して株式投資で成功している人のやり方を学んだり、まねしてみるというのもひとつの方法だといえます。
2、儲かっている人のブログ5選
では実際に投資手法を確立させ、株で儲かっている人はどんな方法で株式投資を行っているのか、それが公開されているブログを5つご紹介します。
(1)すぽさん投資ぶろぐ
『すぽさん投資ブログ』は、マネー雑誌でも連載を持つ個人投資家すぽさんが運営している株式投資ブログです。
ブログでは、中長期投資のメリットや「成長・ビジネルモデル・割安」を軸とした銘柄分析法などが紹介されています。
実際に「成長・ビジネルモデル・割安」という評価軸で個別企業を分析した結果も公開されており、実際にどのように企業分析を行えばいいのかを知る上でとても参考になります。
【すぽさんのポートフォリオ(2017年12月現在)】
http://www.spotoushi.net/archives/73824611.html#more
(2)みきまるの優待バリュー株日誌
URL:https://plaza.rakuten.co.jp/mikimaru71/
『みきまるの優待バリュー株日誌』は、みきまるさんが運営する株式投資ブログです。
みきまるさんは、株価が割安で、株主優待を実施している銘柄(優待バリュー株)に投資し、しっかりと利益をあげている個人投資家です。
ブログでは、有名投資家の著書から投資手法などが紹介されており、株式投資に役立つ情報満載です。
また、みきまるさん自身が実践している「優待バリュー株投資」は、優待目的での長期保有株主が多い優待株と、株価が割安なバリュー株という2つの特徴を持つ銘柄に投資するため、株価が下がりにくく、中・長期的に値上がりが期待でき、さらに株主優待という楽しみもあります。
なるべくリスクを抑えながら、気持ちにゆとりを持って株式投資を楽しみたい方にぴったりの投資手法だといえます。
【みきまるさんのポートフォリオ(一部抜粋*・2017年現在)】
*その他のポートフォリオ銘柄については、ブログ内で公開されています。
https://plaza.rakuten.co.jp/mikimaru71/diary/201705280000/
(3)株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ
URL:http://kibinago7777.blogspot.jp
『株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ』は、きびなごさんが運営する株式投資ブログです。
きびなごさんは、優待株や高配当株への投資を行い、長期的に安定的な利益を出せる投資スタイルを実践しているサラリーマン投資家です。
ブログでは、おすすめの優待銘柄や高配当銘柄だけでなく、投資手法や投資における注意点なども紹介されています。
優待株や高配当株への投資は、保有しているだけで一定の利益が期待でき、常に株価を気にしたり、短期的な値動きに一喜一憂しなくてもいいなど、個人投資家、特に働きながら株式投資を行うサラリーマン投資家にとっては参考となる内容といえるでしょう。
【きびなごさんのポートフォリオ(2017年12月現在)】
http://kibinago7777.blogspot.jp/2017/12/2017_23.html#more
(4)かぶ1000投資日記
URL:https://plaza.rakuten.co.jp/kabu1000/
『かぶ1000投資日記』は、かぶ1000さんが運営する株式投資ブログです。
かぶ1000さんは1988年から株式投資を始め、株式投資で生計を立てているベテランの個人投資家で、バリュー(割安)株投資主体の運用、中でも企業が保有する資産に注目した「アセット(資産)バリュー投資」を中心に3億円を超える利益をあげられています(2017年12月時点)。
ブログでは、すべての保有銘柄の状況や取引内容が公開されており、アセットバリュー投資における投資判断や売買のタイミングなどを学ぶ上でとても参考になります。
【かぶ1000さんのポートフォリオ(2017年12月現在)】
https://plaza.rakuten.co.jp/kabu1000/
(5)バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)
URL:http://blog.livedoor.jp/buffett_taro/
『バフェット太郎の秘密のポートフォリオ』は、バフェット太郎さんが運営する、自称「日本一アンチの多い米国株投資ブログ」です。
バフェット太郎さんは、著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資手法である優良株への長期投資を実践しており、ブログでは自身の信じる投資哲学などが公開されています。
右肩上がりで成長を続ける米国株の情報が充実しており、長期投資・配当金再投資など投資哲学なども説得力のある内容で、とても参考になります。
バフェット太郎さんのポートフォリオは、コカコーラやマクドナルド、P&Gといった米国の超大型株で構成されたシンプルなもので、誰でもまねできるものとなっているため、米国株投資を検討されている方は、まずはこのポートフォリオをまねしてみるのもいいかもしれませんね。
【バフェット太郎さんのポートフォリオ(2017年12月現在)】
http://blog.livedoor.jp/buffett_taro/archives/28495968.html
3、儲かっている人たちから学ぶ!儲けるための5か条
(1)長期投資を心がける
株価はその企業の価値を表す指標です。
そのため、業績が上がり企業が成長すれば株価も上がり、業績が下がれば株価も下がるはずです。だからこれから成長していく企業の株を買って、持っておけばいずれ株価が上がって儲かる。とても簡単です。
ただ、株価が常にその企業の価値を正しく表しているわけではなく、投資家の期待や景気など様々な要因で株価は変動しています。
みんなが成長すると期待している企業はその株を買いたい人が増え、株価は本来の企業価値を大きく上回って上昇します。またリーマンショックのような事態が起これば、業績に関係なく株を売りたい人が増えて、株価は下がります。
1日〜1週間程度の短期間で売買を完結させるデイトレードなどでは、これら本来の企業の価値に関係ない要因も考えながら売買して利益を上げる必要性が高くなり、よりスキルが要求されます。
ただ様々な要因で株価は上下するものの、長期的には本来の姿である企業の価値に応じた株価水準に落ち着く傾向があります。
前述のすぽさんのブログの表現をお借りすると、デイトレードと長期投資の違いは以下のようなものだといえます。
100の価値を持つ企業の株は、外部要因で50〜200程度(半分〜2倍)に変動する。
デイトレードはこの50〜200の波を読むゲーム。
現在100の価値を持つ企業が、5年後に200の価値まで成長したとする。このとき株価が同じように外部要因で同程度(半分〜2倍)変動したとすると、変動幅は100〜400。
5年後に業績が2倍となる企業の株を、相応の株価(100かそれ以下)で買い、成長するまで待つ方法(長期投資)であれば、ほとんど負けない。
つまり長期投資では、しっかりと成長していくであろう企業を選ぶスキルを磨くことで、余計なこと(外部要因)を考えなくても、勝てる可能性が高くなるということです。
また、長期投資には配当金や株主優待といったメリットもあります。
(2)分散投資を心がける
分散投資は株式投資において、リスクを抑えながらリターンを得るためには大切なことです。
有名企業であっても、予想外のことが起こって株価が下落したり、倒産したりする可能性もあります。
もしそのような企業に投資資金のすべてを集中していると、株式投資を続けることができなくなってしまいます。
そのため投資資金を複数の銘柄に分散することが大切だといえます。
このときトヨタ自動車と日産自動車のように、同じような値動きをする銘柄を組み合わせても分散効果があまりないため、輸出企業と輸入企業や外需企業と内需企業のようにセクターを分散させることも意識するようにしましょう。
また、あまり投資銘柄を増やしすぎると、ひとつひとつの銘柄の選定がおざなりになってしまったり、リスク管理が難しくなるということもあります。
株式投資初心者の方は、まず3銘柄程度を目安にするとよいでしょう。
また銘柄分散のほか、一度に投資資金を投入するのではなくタイミングをずらして投資を行う時間の分散の有効な方法です。
同じ銘柄を買うにしても、同じ株数でタイミングをずらして買うことで高値づかみのリスクを軽減する効果があります。
(3)損切りルールを決める
株を買うときに、(空売りでなければ)下がると思って買う人はいないと思いますが、予想に反して株価が下落することも当然あります。
そうなったとき大切になるのが、いつ損失を確定させるのかという「損切りルール」です。
「購入価格から○%下がったら」、「含み損が投資資金の○%以上になったら」など損切りルールは人それぞれですが、株で儲かっている人に共通していると言えるのは、自分のルールをちゃんと守って損切りを実行しているということです。
損切りを行う基準は、リスク許容度や投資期間、投資資金の規模にもよりますが、1銘柄あたり投資資金の5%以内の損失に抑えるということがひとつの目安です。
(4)銘柄の選び方を確立する
株で儲けるためには、儲かる銘柄をいかに選ぶかにかかっています。
その際に銘柄選定の基準を持っていると、多くの銘柄の中から有望株を見つけ出しやすくなります。
主な選定基準としては以下のようなものがあり、これらを組み合わせて条件を満たす銘柄を候補として投資銘柄を検討していくことが基本です。
選定基準 | メリット | 判断材料 |
割安 | 本来の株価水準まで株価上昇が期待できる、株価の下げ余地が少ないなど | PER、PBRなど |
成長性 | 業績向上による株価の上昇など | 利益成長率、経営者のビジョン、ビジネスモデルなど |
安定性 | 株価が下がりにくい、倒産リスクが低い | 自己資本比率、有利子負債など |
高収益 | 業績向上による株価の上昇、増配など | 利益率、PER、ROEなど |
高配当 | 配当金によるインカムゲイン、長期保有株主が多く株価が安定しているなど | 配当利回り、配当性向、連続増配など |
優待株 | 優待目的で長期保有する個人投資家が多く、株価が下がりにくいなど | 株主優待内容・優待利回りなど |
実際に株で儲かっている個人投資家の方がどのような基準で銘柄を選んでいるか、以下のサイトで公開されていますので、ご自身の選定基準を定める参考とするのもいいでしょう。
(5)勝ち馬に乗る
上記で紹介した株で儲かっている人のブログには、実際にその人が購入している銘柄(ポートフォリオ)が公開されています。
習うより慣れろということで、これらのポートフォリオと同じ銘柄を購入してみるというのもひとつの方法です。
この場合、どのような理由でその銘柄を購入したのかという理由などもブログ内で紹介されていますので、それをしっかりと理解した上で購入することが、その後自身で銘柄を選ぶ際に活きてきます。
また、いつどのくらいの価格で購入した銘柄なのかは注意しなければなりません。購入から時間が経っていて、株価がすでに上がっている場合、後追いでは高値づかみとなってしまうリスクが高くなります。
4、まずはこれ!銘柄選びのための情報収集方法
会社四季報
株式投資のバイブルともいえる「四季報」です。
四季報には冊子版とオンライン版があり、冊子版は年4回発行されます。
全上場銘柄の選定基準となる情報が網羅されており、銘柄選びのためには欠かせないものといえます。株で儲かっている人の多くが愛用しています。
冊子版はペラペラとめくって行く中で、こんな会社があったのかと、今まで知らなかった銘柄を見出すきっかけにもなります。
またそれまでの四季報を残しておくことで、過去の情報を振り返って比較できるのも冊子版のメリットです(オンライン版では毎月5,400円のプレミアムプランに加入する必要すれば、過去の四季報を閲覧することができます)。
オンライン版では随時内容が更新されており、最新の情報をチェックすることができます。また検索機能などもあり便利です。
それぞれにメリットがあるため、冊子版とオンライン版を併用するのもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
株で儲けるには、取引のルールを定め、そのルールを守ること、投資する銘柄をしっかりとした選定基準で選ぶことが必要となります。
そのためには、実際に株で儲かっている人をまねることが近道だといえます。
最初はまねであっても、情報収集を重ねながら、自分自身でも実際に銘柄を選んでいくことで、自分にあった投資手法を見出していただければ幸いです。