暑さも和らぎ、だんだんと秋らしくなってきました。
秋の行楽シーズンに向けて、これからレジャーや旅行関連の銘柄へ注目が集まります。
そこで今回は、秋の行楽シーズンに注目の銘柄とおすすめ渓谷紅葉スポットをご紹介します。
1、秋のおすすめ渓谷紅葉スポット
秋にはさまざまな行楽イベントを楽しめますが、秋にしか楽しめないのが紅葉です。
ここでは、美しい自然の渓谷の中で紅葉が楽しめる全国の渓谷紅葉スポットをご紹介します。
紅葉を楽しんだ後には、近くの温泉などでゆっくりするのもいいです。
(出典:じゃらん 観光ガイド 奥津渓)
(参考:じゃらんニュース)
2、秋の行楽関連銘柄
気候が落ち着く秋には、紅葉以外にも旅行やスポーツ、芸術などさまざまなレジャーを楽しむ人が増えます。
それに伴って、関連する幅広い銘柄には恩恵が期待されます。
ここでは、その中からいくつかをピックアップしてご紹介します。
(1)旅行関連銘柄
行楽客の増加する秋には、鉄道会社やホテル・旅館・温泉などの宿泊関連銘柄などへの恩恵が期待されます。
たとえば鉄道旅客数は、ゴールデンウイークのある5月や夏休みに入る7月のほか、10月にもピークがみられ、利用者が増加しています。
鉄道会社にとっては秋の行楽シーズンは稼ぎ時といえ、天候や曜日の並びなどによって業績や株価への影響も想定されます。
(出所:鉄道輸送統計年報(平成28年分)国土交通省をもとに作成)
①東武鉄道
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
東武鉄道 (9001) | 3,160円 | 北関東を地盤とする私鉄大手、東京スカイツリーなどの運営も手がける。日光など沿線観光に注力している。 |
②小田急電鉄
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
小田急電鉄 (9007) | 2,524円 | 新宿を拠点とする大手私鉄。首都圏に近く人気の行楽地である箱根や、鎌倉・江ノ島などを結ぶ「特急 ロマンスカー」などを運行している。 |
③東日本旅客鉄道
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
東日本旅客鉄道 (9020) | 9,977円 | 首都圏・東日本を地盤とする鉄道会社最大手。列車で行く紅葉ツアーなどを企画・販売。 |
④九州旅客鉄道
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
九州旅客鉄道 (9142) | 3,320円 | 九州を地盤とする鉄道会社。在来線では観光列車いに強みをもち、博多から由布院(湯布院)・別府を結ぶ「特急 ゆふいんの森」などを運行している。 |
⑤オリックス
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
オリックス (8591) | 1,732円 | リース国内最大手。生命保険・不動産など幅広い事業へ展開。子会社のオリックス不動産は多くのホテル・旅館を運営している(別府・杉乃井ホテルなど)。 |
⑥共立メンテナンス
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
共立メンテナンス (9616) | 4,660円 | 学生寮・社員寮など運営とホテル事業を柱に全国に展開。リーズナブルなビジネスホテル「ドーミーイン」のほか、多くのリゾートホテル、温泉旅館などを運営している(共立リゾート)。 |
⑦藤田観光
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
藤田観光 (9722) | 3,330円 | 椿山荘などを擁す高級宴会場名門。全国にリゾートホテル、レジャー施設など運営している(箱根・小涌園など)。 |
(チャート:SBI証券)
(2)スポーツ・アウトドア関連銘柄
涼しくなり体を動かしやすくなる秋には、スポーツやレジャーなどに関連した銘柄にも売上増加などの恩恵が期待できます。
①ルネサンス
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
ルネサンス (2378) | 2,177円 | スポーツクラブ「ルネサンス」を全国で展開する会社。テニススクールやスイミングスクールやリハビリ・介護予防サービスなども運営。子どもから高齢者まで幅広い年齢層にサービスを提供している。 |
②アルペン
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
アルペン (3028) | 1,972円 | スポーツデポ・ゴルフ5・アルペンの3ブランドで全国展開するスポーツ用品最大手。 |
③デサント
銘柄 (コード) | 株価 (2018/9/10終値) | 銘柄情報 |
デサント (8114) | 2,019円 | 「デサント」「ルコック」などのブランドを展開するスポーツウェア大手。 |
まとめ
秋の行楽シーズンによる需要の増加によって、幅広い銘柄にその恩恵が期待できます。
しかし、天候や近頃相次ぐ災害などの影響によって、見込んでいた収益が得られない可能性もあります。
恩恵とリスクの両面を考慮した上で、秋のイベント銘柄への投資を検討してみてはいかがでしょうか。