ボーナスを貯金に回すべき割合や金額は?目標貯金額を決めよう!

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ボーナスが振り込まれると、何に使おうかウキウキする気持ちとともに、「いくら貯金すれば大丈夫なんだろう?」と漠然とした不安も生まれますよね。退職後の年金が少なかった場合などに備えて、貯金もしたいと考える方はたくさんいます。

ですが、具体的にいくら貯金するべきなのかは難しい問題です。

 

この記事では、ライフイベントごとにいくらくらいの出費があるのか、FP(ファイナンシャルプランナー)の筆者が解説していきます。貯金の目標を決めるのに役立ててください。
また、貯金が苦手な人のために、貯金ができるようになる習慣やお金を増やせる投資方法についても解説します。

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ボーナスの人気の使い道は「貯金」

ボーナスの使い道で人気なのは、高級ブランドでも旅行でもなく「貯金」です。ストイックな方が多いのですね。

しかし、せっかくボーナスが入ったのですから、少しは自分のために使っても良いでしょう。

 

ここで問題になるのが、貯金と消費のバランスです。たくさん消費しすぎると将来的にお金に困ってしまうかもしれませんが、厳しく貯金をすればストレスが溜まってしまうでしょう。

そこで、漠然と貯金をするのではなく、目標を決めましょう。目標の貯金額を決めて、その金額を達成できるよう計画的に貯金をします。

そうすれば、残ったお金を趣味や遊びに使っても、貯金していない罪悪感にさいなまれることはないですよね。

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目標となる貯金額を決めよう

目標となる貯金額を決めるには、貯金は何のために使うのかを先にイメージすることが重要です。使う目的によって目標とする貯金額が異なり、目的を決めると目標の貯金額が決まってきます。

ここでは、次の5つのライフイベントに対して、どれくらいお金を貯めておくべきか解説していきます。平均的な金額なので個人差はありますが、貯金額の目標の参考にしてください。

  1. 結婚のために貯めたい金額
  2. 出産のために貯めたい金額
  3. 子供の学費のために貯めたい金額
  4. マイホーム購入のために貯めたい金額
  5. 老後のために貯めたい金額

結婚のために貯めたい金額

結婚式の費用の相場は、300万円から400万円です。この金額を2人で貯めるので、1人あたり150万円から200万円の貯金が目標となります。

ですが、最近ではそこまで結婚式にお金をかけなくても良いと考える人も増えています。確かに、1日で終わってしまう結婚式よりも、子供の養育費やマイホーム購入の頭金に回し、その後の人生を充実させたいと考えることもできますよね。

 

結婚式自体を挙げないのであれば、費用は格段に圧縮できます。小さなレストランを貸し切って家族だけでパーティーをする場合は50万円もかからないでしょう。

結婚のために貯金する金額はカップルの考え方によって大きく異なるため、パートナーと一緒に決めましょう。

出産のために貯めたい金額

結婚した後、子供を産むためにも費用がかかります。ほとんどの方は病院で出産しますが、妊娠と出産は病気ではないため、医療保険の対象外なのです。

病気で病院に行くと3割の自己負担で診察や治療を受けられますが、通常の妊娠や出産だとそうではなく、大きな費用がかかってしまいます。出産するための費用は、正常分娩なら30万円から70万円ほどかかります。

金額に幅があるのは、入院するのが個室か大部屋かなど、好みに応じて費用が変わるからです。

 

とはいえ、出産すると「出産育児一時金」として42万円を受け取ることができます。正常分娩に50万円かかったとしても、一時金でほとんど相殺されて、自己負担は実質8万円となります。

出産育児一時金をもらうためには、健康保険に加入している必要があるので、きちんと加入しておきましょう。

ただし、一時金がもらえるとはいえ、帝王切開などの手術が必要になり、費用が嵩んでしまうケースも想定できます。一時金だけに期待するのではなく、自分でも貯金を20万円から30万円ほど貯めておくと良いでしょう。

子供の学費のために貯めたい金額

子供の成長とともに、学費も支払う必要があります。小学校から大学まですべて国公立の場合でも、合計すると学費はとても大きいものになります。

国公立の場合、年間の学費は高校だと約50万円、大学の学費は約100万円です。大学の場合は、文系の方が安く、理系の方が高い傾向にあります。私立の高校や大学の場合、概ね2倍の金額になると予想されます。

 

学費は子供の成長とともに貯めていけば良いので、出産前に全額を貯める必要はありません。子供の希望する進路も踏まえて、時間をかけて柔軟に貯金をしていくのが良いでしょう。

マイホーム購入のために貯めたい金額

新居を購入する場合、頭金として必要になる平均的な金額が200万円程度です。住宅の価格は3,000万円から5,000万円程度が相場となります。

頭金を支払い、残った金額は20年から30年でローンを組み、毎月一定額を返済していく形になります。頭金として支払える金額が多いほど、ローンの支払いが少なくなり、家計が楽になります。

また、頭金が潤沢で収入も余裕があるなら、相場より高い不動産も購入できるかもしれません。

 

さらに家具・家電も新居購入のタイミングで調達するなら、70万円程度多く見積もっておきましょう。

平均的には、頭金や家具・家電の購入で300万円程度がかかると考えられます。高級住宅街に家を構える場合などはもっと高くなるでしょう。

したがって、300万円からそれ以上を住宅購入用の貯金の目標額に設定できます。

老後のために貯めたい金額

2019年に金融庁が発表したレポートによると、老後に余裕のある生活を送るには、年金の他に平均して毎月5万円ほど使えるお金があると良いことがわかりました。言い換えると、退職時に2,000万円ほどお金が貯まっていることが目安になります。

したがって、老後のために貯めるお金は夫婦で2,000万円として計画すると良いでしょう。独身の人は、もっと少なくても問題なく余裕のある生活を送れるかもしれません。

ボーナスの貯金額を決めよう

貯金する目標の金額が決まったら、ボーナスからいくら貯金していけば良いか考えましょう。目標額を達成するためには、毎年いくら貯金をすれば良いのか考えてください。

1年の貯金額が決まったら、ボーナスからいくらやりくりするのかを考えます。各自で自分のボーナスの金額と目標の貯金額を比べて考えてみてください。ここでは、平均的なボーナス支給額を例に考えていきましょう。

下の表は、年代別に年間のボーナス支給額の平均を表したものです。

 

年齢平均ボーナス支給額
20~24歳39.33万円
25~29歳67.64万円
30~34歳82.56万円
35~39歳94.19万円
40~44歳106.03万円
45~49歳119.37万円
50~54歳128.76万円
55~59歳122.36万円
60~64歳64.36万円

出典:平成30年賃金構造基本統計調査『年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額および年間賞与その他特別給与額』(e-Stat 政府統計の総合窓口)

例えば、平均の金額をもらっている人が、「1年間で50万円貯金する」という目標を持っていると仮定します。

25歳以上の方は、ボーナスのうち50万円を貯金するだけで到達しますね。余ったボーナスは趣味や遊びに使っても良いですし、さらに貯金を充実させるために使っても良いでしょう。

 

一方、24歳以下の方はボーナスだけでは50万円に届きません。目標額を見直すか、毎月の給与からも貯金をやりくりする必要があります。

このように、目標額を決めれば達成するために貯金すべきボーナスの金額もわかります。ボーナスだけでは貯金が足りないなら、毎月の給与からも積み上げていくなど工夫をしましょう。

貯金をうまく増やす方法

ここまでは、ボーナスの貯金に絞って話を展開してきました。ですが、貯金は日常的な習慣で増やすことができます。

ボーナスの貯金以外にも、次のような方法で貯金を増やすことができるので、ぜひ取り組んでみてください。

  1. 給料日に貯金額を天引きする
  2. 固定費を見直して節約する
  3. ふるさと納税をする
  4. ポイントサイトを利用する
  5. リボ払いをやめる

方法1:給料日に貯金額を天引きする

貯金を増やすときに最も効果的なのが、給料日に自分の給料から貯金額を自分で天引きすることです。これを説明するとき、筆者は「セルフ天引き貯金」と呼んでいます。

貯金ができない人が抱える大きな問題は、自分への甘えです。「次の給料日までに残った金額を貯金しよう」と考えているのですが、全部使ってしまうので、貯金するお金が残らないのです。

 

この問題を解決するのが、「セルフ天引き貯金」です。給料が口座に振り込まれたらすぐ、決まった金額を貯金します。毎月5万円と決めたら、5万円を別の口座に移したり定期預金を申し込んだりして、すぐに引き出せないようにするのです。

貯金した5万円は最初からなかったものとして生活すれば、無駄なものにお金を使うことなく、貯金を続けることができます。貯金する習慣がなく持っているお金はすべて使ってしまうタイプだという人は、このセルフ天引き貯金をお試しください。

方法2:固定費を見直して節約する

そもそも貯金に回せるお金が余っておらず生活がギリギリだという人は、家計の消費から節約できる箇所を探しましょう。このとき、「固定費」に注目してもらうと、大きな金額を節約できるかもしれません。

固定費とは、定期的に決まった金額の出費があるものです。

例えば、家賃、保険、スマホ・携帯電話の使用料、新聞の購読料、動画配信など月額サービス(サブスク)の利用料などです。これらの出費は金額が大きいことが多く、安いサービスに変えたり、解約したりすると、毎月数万円ものお金を節約できるのです。

 

スマホや携帯電話の毎月の使用料が1万円を超えているような人は、プランの見直しをしましょう。使っていない不要なオプションにたくさん加入している可能性が高いです。

キャリアを変えられるなら、格安スマホもおすすめです。毎月の支払いが3,000円前後になります。

 

このように、固定費を下げられると貯金できるお金を工面できます。固定費は毎月支払うことが決まっているからこそ、削れば大きな金額の節約になります。

方法3:ふるさと納税をする

ふるさと納税は、自分が好きな自治体に寄付ができる制度です。こう説明するとわかりにくいのですが、「現在ご自身が住んでいる自治体に納めている住民税の一部を、他の自治体に納められる」というイメージです。

ふるさと納税の大きなメリットは、返礼品をもらえることです。住んでいる自治体に住民税を納めても何ももらえませんが、他の自治体にふるさと納税すれば返礼品がもらえるのです。

同じ金額を納めるので、後者の方がお得であることは明らかですよね。

 

返礼品としてもらえるもので人気なのが、高級な国産牛肉やフルーツなど食べ物です。食べ物をもらえば日常の生活費を節約できるため、節約したぶんのお金を貯金に回すことができます。

ただし、ふるさと納税のうち2,000円は自己負担となります。また、ふるさと納税できる金額の上限は、所得によって異なります。

 

とはいえ、よほどの理由がない限り、ふるさと納税はやった方がお得な仕組みです。自己負担の2,000円を超えると思われる返礼品をもらえば、得しかしていないことになります。

なお、ふるさと納税をして、住民税の控除を受けたり、所得税の還付を受けたりするためには、確定申告が必要であることは念頭に置いておいてください。

方法4:ポイントサイトを利用する

みなさんは、ポイントサイトを知っていますか?インターネットの通販サイトを利用する方は、ぜひ活用してポイントを貯め、現金を節約して貯金を増やしましょう。

ポイントサイトの使い方は次のとおりです。

 

楽天やYahoo!ショッピングなどの通販サイトを利用するとき、ポイントサイトのリンクから通販サイトに入ります。そこで買い物をすると、購入代金の数パーセントが、ポイントサイトのオリジナルのポイントとして貯まります

もちろん、楽天やYahooショッピングのポイントも、クレジットカードのポイントも、通常どおり貯まります。

 

総合通販サイトだけでなく、パッケージ旅行の予約サイトや、美容室の予約サイトなどもポイントサイトに載っています。うまく活用すれば、ポイントをたくさん貯められるでしょう。

ポイントサイトのポイントは、Tポイントなどの有名なポイントに交換したり、現金に交換したりできます。ポイントを貯めることで現金を節約できるので、貯金を増やすことにつながるはずです。

方法5:リボ払いをやめる

リボ払いとは、毎月いくら支払うか決めておき、その月のクレジットカード使用額とは関係なく、毎月の支払いを淡々と行う方法です。分割払いは支払いの回数を決めますが、リボ払いは金額を決めます。

そのため、高額な買い物をすると何年も支払いを続けなければなりません。

 

計画的にリボ払いを使える人は良いのですが、無計画に使ってしまい、借金地獄に陥っている人は大勢います。毎月の支払い額が一定なので、身の丈に合わない高いものをどんどん買ってしまい、未来の自分に多額の借金を背負わせているのです。

 

そもそも、身の丈に合った暮らしをすればリボ払いなど必要ありません。1ヶ月のカード使用分を翌月に支払えば良いのです。

リボ払いを際限なく使っていると、将来的に返済しなければならないお金が増えるので、貯金どころではありません。まずはリボ払いをやめ、毎月の収入と支出のバランスを見直しましょう。

投資で貯金しているお金を増やす方法

これまで、貯金を増やすための節約術のような方法を紹介してきました。

節約以外にもお金を増やす方法はあり、とても効果的なのが投資です。ボーナスを投資に使っても良いですし、毎月決まった金額を投資に回すのも良いでしょう。

 

この項目では、貯金を増やしたい投資初心者の方でも取り組める投資方法について解説していきます。次の3つはいずれも小額で取り組めるので、これらの方法から投資を始めてはいかがでしょうか?

  1. 投資信託
  2. おつり投資
  3. ポイント投資

投資方法1:投資信託

投資信託は、投資家から少しずつ集めたお金をまとめプロが投資して運用する商品です。投資信託は、インターネット証券会社なら100円から始めることができます。

投資信託は自動積立のサービスが使えるので、先ほど紹介した「セルフ天引き貯金」と似たような役割が期待できます。毎月決まった金額を自動で引き出し、投資信託の購入に充ててくれるので、「自動天引き投資」のようなイメージです。

貯金が苦手な人でも、強制的に資産運用して貯めることができます。

投資方法2:おつり投資

おつり投資とは、電子マネーで買い物をしたときの端数を投資してくれるサービスです。2020年現在登場しているサービスでは、5円から投資を始めることができます。

昔から「おつり貯金」は親しまれていますが、その投資バージョンがおつり投資です。おつりを貯金することで無駄遣いを防ぐ効果と、投資で増やす効果の両立が期待できます。

投資方法3:ポイント投資

ポイント投資とは、買い物やクレジットカードの利用で貯まるポイントで、投資商品を購入するサービスです。上述した投資信託のような商品は現金で購入するのですが、一部ポイントで支払ったり、全額ポイントを使ったりできるのです。

ポイント投資のメリットは、現金を使わずに投資ができることです。投資は元本保証ではなく、運用に失敗してお金が減ってしまうリスクがあるものです。

 

しかし、現金でなくポイントで投資すれば、現金を失うリスクなく投資ができます。しかも、ポイントの現金化ができます。

ポイントで買った投資商品も、売却すれば現金になるのです。ポイントを現金化し、貯金を増やす手段にも使えます。

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まとめ

ボーナスを貯金したいと考えている方に向けて、具体的に何円貯金すれば良いのか考えるヒントをお伝えしてきました。結婚式やマイホーム購入などのライブイベントではお金が必要になるので、それに備えて貯めていきましょう。

また、ボーナスの貯金では足りない人や、普段から貯金をしたい人は、習慣を見直しましょう。セルフ天引きをしたり、投資を始めたりして、お金を増やす習慣を身につけましょう。

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