【比較表あり】外貨預金は何がおすすめ?メリットやデメリットとリスク軽減法も解説

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超低金利時代が続く日本。
普通預金に100万円を預けても、1年間で10円(税引き後で8円弱)しか利息は発生しません。
しかし、外貨預金なら事情は大きく異なります。
金利が年数%台のものだけでなく年10%のものもあり、100万円の利息が税引き前で年間10,000~100,000円になることもあります

とはいえ、外貨預金は国内預金と比べるとリスクも高く、金利が高いからといって無条件でおすすめできません。

そこでこの記事では外貨預金のメリットとデメリットを解説し、実際にどの金融機関でどのような外貨預金を選べばよいのかについて説明します。

あなたが思っている、
「外貨預金はお得なの?」
「結局のところどこに預ければいいの?」といった疑問を解決しましょう!

外貨預金に興味がある方、リスクを分散させた投資をおこないたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

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目次

外貨預金のメリット

外貨預金とは、日本の銀行に日本円ではなく外国の通貨でお金を預けることです。
わざわざ日本円を外国通貨に両替して預けることにどのようなメリットがあるのでしょうか?

主なメリットとして次の4つをみていきましょう。

  • 高金利で預けられる
  • リスク分散ができる
  • 為替変動による利益も期待できる
  • インフレ対策ができる

メリット1:高金利で預けられる

日本にも銀行があり、お金を預けて利息を受け取ることができます。
しかし、メガバンクでも0.001%とあまりにも金利が低いため、利益目的でお金を預ける方はほとんどいないでしょう。
一方、外国では日本と比べると数百~万倍もの利息がつくため、投資感覚でお金を預けることもできます。
たとえば、住信SBIネット銀行では、南アフリカ共和国の通貨・ランド(南アランド、ZAR)で預けると、3ヶ月の定期預金で年利14%(税抜き)という高額利息を得られる商品があります。

手数料や税金を考慮しなければ、100万円が3ヶ月後には103.5万円になるので、日本円の預金とは比べ物にならないくらい高利です。

もちろん、3ヶ月の満期後に再投資することも可能で、100万円を4回預けて1年間で14万円(税引き前、手数料除外)の利息を得ることもできます。
利息も再投資すれば、利息は約14.8万円(税引き前、手数料除外)とさらに高額になります。

参考:住信SBIネット銀行「外貨定期預金」(外部リンク)
※紹介している商品は、2020年2月7日時点のもの。

メリット2:リスク分散ができる

どんなに高利益が見込めそうな投資商品であっても、すべての資産を同じ商品に投資するのは賢明なことではありません。

たとえば、さきほどの南アランドの定期預金も、3ヶ月満期の商品のため、次の3ヶ月も同じ金利が適用されるとは限らないのです。

投資にはリスクが付き物ですから、複数の投資商品に資産を分け、1つの投資でうまくいかないときも別の投資で利益を上げるようにしなくてはなりません。

別の投資や日本円の預金をおこないながら外貨預金も手掛けるなら、リスクが分散され、ほかの投資で損失が生じたときに外貨預金の利益でカバーされる可能性があります。

メリット3:為替変動による利益も期待できる

外貨定期預金の場合、満期終了後に元本と利息(満期後、自動再投資ではない場合)を受け取ります。

しかし、外貨預金を始めたときよりも解約時(定期預金の場合は満期時)が円安なら、利息に加えて為替変動による利益も得られるのです。

たとえば、100万円を年10%の金利の米ドル建ての外貨預金に預けたとしましょう。
預入時の為替が1USドル=100円で、解約時の為替が1USドル=110円とします。

以下のように本来の利息に加えて為替差による利益が得られ、効率よく資産を増やせます


<預入時と解約時の為替が同じ場合>

100万円を預入(年10%で1年定期)→ 110万円の受取

<預入時に比べて解約時が円安(1USドル:100円→110円)の場合>

100万円を預入(年10%で1年定期)→ 121万円の受取

※いずれも手数料と税金を含めずに計算しています。実際に受け取る利益は、手数料と税金によって上記の計算よりも目減りすることがあります


 

メリット4:インフレ対策ができる

実は、日本で日本円を保有していることにもリスクがあります

たとえば100万円を10年間普通預金に預けていたとしましょう。
ここ10年の普通預金利息はメガバンクで年0.001%ですから、利息は数百円程度です。

しかし、この10年間で物価は大きく上昇しています。
たとえば以下の表を見てください。
2010年1月の時点では100万円で国産牛肉(冷蔵ロース)を144.3㎏買えますが、2020年1月には120.5㎏しか買えません。

つまり、銀行に預けて利息がついているはずなのに、実際の価値は目減りしているのです。

インフレによる資産価値の目減り例
国産牛肉(冷蔵ロース)100g卵10個入りパック
2010年1/12~152020年1/13~152010年1/12~152020年1/13~15
価格693円830円184円212円
100万円で買える量144.3㎏120.5㎏5,434パック4,716パック

※牛肉の量は小数点2位以下四捨五入。卵の量は小数点以下切り捨て

一方、日本円だけでなく外貨でも資産を保有しているならどうでしょうか。
日本国内のインフレには影響を受けず、資産の目減りを回避できることもあります

参考

外貨預金のデメリット

外貨預金をおこなうことで、リスク分散できるだけでなく、インフレリスクも回避しやすくなります。
しかも高利息と為替益も見込めるわけですから、「やらない手はない!」と思うのも当然です。

しかしながら、すべての投資にデメリットがあるように、外貨預金にもデメリットがあります。
とりわけ次の3つのデメリットには注意しましょう。

  • 高額な手数料がかかることもある
  • 為替変動によって損失を被ることがある
  • 金融機関が破産したときは預金が保障されない

デメリット1:高額な手数料がかかることもある

外貨預金では、日本円を外貨に両替するときに手数料が発生しますし、預金を解約して日本円に両替して受け取るときにも手数料が発生します

特に店舗やATMを保有する店舗型銀行の外貨交換手数料は高く、以下のように単に100万円を米ドルに交換して再度日本円に戻すだけでも1万円ほどが手数料としてかかることがあります。

一方、ネット銀行の住信SBIネット銀行なら、手数料として差し引かれるのは300円強で、三井住友銀行とは約8,700円もの手数料差があります。
手数料を少しでも節約したい方は、店舗を持たないネット型銀行を選ぶほうが良いでしょう

為替レートと手数料の例
100万円を米ドルに交換交換した米ドルを日本円に交換
三井住友銀行→ 9,061.25ドル990,939円(手数料は9,061円)
住信SBIネット銀行→ 9,101.67ドル999,636円(手数料は364円)

※いずれも2020年2月7日15時時点のものです

参考

デメリット2:為替変動によって損失を被ることもある

外貨預金を始めたときと比べ、解約時の為替が円安方向に進んでいるなら利息+為替益が期待できます

しかし、反対に円高方向に為替が変動していたらどうでしょうか。
利益が目減りしてしまうだけでなく、場合によっては元金以下しか受け取れなくなることもあるのです。

たとえば、100万円を年10%の米ドル建て外貨預金に預けたとしましょう。
預入時の為替が1USドル=100円で、解約時の為替が1USドル=90円とします。

以下のように本来の利息が為替差による損失で打ち消され、元本割れしてしまいます
実際にはこの上に手数料と税金が差し引かれますから、さらに受け取る金額は減ってしまうのです。


<預入時と解約時の為替が同じ場合>

100万円を預入(年10%で1年定期)→ 110万円の受取

<預入時に比べて解約時が円高(1USドル:100円→90円)の場合>

100万円を預入(年10%で1年定期)→ 99万円の受取

※いずれも手数料と税金を含めずに計算しています。実際に受け取る利益は、手数料と税金によって上記の計算よりも目減りすることがあります


デメリット3:金融機関が破産したときは預金が保障されない

日本の銀行や信用金庫などに預けている普通預金や定期預金は、預金保険機構の「預金保険制度」(ペイオフ)によって守られています。

万が一、銀行や信用金庫などの金融機関が破綻したときでも、預金保険制度により、1金融機関につき1人あたり1,000万円までの元金と破産日までの利息が保障されます

しかしながら、日本の金融機関に預けていても、外貨預金に関しては預金保険制度が適用されません
つまり、金融機関が破産すると、利息が減るだけでなく、預け入れた元金さえも減ってしまう可能性があるのです。

参考:預金保険機構「万が一金融機関が破綻した時」(外部リンク)

外貨預金がおすすめの人とは?

ここまで見てきた外貨預金のメリットとデメリットををもとに、外貨預金は次のような人におすすめできます。

  • リスクを許容できる人
  • 為替のチェックをこまめにおこなう人
  • 近々、まとまったお金が必要になることがない人

リスクを許容できる人

外貨預金は決してローリスクな投資方法ではありません。
利息がついても為替変動でマイナスになることがあり、利益が目減りするだけでなく、元本割れする可能性もあります。

つまり、「1円でも資産を減らしたくない」と考えている方には、決しておすすめできない投資法といえます

為替のチェックをこまめにおこなう人

外貨預金の金利に関しては、投資家と銀行との契約に基づき、通常は預入期間中に変動することがありません。

しかし、為替相場は一刻一刻変化します。
こまめに為替情報をチェックしていないと、解約時期を逃してしまう恐れがあります。
とりわけ満期のない外貨普通預金をおこなう場合は、為替の動向に敏感になるようにしてください。

つまり、外貨預金は、為替に興味があるならより一層積極的に取り組みやすい投資方法ともいえます

近々、まとまったお金が必要になることがない人

外貨定期預金は、基本的に途中解約不可の投資商品です。
預入期間中に支出の予定がないことが前提でおこないますので、ローンを組んで資金を用意するのはNGです。
通常、ローン金利のほうが外貨預金の金利よりも高く、利益よりも損失が多くなる可能性が大です。

また、満期のない外貨普通預金も、いつでも解約できるわけではありません。
預け入れた銀行の営業時間内に解約・払戻しがおこなわれるため、手続きをしてから口座に円貨として入金されるまでに数日かかることもあるのです

近々、まとまったお金が必要になることがない人、もしくは、外貨預金以外にも余剰資金を充分に持っている人が、外貨預金に向いているといえるでしょう

外貨預金はどの金融機関で預けるべき?種類別に比較

外貨預金を預けることができる金融機関は、主に銀行・ネット銀行・FX会社の3つです。それぞれの違いを以下にまとめました。

注目すべきは為替手数料です。
先程説明しましたように為替が円高に動くときも、受け取れる利益は目減りしてしまいます。

高利息がついたとしても受け取れる利益は減ってしまいますので、少しでも為替手数料が安い金融機関を選ぶべきです。

以下の表からも分かるように、外貨預金をするなら為替手数料が安いネット銀行とFX銀行の2択で考えていきましょう。

 

<金融機関の種類別特徴一覧>
店舗型銀行ネット銀行FX銀行
為替手数料往復0.5~2.0円/USドル程度往復0.005~0.2円/USドル程度往復0.005~0.05円/USドル程度
最低預入額10万~100万円程度100円~10万円程度1万円程度
運用期間1年単位が多い1年単位が多い。商品によっては1ヶ月単位、1週間単位のものもある決まりはない。預けた当日に引き出すのも可能
取扱通貨2~5通貨ほど2~5通貨ほど10種類以上のことが多い
取引可能な時間平日9~15時平日9~15時平日なら時間を問わないことが多い
取引レート独自レート独自レート実勢レート
利息運用期間終了時に受け取り運用期間終了時に受け取り毎日受け取れる(スワップポイント)

ネット銀行比較

主なネット銀行の為替手数料と金利、預金が可能な通貨の数を一覧にまとめました。
どの銀行で外貨預金をおこなうか決定する際の参考にしてください。

外貨預金をするなら、取引手数料が低く、金利が高い銀行を選ぶようにしましょう。
ネット銀行で手数料を見るときは1往復分の手数料、つまり、購入時と売却時の手数料の合計を見てください。

たとえばイオン銀行の米ドル購入時手数料は無料ですが、売却時に50銭もの手数料がかかるため、1往復の手数料は購入時手数料が有料のソニー銀行やGMOあおぞら銀行よりも割高になってしまいます。

しかしながら、米ドル1ヶ月定期の金利は年4%と非常に高額で、預入期間や投入資金によっては手数料の高さを補っても余りある高額利益を期待できるでしょう。

 

<米ドル外貨預金>
手数料(買/売)普通預金1ヶ月定期3ヶ月定期1年定期通貨数
ソニー銀行15銭/15銭0.25%1.2%1.5%1.35%12種類
じぶん銀行0銭/25銭0.2%4%1.6%1.6%8種類
イオン銀行0銭/50銭0.25%1.2%3種類
住信SBIネット銀行0銭/4銭0.25%1.3%1.6%1.8%9種類
楽天銀行25銭/25銭0.01%2%0.6%0.8%7種類
GMOあおぞら銀行2銭/2銭1.5%8種類

※いずれも2020年2月7日15:00時点の情報です
※取引量などによって手数料・金利にいくつかの種類がある場合は、もっともスタンダードなものを記しています

 

<ユーロ外貨預金>
手数料(買/売)普通預金1ヶ月定期3ヶ月定期1年定期
ソニー銀行15銭/15銭0.001%0.001%0.001%0.001%
じぶん銀行0銭/25銭0.001%0.002%0.002%0.002%
イオン銀行取り扱いなし
住信SBIネット銀行13銭/13銭0.001%0.001%0.001%0.001%
楽天銀行25銭/25銭0.01%0.02%0.02%0.02%
GMOあおぞら銀行10銭/10銭0.001%

※いずれも2020年2月7日15:00時点の情報です
※取引量などによって手数料・金利にいくつかの種類がある場合は、もっともスタンダードなものを記しています

FX会社比較

厳密には、FX会社では「外貨預金」という商品はあつかっていません。

しかしFX口座を開設し、口座に外貨建てで資金を預けていると、通貨の金利差を調整する金額が預入期間に応じて入ってきます。

この金利差による調整額をスワップポイントといい、金利差がプラスのときは利益になり、マイナスのときは保有しているだけで損失が生まれます

たとえばDMMFXのスワップポイントは以下のように設定されています。
日本円で米ドルを購入して保有している場合は利益になりますが、反対にユーロを購入しているときや、米ドルでユーロを購入・保有しているときは預入期間に応じて資産が減っていきます。

<10,000通貨単位あたりの1日のスワップポイントと30日間保有した場合の金額>

 

<10,000通貨単位あたりの1日のスワップポイントと30日間保有した場合の金額>
米ドル/円円/米ドルユーロ/円ユーロ/米ドル
スワップポイント46円-48円-10円-67円
10,000通貨を30日間保有した場合1,380円-1,440円-300円-2,010円

※2020年2月5日時点のスワップポイントです。スワップポイントは毎日変化するため、実際に受け取れる金額は単純に日数倍した額ではありません。
※10,000通貨とは特定の通貨の量が10,000あることを意味します。たとえば米ドル/円を10,000通貨保有するということは、10,000米ドル(=約110万円)を保有するということです。

スワップポイントがプラスになる通貨を保有していれば、FXで取引をおこなわなくても、単に口座に外貨を預けているだけで利益が受け取れます。
外貨預金目的でFX会社を選択するときは、取引したい通貨ペアのスワップポイントが大きくなる傾向のある会社を選ぶようにしましょう
反対に、スワップポイントがマイナスになるときは、できるだけスワップポイントが0に近くなる会社を選んでください。

また、最小取引単位にも注目です。
取引単位が大きいということは初期投資額が多くなるということですから、資金に余裕がない方には利用しづらいです。

しかし、FXではレバレッジと呼ばれるシステムを利用でき、たとえばレバレッジが10倍なら、1,000通貨を購入する資金で10,000通貨を運用することができます。
資金に余裕がないときでも高額な取引をおこなうことが可能なシステムです。

下記のいずれのFX会社も最大レバレッジは25倍ですから、最低取引単位が10,000通貨の会社であっても実際は400通貨分の資金(米ドル/円なら44,000円程度)で始められます

最低取引単位が1,000通貨の会社であればさらに初期資金を低くすることができ、万が一、為替や金利が予想外の動きを示した場合でも損失を抑えることができます

 

<FX会社各社の手数料、通貨ペア数、取引単位、スワップポイント比較>
取引手数料通貨ペア数取引単位スワップポイント(10,000通貨)
米ドル/円ユーロ/円豪ドル/円
DMMFX無料20種類10,00046円-10円18円
GMOクリック証券無料20種類10,00047円-12円17円
YJFX!無料22種類1,00049円-19円18円
LION FX無料50種類1,00020円-30円23円
外為どっとコム3~50円30種類1,00049円-19円19円
FXブロードネット無料24種類1,00036円-43円12円
みんなのFX無料27種類1,00050円-8円20円
マネーパートナーズ無料18種類10035円-19円13円

※DMMFXは2020年2月5日時点、外為どっとコムとFXブロードネットは2月4日時点の情報です。その他のFX銀行では、2020年2月7日時点の情報です(いずれも1日分)
※取引単位は最低単位で、米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円のペアに関して適用されます。南アランドや人民元、香港ドルなどの一部通貨に関しては、異なる通貨単位が適用されることがあります
※外為どっとコムの取引手数料は、1,000通貨あたり片道で表記しています

外貨預金をするならどの通貨がおすすめ?違いを解説

ここまでで取引するネット銀行やFX会社を比較して選び方についてみてきました。

どこで取引するかを選び終えたら、次はいよいよ運用する通貨を決めていきます。
通貨にはそれぞれ性格がありますので、自分に合う通貨、扱いやすい通貨を選択するようにしましょう!

USドル(USD)

流通量世界一。流動性リスクはほとんどなく、売りたいとき・買いたいときにスムーズに取引をおこなえます。
そのため、価格がスリップすること(取引を決定したときの価格と、実際に取引した価格が大きく異なること)があまりなく、取り扱いやすい通貨です。

金利も日本円の預金と比べて高く、受取時が円安気味ならさらに大きな利益を期待できます。
また、スワップポイントも大きめのため、FX口座に保有しているだけでも利益を得られ、手軽に取り組める点も魅力です。

ユーロ(EUR)

流通量世界2位で流動性リスクが少ない点は魅力ですが、金利は日本円の普通預金とほとんど変わらないため、外貨預金にはあまり向きません。

また、スワップポイントもマイナスのため、FX口座で保有するのも向いているとは言い難いです。

ただし、為替や金利は常に変動していますので、いつまでも今の状態が続くとは限りません。ユーロの外貨預金やスワップポイントがお得になる可能性も充分にあるため、動向をチェックするように心がけていきましょう。

オーストラリアドル(AUD)

オーストラリアドルは金利が高く、おすすめの通貨の1つです。

たとえばソニー銀行なら1ヶ月定期なら年5%、1年定期も年0.6%の高金利です。
また、スワップポイントも大きく、FX口座で長期保有する場合にも適しています。

ただ、オーストラリアドルはユーロや米ドルと比べると安定性が低いため、金利やスワップポイントも変動幅が大きめです。
高金利の定期預金商品を見つけたときは、金利が下がる前に早めに契約しておくことをおすすめします。

※金利は2020年2月8日時点のものです

ニュージーランドドル(NZD)

ニュージーランドドルも金利が高く、スワップポイントも大きめで、外貨預金やFX口座での保有に向いている通貨です
ソニー銀行でも1ヶ月定期は年5%、1年定期も年0.85~1%と高金利です。

なお、ニュージーランドドルはオーストラリアドルの値動きと連動することが多いため、リスク分散を考えるなら、同時に保有しないほうがよいかもしれません

ニュージーランドドルとユーロ、ニュージーランドドルと米ドルのように、相関性が高すぎない通貨で外貨預金を保有するようにしましょう

※金利は2020年2月8日時点のものです

イギリスポンド(GBP)

一般的に、先進国通貨は為替が安定しています。
しかし、イギリスポンドは為替変動が意外と大きく、長期保有するときには注意が必要です

安定性が低いということは、反対に言えば、投資のチャンスが多いということでもあります。
こまめに金利やスワップポイントをチェックし、賢く投資していきましょう。

南アフリカランド(ZAR)

南アフリカランドは、為替変動が大きく、金利も高いため、ハイリスクハイリターンの投資をおこないたい方にはおすすめの通貨です
短期定期なら年10%を超える超高金利のものもあり、賢く運用すれば大きな利益を期待できます。

南アフリカは中国との貿易高が大きいため、中国の経済から強い影響を受けています。
為替相場の連動性も高く、リスク分散を第一に考えるなら、中国元(人民元、CNH)と同時に保有することはあまりおすすめできません

外貨預金初心者が行うべきリスクを軽減する3つの方法

外貨預金は、日本国内の預金商品とは異なり、高利益を見込めるものの、為替変動の影響を強く受けるためハイリスクです。

しかし、リスクを軽減する方法がないわけでもありません。
外貨預金初心者におすすめの3つの方法を次で紹介していきますので、ぜひリスクを軽減しつつ投資にチャレンジしてみましょう

  1. 短期定期預金を利用する
  2. 複数の通貨に資金を分ける
  3. FX会社で為替変動が少ない通貨を保有する

方法1:短期定期預金を利用する

外貨普通預金は、いつでも解約できる点は魅力ですが、いつ金利が変わるか分からないという不安を併せ持ちます。
金利減少のリスクを抑えるためにも、契約期間中は一定の金利が適用される外貨定期預金をおすすめします。
その中でも、預入期間が短期の商品なら高金利であることが多いため、短期間で効率よく資産を増やすことも可能です。

方法2:複数の通貨に資金を分ける

為替が暴落・高騰すると、外貨預金を日本円で受け取るときに利益が大幅に目減りすることがあります。
為替変動によるリスクを抑えるためにも、資産を2つ以上の通貨に分けて保有することをおすすめします
その際、為替の動きがあまり影響しない組み合わせを選ぶようにしてください

たとえば以下の通貨はおすすめできない組み合わせです。
為替変動が似ているため、どちらかの価値が急落するともう一方の価値も急落し、資産を分けた意味があまりありません。

  • オーストラリアドルとニュージーランドドル
  • 南アフリカランドと中国元

方法3:FX会社で為替変動が少ない通貨を保有する

店舗型銀行ではなくネット銀行を利用すれば、外貨預金の手数料を大きく軽減できます。
また、ネット銀行では高金利の外貨預金も多く、上手に活用すれば高利益も期待できます。

しかしながら、高金利の外貨預金は満期が決まっている定期型です。
そのため、こまめにチェックし、解約や再投資といった運用手続きが必要で、投資初心者にとってはハードルが高いかもしれません

一方、FX会社におけるスワップポイントなら、FX口座に入れておくだけで自動的に付与されますので、こまめな管理が難しい投資初心者にも管理しやすいというメリットがあります。

為替変動が少ない通貨を保有するなら、長期間放置しても損失を被る可能性が低く、定期預金とは異なり好きな時に出金できる点もメリットです。

なによりFX口座を開設して資金を入金し、外貨建てで保有するだけという手軽さも初心者におすすめの理由です。

ローリスク投資を目指すなら外貨預金以外にも目を向けてみよう

外貨預金以外に目を向ければ、さらにローリスクで投資をおこなうことも可能です。
おすすめの投資としてつみたてNISAを利用する方法とiDeCoを利用する方法を紹介します。
いずれも投資益にかかる税金を軽減することができ、利益を増やす効果を期待できます。

方法1:つみたてNISAで投資信託をおこなう

投資で利益が生じると税金が発生します。
国内の投資に関しては20.315%、総合課税が適用される投資に関しては所得に応じて5~45%もの税金が課せられます。
そのため、投資額が少ない投資初心者の方にとっては負担に感じるかもしれません。

NISA口座なら120万円までは非課税で投資できますので、利益をそのまま受け取ることができます

また、つみたてNISA口座なら、毎月こつこつと積み立てるタイプの投資信託なども非課税でおこなえるようになります。
投資初心者におすすめの投資商品として、初期投資が少ない積立投資信託があります。
これを、つみたてNISA口座を活用して非課税で運用していくのはいかがでしょうか。

方法2:iDeCoで株式投資・投資信託をおこなう

節税するということは支出が少なくなるということ。つまり利益を増やすのと同じ効果があります。

最大限の節税効果のために、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の活用を検討してみましょう。
iDeCoは掛金が全額所得控除の対象になり、しかも、運用益も非課税、受取時も公的年金等控除や退職所得控除が適用される制度になります。
さらにiDeCoの商品は投資家個人が選択でき、株式投資や投資信託などの高利益が見込めるものもあります。

積極的な運用が難しいと感じる投資初心者の方でも、iDeCoなら投資のリスクを節税でカバーできるため、お得を実感しやすいのではないでしょうか。

まとめ:リスクを知ってから外貨預金を始めよう

ここまでで話してきたまとめを最後に確認しましょう。

  • 外貨預金は高金利の商品が多い。特に預入期間が短期の定期預金は高金利の物が多数ある。
  • 購入時と比べて売却時の為替相場が円高のときは、受取額が目減りする。
  • FX口座で外貨を保有するだけでスワップポイントが付与されるため、外貨預金と同様の利益を期待できる。ただし、スワップポイントがマイナスのときは預けているだけで元金が目減りする
  • 外貨預金が難しいと感じる方は、スワップポイントによる利益や、NISA等の非課税投資制度、iDeCoなどの節税できる投資制度の活用も検討しよう

この記事で何度か触れたように、投資にはリスクが付き物です。

しかし、リスクを恐れて、単にお金を銀行に預けているだけでは、超低金利時代の日本において効率よく増やすことはできません。

外貨預金やスワップポイント、また、その他の投資を活用し、賢く資金を増やしていきましょう。

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