2月株主優待おすすめ厳選5銘柄

2月の株主優待で一番重要なのは、利回りだけで飛びつかず、優待が自分の生活で本当に使えるかどうかを最優先することです。

本記事では、「優待の使いやすさ・配当の持続性・事業の安定性・分散のルール化」の4軸で厳選した5銘柄を紹介し、権利確定日・権利付き最終日や優待利回り、NISAでの長期保有を踏まえた注意点までわかりやすく解説します。

まずは生活で確実に使える優待を一つ決め、配当とリスク管理のルールを設けて運用を始めてください。

2月の株主優待選びで失敗しないための4つの基準

2月の株主優待は選択肢が豊富ですが、利回りだけで選ぶと権利落ちの株価下落で損をしてしまうことがあります。

長期的な視点で資産を育てるためには、優待内容がご自身の生活スタイルに合っているかを見極めることが何よりも重要です。

これからご紹介する4つの基準を参考に、本当に価値のある一銘柄を見つけ出しましょう。

優待の使いやすさと生活への密着度

優待の使いやすさとは、優待品を無理なく、そしてお得に使い切れるかどうかという視点です。

せっかく優待を受け取っても、利用できる店舗が生活圏内になかったり、有効期限が短すぎたりしては意味がありません。

例えば、自宅から徒歩15分圏内に利用できる店舗があるか、受け取ってから90日以内に使い切れるスケジュールが立つかなど、ご自身の日常に落とし込んで考えることが失敗を避ける第一歩となります。

最終的には、その優待があることで、日々の生活が少しでも豊かになるか、または節約につながるかを判断基準にすることが大切です。

配当の持続性と企業の安定性

優待投資では、優待内容だけでなく、企業が安定して配当を出し続けられるかという視点も欠かせません。

企業の安定性は、自己資本比率やキャッシュフローといった財務指標で確認できます。

例えば、自己資本比率が40%以上あれば、財務的に安定している一つの目安となります。

優待と配当の両方を得ることで、株価が下落した際のリスクを和らげる効果も期待できます。

優待利回りだけでなく、配当利回りも合わせた総合利回りで判断し、長期的に付き合える企業を選びましょう。

権利落ち日の株価変動と購入タイミング

権利落ち日とは、株主優待や配当を受け取る権利がなくなる日のことです。

一般的に、株価は権利がもらえる最終日(権利付き最終日)に向けて上昇し、権利落ち日には優待や配当の価値分だけ下落する傾向があります。

この値動きを理解せずに権利付き最終日間際に購入すると、優待価値以上の含み損を抱えてしまうリスクがあります。

過去数年間のチャートを確認し、権利落ち日前後1ヶ月の株価の動きを分析することで、慌てて高値で買ってしまう失敗を防げます。

株価が比較的落ち着いている権利確定日の1ヶ月以上前など、余裕を持ったスケジュールで購入を検討するのがおすすめです。

優待の改悪・廃止リスクの見極め

株主優待は、企業の業績や経営方針によって内容が変更される「改悪」や、制度自体がなくなる「廃止」のリスクが常に伴います。

特に、企業の業績悪化は、優待改悪の直接的な引き金になりやすいです。

リスクを見極めるためには、企業の公式サイトにある投資家向け情報(IR情報)で、直近3年間の業績推移や利益の状況を確認することが重要です。

赤字が続いていたり、利益が大きく減少していたりする企業は注意が必要です。

魅力的な優待であっても、企業の財務状況をしっかりと確認し、長期的に株主への還元を続けられる体力があるかを見極めましょう。

権利確定日と権利付き最終日の2026年カレンダー

株主優待を受け取るためには、「権利付き最終日」の取引終了時点で株式を保有している必要があります。

「権利確定日」は株主名簿に記録される日であり、この日に株を持っていても優待はもらえないので注意が必要です。

2026年2月の場合、月末の権利確定日は27日(金)で、その2営業日前の25日(水)が権利付き最終日となります。

このスケジュールは、証券会社によって休日等の扱いが異なる場合があるため、お使いの証券会社のカレンダーも必ず確認してください。

2月株主優待おすすめ厳選5銘柄

2月の株主優優待銘柄を選ぶ際は、表面的な利回りだけでなく、優待の使いやすさと企業の安定性を両立させる視点が欠かせません。

物価高の対策として日々の生活に役立つ実用的な優待は魅力的ですが、権利落ちによる株価下落や優待改悪のリスクも考慮する必要があります。

そこで、長期保有を前提としたNISAでの投資にも適した、厳選5銘柄を紹介します。

※数値は、12月23日時点。

コード銘柄名株価配当利回り
3382セブン&アイ・ホールディングス2,233円2.24%
8016オンワードホールディングス720円4.21%
3387クリエイト・レストランツ・ホールディングス756円0.60%
8125ワキタ1,908円5.27%
3479ティーケーピー1,749円記載なし

1位 セブン&アイ・ホールディングス(3382)

株主優待は、セブン&アイグループの各店舗で利用できる共通商品券です。

コンビニエンスストアからスーパーマーケットまで、幅広い業態で使えるため、利用価値がとても高いです。

この優待の最大の強みは、全国に約21,000店舗以上あるセブン-イレブンやイトーヨーカドー、ヨークマートなどで日常の買い物に直接使える点にあります。

食料品や日用品の購入に充当できるため、家計の負担を軽減する効果を実感しやすいでしょう。

事業基盤が安定しており、配当も期待できるため、長期で安心して保有しやすい銘柄です。

注意点として、優待を受け取るための最低投資金額が他の銘柄と比較して高めになる傾向があります。

しかし、その汎用性の高さを考えれば、日々の生活に密着した優待を求める投資家にとって、ポートフォリオの中核となりうる存在です。

2位 オンワードホールディングス(8016)

株主優待は、公式通販サイト「オンワード・クローゼット」で利用できる20%割引クーポンです。

ファッションに関心が高い方にとって、魅力的な内容となっています。

比較的手の届きやすい株価でありながら、配当利回りが約4.%と高い水準にあるのが大きな強みです。

優待がオンラインで完結するため、店舗の立地を気にせず利用できる利便性も持ち合わせています。

インカムゲインと優待の両方を狙いたい投資家にとって、有力な選択肢となります。

この優待は、オンワードの製品を実際に購入する方でなければ価値がゼロになる点に注意が必要です。

ご自身の買い物スタイルに合うかどうかを、投資判断の前に確認することが大切になります。

3位 クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)

株主優待は、「磯丸水産」や「かごの屋」など、グループが運営する多様な飲食店で利用できる食事券です。

外食の機会が多い方にとって、楽しみながら節約にも繋がります。

全国に展開する900以上の店舗で利用できるため、住んでいる地域にかかわらず優待を活用しやすいのが強みです。

食事券という分かりやすい形で届くため、投資の恩恵を実感しやすく、資産形成を続けるモチベーションにもなります。

配当利回りは高くないため、インカムゲインよりも優待利用を主目的とする投資家向けの銘柄です。

外食産業は景気動向の影響を受けやすいため、投資する際は資産の一部に留めるなど、リスク管理を意識しましょう。

4位 ワキタ(8125)

株主優待は、大阪と東京にある「ホテルコルディア」で利用できる優待券です。

建機のレンタルが主力事業ですが、株主還元にも積極的な企業として知られています。

最大の魅力は、約5.27%という高い配当利回りです。

安定した配当収入が期待できるため、株価の下支え要因となり、長期投資における安心材料となります。

優待券を利用できる方にとっては、宿泊費を抑えられる満足度の高い内容です。

優待を利用できる施設が限定されているため、投資する前にご自身の出張や旅行の予定と照らし合わせる必要があります。

優待を使えない場合でも、配当利回りの高さだけでも十分に投資価値のある銘柄と言えます。

5位 ティーケーピー(3479)

株主優待は、TKPグループおよび提携ホテルで利用できる宿泊割引券です。

貸会議室事業を主力としながら、ホテル事業にも力を入れています。

この優待は、アパホテルなど提携する全国650以上の宿泊施設で利用できるため、出張や旅行のコストを直接的に削減できます。

現金割引という実用的な内容であり、利用シーンが明確な方にとっては大きなメリットです。

現在、配当は実施していないため、投資のリターンは優待の利用と株価の値上がりが中心です。

優待の価値は利用頻度に大きく左右されるため、ご自身のライフスタイルに合致するかどうかを慎重に見極めることが重要になります。

NISAも活用する優待投資のリスク管理術

株主優待を選ぶ楽しさと同じくらい、長期的に資産を築くためには資産全体を守る視点を持つことが重要です。

魅力的な優待銘柄を見つけると、つい一つの銘柄に多くの資金を投じたくなりますが、それは大きなリスクを伴います。

優待投資は、「攻め」だけでなく「守り」のルール作りが、成功への鍵を握っています。

資産を守る分散投資の考え方

分散投資とは、値動きの異なる複数の資産へ投資を分けることで、全体のリスクを抑える手法を指します。

優待投資においても、この考え方は非常に有効です。

例えば、今回ご紹介した銘柄のように、小売、アパレル、外食など、業種の異なる3つ以上の銘柄に資金を分けるだけでも、一つの業界の景気が悪化したときの影響を和らげることができます。

すべての資産を優待株にするのではなく、NISAのつみたて投資枠で保有している投資信託など、他の金融商品と組み合わせることも資産全体のリスクを管理する上で大切です。

1銘柄あたりの投資上限ルールの設定

投資上限ルールとは、一つの銘柄に投資する金額の上限をあらかじめ自分自身で決めておくことです。

感情に流されず、冷静な投資判断を維持するために役立ちます。

具体的には「1銘柄への投資額は、株式投資に回している資産全体の10%以内」や「どんなに魅力的な銘柄でも最大30万円まで」のように、ご自身の資産状況に合わせて明確なルールを設定します。

このルールを守ることで、万が一特定の銘柄の株価が予期せず大きく下落したとしても、資産全体が受けるダメージを限定的に抑えることが可能です。

3月優待も視野に入れた資金配分

資金配分は、月ごとの優待銘柄の数や魅力を考慮して、計画的に行うことが大切です。

特に2月の優待投資では、翌月の動向も視野に入れる必要があります。

2月も魅力的な優待銘柄が多いですが、優待の権利確定銘柄数が年間で最も多くなるのは3月です。

2月の銘柄に資金を使いすぎて、3月に現れる魅力的な銘柄を買うチャンスを逃すのはもったいない展開です。

あらかじめ「2月は1銘柄、3月は2銘柄買う」といったように、月をまたいだ資金計画を立てておくことで、よりバランスの取れたポートフォリオを構築できます。

長期保有を前提としたIR情報のチェックリスト

IR情報(Investor Relations)は、企業が株主や投資家向けに経営状況や財務状況などを公開している情報源です。

長期保有を前提とするなら、この情報を定期的に確認する習慣が欠かせません。

企業の公式サイトに掲載されている「決算短信」や「株主還元方針」といった資料に、少なくとも四半期に一度は目を通しましょう。

業績や財務の健全性を自分の目で確かめることが、長期的な安心につながります。

これらの情報を定期的に確認することで、優待の改悪や廃止といったリスクを早い段階で察知し、適切なタイミングで売却するなどの判断がしやすくなります。

まとめ

この記事では2月の株主優待を長期保有視点で厳選して5銘柄を比較し、選び方の軸と注意点まで解説しました。重要なのは、優待が日常生活で確実に使えるかを最優先すること です。

まずは生活で確実に使える優待を一つ決め、権利付き最終日やNISAでの扱いをIRで確認したうえで、1銘柄あたりの投資上限ルールを設定して購入してください。