2018年駆け込みIPOスケジュールと2019年IPO期待の5銘柄を大予想!

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ソフトバンクグループの中核通信会社であるソフトバンク株式会社の新規上場により、一段と注目を集めるIPO(新規株式公開)株。

この記事では、年内に予定されているIPOのスケジュールと、2019年にも新規上場の可能性がある銘柄を予想していきます。

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1、ソフトバンクの後も続く【12月IPOスケジュール一覧】

ソフトバンクのブックビルディングは7日に締め切られましたが、それ以後12月のIPOスケジュールは以下のようになっています(ブックビルディング最終日が12/7以降の銘柄)。

(1)リンク

銘柄名
(市場・コード・業種) リンク
(マザーズ・4428・情報・通信業)
事業内容 自動発注・在庫最適化ソフト「sinops」の開発・販売
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/6~12 12/13 12/17~20 12/25 100 3,380~3,580円
主幹事証券会社 SBI証券

(2)ベルトラ

銘柄名
(市場・コード・業種) ベルトラ
(マザーズ・7048・サービス業)
事業内容 海外・国内の現地体験型オプショナルツアー専門のオンライン予約サイトの運営
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/6~12 12/13 12/14~19 12/25 100 360~384円
主幹事証券会社 野村證券

(3)レオス・キャピタルワークス

銘柄名
(市場・コード・業種) レオス・キャピタルワークス
(マザーズ・7330・証券・商品先物取引業)
事業内容 投資信託の設定、運用ならびに販売業務・委託一任契約に基づく投資顧問業務
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/6~12 12/13 12/14~19 12/25 100 1,300~1,400円
主幹事証券会社 みずほ証券

(4)EduLab(エデュラボ)

銘柄名
(市場・コード・業種) EduLab(エデュラボ)
(マザーズ・4427・情報・通信業)
事業内容 教育測定技術とAIを活用した次世代教育向けe-Testing/e-Learning事業及びテスト運営・受託事業
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/6~12 12/13 12/14~19 12/21 100 2,800~3,200円
主幹事証券会社 SMBC日興証券

(5)ポート

銘柄名
(市場・コード・業種) ポート
(マザーズ/福証Q-BOard・7047・サービス業)
事業内容 インターネットメディア事業
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/6~12 12/13 12/14~19 12/21 100 1,420~1,480円
主幹事証券会社 大和証券

(6)テノ.ホールディングス

銘柄名
(市場・コード・業種) テノ.ホールディングス
(マザーズ/福証Q-BOard・7037・サービス業)
事業内容 直営保育所・受託保育所の運営、幼稚園や保育所に対する保育士派遣、ベビーシッターサービス・ハウスサービスの提供、tenoSCHOOL(保育士養成講座等)の運営
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/5~11 12/12 12/13~18 12/21 100 1,870~1,920円
主幹事証券会社 野村證券

(7)自立制御システム研究所

銘柄名
(市場・コード・業種) 自立制御システム研究所
(マザーズ・6232・機械)
事業内容 商業用ドローンの製造販売及び自律制御技術を用いた無人化・IoT化に係わるソリューションサービスの提供
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/5~12 12/12 12/13~18 12/21 100 3,000~4,000円
主幹事証券会社 みずほ証券

(8)Amaizia(アメイジア)

銘柄名
(市場・コード・業種) Amaizia(アメイジア)
(マザーズ・4424・情報・通信業)
事業内容 フリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」等のサービス提供
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/5~12/11 12/12 12/13~18 12/20 100 1,270~1,320円
主幹事証券会社 SMBC日興証券

(9)AmidA(アミダ)ホールディングス

銘柄名
(市場・コード・業種) AmidA(アミダ)ホールディングス
(マザーズ・7671・小売業)
事業内容 EC通販事業(印鑑及びスタンプを中心とした商材を自社グループサイトを中心としたインターネット通販サイトで販売)
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/4~10 12/11 12/12~17 12/20 100 1,440~1,460円
主幹事証券会社 野村證券

(10)Kudan(クダン)

銘柄名
(市場・コード・業種) Kudan(クダン)
(マザーズ・4425・情報・通信業)
事業内容 人工知覚技術の研究開発及びソフトウェアライセンスの提供
ブックビルディング
期間 公開価格
決定 購入申込期間 上場日 単元株数 仮条件
12/4~10 12/11 12/12~17 12/19 100 3,260~3,720円
主幹事証券会社 SMBC日興証券

参考:Diamond ZAi Online

この中でも、特にリンク(4428)、Kudan(4425)に注目してみました。

2、IPO注目の2銘柄

(1)リンク(4428)

小売業・卸売業・製造業の流通三層の在庫を最適化するためのソフトウェアパッケージ群「sinops(シノプス)シリーズ」を展開しています。

関西圏・四国圏ではシェア3割以上を占めており、上場により関東圏を始め東日本でのシェア拡大の加速が期待されます。今回IPOでの調達金額の見込みは10億円前後と小さく、初値の期待は高まります。

また今年最後のIPO案件であることでより注目を集めやすいでしょう。

(2)Kudan(4425)

人工知覚(AP)技術の研究開発、およびソフトウェアライセンスを提供しています。

人工知覚(AP)技術は、産業用・家庭用ロボット、自動運転、ドローンといった自動制御に欠かせない技術であり、その第一線で開発を行う同社の成長期期待は高いです。

今回IPOでの調達金額の見込みは7億円前後と小さく、初値の期待も高まるでしょう。

3、IPOに当選する確率をあげるポイント

IPO銘柄は売り出し数が決まっており、欲しいと思っても必ず買えるものではありません。

IPO株を公募価格で手に入れるには、主に①証券会社が行うブックビルディングに参加し抽選で当選する、②(店頭型)証券会社の担当者から割当を受けるという、2つのルートがあります。

②に関しては購入を希望するIPO銘柄を取り扱う証券会社に口座があることはもちろん、基本的に割当はお得意様から優先して行われます。

億単位の口座残高があり、頻繁に取引を行っているなど、証券会社にとってメリットがある顧客でなければ、そう簡単に割当は受けられないと思ったほうが良いでしょう。

逆に担当者から購入を勧められるような銘柄は、人気がない、あるいは売り出し数が多く、初値が公募価格を割り込む可能性が高くなります。

勧められたからといって、すぐに飛びつかず、慎重に判断しなければなりません。

一般投資家がIPO株の割当を受けられるのは稀であり、多くは②のブックビルディングに参加して当選を狙うことになります。

その際以下のような点を心がけると、当選のチャンスを広げられます。

(1)自分にあった抽選方式の証券会社を選択する

IPOの抽選方式には、「IPOの当選確率を上げるには方式」「口数比例方式」「ステージ優遇方式」などがあり、自分にあった抽選方式を採用している証券会社を選択することで当選確率アップが期待できます。

①公平抽選方式

証券口座ごとに抽選権が1つ与えられる方式。投資資金に関わらず公平な抽選が行われるため、投資資金の少ない方に適した方式です。

【公平抽選方式を採用している主な証券会社】

  • マネックス証券 (100%公平抽選)
  • ライブスター証券 (100%公平抽選)
  • カブドットコム証券(100%公平抽選)
  • SMBC日興証券 (ダイレクトコースで公平抽選)
  • 岡三オンライン証券(ステージ優遇方式との併用方式、各ステージ内で公平抽選)
  • 岩井コスモ証券 (ネット取引対象の10%が公平抽選)
  • 東海東京証券 (ステージ優遇方式との併用方式、各ステージ内で公平抽選)
  • 松井証券 (ネット取引対象の70%超が公平抽選)

②口数比例方式

応募口数1口につき抽選権が1つ与えられる方式。応募口数が多いほど当選確率が上がるため、投資資金が多い方に適した方式です。

③ステージ優遇方式

ステージに応じて当選枠が割り当てられる方式です。

口座残高や支払手数料が多いほど当選確率が上がるため、投資資金が多い方やその証券会社のお得意様に適した方式です。

【ステージ優遇方式の例(岡三オンライン証券のケース)】

岡三オンライン証券では、過去の取引実績に応じて抽選対象者をステージS、ステージA、ステージBの3ステージに分け、以下のように対象ステージを変えて3回の完全公平抽選が行われます。

最上位のステージSでは最大3回抽選の対象となり、ステージが上がるほど当選確率も上がっていきます。

出所:岡三オンライン証券

(2)IPO引き受け実績の多い証券会社に口座を開設しておく

ブックビルディングに参加するためには、幹事(主幹事・引受幹事)証券会社に口座がなければ参加できません。

IPOの当選確率を上げるには、まずはブックビルディングに参加することから。IPOの幹事となる頻度は証券会社ごとに偏りがあり、効率的にIPOへ参加するには、これまでの実績に基づいて、IPOに強みのある証券会社から優先的に口座を開設しておくことがポイントです。

【IPOに強み(幹事引受実績・当選のしやすさ)を持つ証券会社】

  • マネックス証券
  • SMBC日興証券
  • SBI証券
  • 野村證券
  • 大和証券

(3)公平抽選方式では複数の証券会社、家族口座を活用

公平抽選方式を採用している証券会社では、口座ごとに抽選権が与えられるため、より多くの口座から応募したほうが当選確率は上がります。

通常IPOでは複数の幹事会社が引受を行い、ブックビルディングの抽選もそれぞれの証券会社ごとに行われます。

公平抽選方式であれば、幹事となっている複数の証券会社から応募することで当選確率を上げることができます。

また同じ証券会社であっても、口座の名義が違えばそれぞれの口座ごとに抽選権が与えられるため、家族名義の口座も有効に活用すれば、当選確率を上げることができます。

4、2019年上場が予想される会社は?

ここでは近いうちに上場する可能性のある会社について、何社かピックアップしてみていきます。

IPOが正式に決まった際にいち早く応募するかの判断ができるよう、また関連する上場銘柄がIPO決定によって動意付くこともあります。

(1)WILLER(ウィラー)


画像:WILLER株式会社

WILLER株式会社は、高速路線バス事業や鉄道事業などを展開する会社です。

ピンクのバスでおなじみの2006年から運行する高速バス「WILLER EXPRESS」は、年間273万人(2015年実績)に利用され、日本を代表する高速バス会社となっています。

快適な移動を実現するため多くのシートを自社で開発しているほか、近年ではさまざまな移動ソリューションを展開しています。

そのひとつが「レストランバス」。移動・食事・文化を融合し、バスで各地域の生産者、料理人と地域を回りながら、その地域の食文化の魅力を感じることができるというものです。

インバウンド需要の取り込みが期待できるほか、海外事業にも積極的に展開しています。

1994年の創業から20年以上が経過し、高速バスから移動ソリューション会社への飛躍し、グローバル企業としてさらに事業を拡大していくため、市場では上場も間近ではないかと言われています。

社名 WILLER株式会社
事業内容 • 運輸事業(高速路線バス事業)

• 運輸事業(鉄道事業)

• ITマーケティング事業

本社所在地 大阪府大阪市北区大淀中1-1-88-600 梅田スカイビルタワーイースト6階
設立 2005年6月(1994年5月 株式会社西日本ツアーズ 創業)
代表者 村瀨 茂高

出典:WILLER株式会社

(2)ZMP(ゼットエムビー)

 

画像:株式会社ZMP

株式会社ZMPは、次世代自動車の開発用プラットフォーム「RoboCar」シリーズを始め、センサ・画像認識ソリューション、大学、企業のエンジニア向け研究用・教育用ロボットなどの製造・販売を行うロボットベンチャー企業です。

「Robot of Everything」人が運転するあらゆる機械を自動化し、 安全で楽しく便利なライフスタイルを創造することを目指しています。

自動運転分野は大きな発展が期待される分野であり、注目度はかなり高いです。

2016年には上場承認を受け12月上場予定だったものの、顧客情報の流出の影響によって頓挫。2019年には再度上場を目指すのではないかと言われています。

前回の上場に向けた動きに際しては、JVCケンウッド(6632)、パイオニア(6773)、テクノスジャパン(3666)、ルネサスエレクトロニクス(6723)、アイサンテクノロジー(4667)、ネクスグループ(6634)、ザインエレクトロニクス(6769)、アバールデータ(6918)、アートスパークホールディングス(3663)が動意付いる点もあわせて注目しておきましょう。

社名 株式会社ZMP (英文名: ZMP Inc.)
事業内容 • ADAS(先進運転支援)、自動運転技術開発用プラットフォーム「RoboCarシリーズ」及びセンサ・システムの開発・販売

• 移動体メーカ(自動車、商用車、建設機械、農業機械、物流搬送機器、屋外作業機械等)向け自動運転等の開発支援、実験代行業

• 物流支援ロボットCarriRoの開発・販売

• 大学・企業向け研究用ロボット、ロボット教材

本社所在地 東京都文京区小石川五丁目41番10号 住友不動産小石川ビル
設立 2001年1月
代表者 谷口恒(戸籍名:谷口恵恒)
関連会社 株式会社カーモト(株式会社JVCケンウッドとの合弁会社)

株式会社ZEG(株式会社ハーツユナイテッドグループとの合弁会社)

エアロセンス株式会社(ソニー株式会社との合弁会社)

AIDELI株式会社

出典:株式会社ZMP

(3)USJ(ユー・エス・ジェイ)

 

画像:合同会社ユー・エス・ジェイ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、2007年〜2009年まで東証マザーズに上場していたものの、業績不振を受けてMBOにより2009年9月上場廃止となりました。

しかし落ち込んだ業績をV字回復させたことで、再び上場する噂が出てきています。

関西圏は外国人観光客からの人気が高く、インバウンド需要を牽引し、2025年大阪万博開催決定でさらなる盛り上がりをみせています。

再上場は、投資を継続し成長加速するための資金調達が柔軟に行える体制の構築にもつながるため、今後IPO期待は高いと言えます。

社名 合同会社ユー・エス・ジェイ
事業内容 テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™」の運営
本社所在地 大阪府大阪市此花区桜島2丁目1番33号
設立 1994年12月(大阪ユニバーサル企画株式会社)
代表者 J. L. ボニエ

出典:合同会社ユー・エス・ジェイ

(4)ジュピターショップチャンネル

ジュピターショップチャンネル株式会社は、CATV放送、衛星放送、インターネット、カタログ等の媒体を通して通信販売を展開する「ショップチャンネル」の運営を中心としたダイレクトマーケティング事業を展開しています。

2015年上場の見方が強まっていたものの、CATV最大手のジュピターテレコム(JCOM)が買収に向けた動きを見せたことで上場は頓挫しています。

社名 ジュピターショップチャンネル株式会社
事業内容 CATV放送、衛星放送、インターネット、カタログ等の媒体を通して通信販売を展開する「ショップチャンネル」の運営を中心としたダイレクトマーケティング事業
本社所在地 東京都中央区新川1-14-1 国冠ビル
設立 1996年11月
代表者 田中 惠次

出典:ジュピターショップチャンネル株式会社

(5)Sansan(サンサン)

Sansan株式会社は、クラウド上で名刺管理を行うサービス「Eight」の企画・開発・販売を行う会社です。

法人向け名刺管理サービスでは業界シェア82%と他を圧倒しています。

同社は今月6日、日本郵政キャピタル、T. Rowe Price Japan Fund、 SBIインベストメント、DCM Venturesから、合計約30億円の資金調達を実施したと発表しました。

調達資金により、名刺を起点としたイノベーションを生み出す事業の展開を加速するとしています。

2014年にも上場観測が出たものの、その際には上場に至らず。今回の資金調達に続き、事業展開のための資金調達手段として、またVCの出口戦略として、近いうちに再び上場の動きが見られる可能性が考えられます。

社名 Sansan株式会社
事業内容 クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売
本社所在地 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル 13F
設立 2007年6月
代表者 寺田 親弘

出典:Sansan株式会社

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2018年も残り1ヶ月を切りましたが、リンク(4428)など注目のIPO案件はまだ残っています。

また、今年IPOが行われるのではないかと言われながら上場に至らなかった会社については、来年以降も引き続き注目していきたいところです。

IPO期待の高い会社をマークしておくほか、IPOに強い証券会社に口座を開設しておくなど、しっかりと準備をして臨み、IPOのチャンスを掴んでいただければ幸いです。

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証券会社、生損保代理店での勤務を経てファイナンシャルプランナーとして独立。

(保有資格)1級FP技能士・証券外務員一種
(試験合格)宅建士・行政書士

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