資産運用に「安全」な方法はあるのか?おすすめの元本保証・低リスクの投資

資産運用に「安全」な方法はあるのか?おすすめの元本保証・低リスクの投資

資産運用にはリスクがつきものですが、できる限り安全に資産運用したいニーズもあります。自分のお金をリスクにさらさないで済む方法があるなら、誰だってその方法で投資をするでしょう。

この記事では、安全な資産運用は存在するのかについてお伝えしていきます。安全な資産運用のデメリットについても解説するので、低リスクな資産運用など他の選択肢も考えていきましょう。

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「安全」な資産運用は存在するのか?

「安全」な資産運用は存在するのか?

資産運用ができる商品にはさまざまな種類があり、元本保証の商品もあれば、元本保証でない商品もあります。元本保証の商品を正しく使えていれば「安全」な資産運用はできます。

しかし、投資のように元本保証でない商品の方が多いですし、資産運用という言葉が投資とほとんど同じ意味で使われていることを踏まえると、基本的には「資産運用には元本割れのリスクがあり、必ずしも安全とは言えない」と説明するのが妥当でしょう。

まとめると、預金など元本保証の商品だけで資産運用するなら、安全と言えるかもしれません。しかし、一般的に言う資産運用は元本割れのリスクがある商品も活用する運用を指すので、大なり小なりリスクはあり、安全とは言い切れません。

安全な資産運用だけで満足できるか

元本割れのリスクがある投資を避け、安全な資産運用をするなら、銀行の普通預金や定期預金、日本の国債だけで運用することになります。それぞれどのような商品なのかは後述しますが、これらはある範囲内では元本保証の商品だということだけ、先に押さえておいてください。

元本保証の商品には「安全」という大きなメリットがありますが、一方で利回りが非常に低いというデメリットもあります。例えば、定期預金だと2020年11月現在では、最高でも0.2パーセント程度です。100万円を預けても、1年間で2,000円の利息しかもらえず、お金を増やすためには膨大な時間がかかってしまいます。

 

このように、元本保証の商品はお金を減らさないメリットがあるため守りには強いのですが、お金を増やす攻めの資産運用はできません。お金を増やすための資産運用をしたいなら、元本保証の商品だけでは物足りないでしょう。

資産運用でお金を増やしたいなら、元本割れのリスクがある商品も取り入れていく必要があります。元本保証の商品とリスクのある商品の両方を使い、攻めと守りのバランスが取れた資産運用を目指しましょう。

リスクとリターンは比例する

投資におけるリスクとリターンは比例しています。基本的には、元本割れのリスクが大きい商品ほど利回りが高いのです。

投資商品を選ぶとき、利回りが魅力的な商品に投資したくなってしまう人は多いです。しかし、利回りだけで投資先を選んでしまうと、同時に大きなリスクも取っていることになるのです。

 

反対に、リスクの低い商品は利回りも低いです。すでに触れたとおり、元本保証の商品の利回りが低いことからもご理解いただけることでしょう。

よって、資産運用をするなら利回りだけでなく、リスクにも注意しながら商品を選びましょう。ハイリスク・ハイリターンの商品に偏ったり、ローリスク・ローリターンの商品に偏ったりしないよう、複数の商品を使ってバランスを整えましょう。

元本保証の資産運用

元本保証の資産運用

ここからは、資産運用に活用できる具体的な商品をリスク別に紹介していきます。まずは、「安全」と言える元本保証の商品を3つ解説していきましょう。いずれも利回りは低いので、儲ける資産運用というより、「お金を減らさない資産運用」としてご理解ください。

  • 普通預金
  • 定期預金
  • 日本国債

普通預金

普通預金は、銀行の中で最も一般的な種類の預金です。給料が振り込まれたり、クレジットカードでの支払いを決済したりするのに使う預金です。

普通預金はいつでも自由に引き出せるメリットがありますが、金利は0.001パーセント程度と非常に低いです。まとまった資金の資産運用には適しませんが、とりあえずお金を置いておきたいという人は活用できます。

 

また、同じグループ企業の銀行口座と証券会社の口座を解説すると、普通預金の金利が高くなるサービスを行っている会社もあります。楽天銀行と楽天証券がその代表例で、証券口座を開設していると普通預金の金利が0.1パーセントまで高くなり、かなり優遇されます。

このようなサービスを使えば、普通預金でも定期預金並みの金利が確保できるため、守りの資産運用に活用することができます。

定期預金

定期預金は、申し込み時に決めた期間は引き出せない預金です。普通預金と異なり、自由に引き出すことはできません。

ただし、普通預金よりも魅力的な金利であることが多いです。元本保証なのに0.2パーセント程度の金利が狙えるため、普通預金よりも守りの運用に適しています。

 

ここで注意したいのが「ペイオフ」です。ペイオフは預金保護の仕組みで、銀行が倒産したときでも1,000万円までの預金等とその利息までは保護されますが、1,000万円を超えた部分は保護の対象となりません。

つまり、銀行に万が一のことがあったとき、1000万円を超える金額を預けている人は、超えた部分が返ってこなくて損をしてしまう可能性があるということです。

よって、1000万円を超える金額を預金する方は、複数の金融機関に1000万円ずつ預ける、など預金額が1,000万円以下になるようにコントロールしましょう。ペイオフの範囲で普通預金や定期預金をしていれば、元本保証で安全に資産運用できます。

日本国債

日本国債は、日本政府が資金調達のために発行する証券です。半年ごとに利息をもらうことができ、満期が来たら元本が戻ってきます。

日本国債は、財務省が「元本保証の商品である」と公言している商品です。国の財政破綻等が無い限り、安全に資産運用できる商品です。

ただし、利回りは1パーセント以下と低くなっています。マイナス金利や新型コロナウイルスにともなう経済対策のために国債の運用環境も悪化してきており、ローリスク・ローリターンの商品です。

大損しにくい低リスクの資産運用

大損しにくい低リスクの資産運用

ここからは、リスクのある投資商品をリスクが低い順に紹介していきます。まずは、大損しにくい低リスクな資産運用方法として、次の3つを解説していきます。

  • ヘッジファンド
  • 投資信託
  • ETF(上場投資信託)

ヘッジファンド

ヘッジファンドは、投資会社にお金を預け、プロに運用してもらう商品です。運用環境が良いときはもちろん、悪いときでも成果を出せるようにリスクヘッジされている商品であるため、「ヘッジ」という単語が名前に入っています。

ヘッジファンドは運用環境が悪くても利益を出せるように工夫して設計しているため、大損しにくい商品です。同時に高い利回りを追求するファンドなので、10パーセント程度の高い利回りを目指せるメリットがあります。

 

リスクを抑えて高い利回りを目指せる魅力的な商品ですが、最低投資額が1,000万円に設定されていることが多く、手を出せる人が少ない点がデメリットになるでしょう。

例えば、国内の上場企業に投資を行うJapan Act合同会社は、10パーセント程度の利回りを出せています。

Japan Act合同会社

最低投資額は基本的には1,000万円ですが、余剰資金の状況によっては500万円から始めて徐々に増やしていくことも可能なので、ヘッジファンドに興味がある方は一度問い合わせをされてみてはいかがでしょうか?

Japan Actホームページ

投資信託

投資信託も、投資会社にお金を預けてプロに運用してもらう商品です。最低投資額は1,000円や1万円に設定されていることが多いですが、一部のインターネット証券会社では100円から投資できる設定になっていることもあり、少額で投資をしたい人に向いています。

投資信託はローリスク・ローリターンの商品で、利回りは1パーセントから3パーセント程度です。利回りは低めですが、分散投資によってリスクも低く抑えられた商品です。

投資会社には大量の資金が集まるので、大量の銘柄に少額ずつ分散させて投資することで、個別の銘柄の浮き沈みの影響を薄めているのです。

 

預金や国債といった安全な商品では物足りないけれど、大きなリスクは取りたくない方は、投資信託を検討すると良いでしょう。

ETF(上場投資信託)

ETFは上場投資信託のことで、一つ前に紹介した投資信託の仲間です。投資会社のプロに運用を任せられる点も、投資信託と同様です。

投資信託と異なるのは、証券取引所に上場していることです。ETFを売買するためには証券会社を通じて証券取引所に注文を出す必要があるため、投資信託よりは購入や解約の方法が難しくなります。

とは言っても、売買注文の出し方は簡単ですが、投資信託の方が簡単なので比べると難しく感じる方もいるかもしれないといった程度のデメリットです。

 

一方、ETFのメリットは、投資信託よりも高い2パーセントから4パーセント程度の利回りを狙えることです。投資信託よりもコストが低く抑えられた商品が多いため、利回りも若干高くなります。

ETFと投資信託はともに低リスクな商品なので、少しでも高い利回りを求めたいならETFの方がおすすめです。

ミドルリスクの資産運用

ミドルリスクの資産運用

5パーセント前後のより高い利回りの資産運用をしたいなら、もう少しリスクを取った方法がおすすめです。株式投資や不動産投資など、昔からよく知られている投資方法も、ミドルリスク・ミドルリターンの方法です。ここでは、次の3種類を紹介していきます。

  • 株式投資
  • 不動産投資
  • REIT(不動産投資信託)

株式投資

株式投資は、企業の株式を買って出資者の一人になる投資方法です。企業が利益を出したら、一部を配当金としてもらうことができます。また、買ったときよりも株価が上がっていれば、売却して差額を利益とすることもできます。

株式投資の利回りは3パーセントから7パーセント程度とやや高めです。さらに株主優待をもらえるメリットもあります。一部の企業では株主優待のシステムを導入しており、株主に自社製品や割引券をプレゼントしているので、物やサービスを受け取れるメリットもあるのです。

 

一方のデメリットは、初心者には銘柄選びが難しい点が挙げられます。将来にも利益を上げられる企業の株式を買いたいものですが、事業がうまく行くと保証されている会社は無いため、銘柄選びに失敗して損失が出るリスクがあります。

上述したヘッジファンドや投資信託といったプロに運用を任せられる商品に比べると、失敗するリスクが高いと言えるでしょう。

不動産投資

不動産投資は、マンションやアパートを購入して他人に貸し出し、家賃をもらう資産運用方法です。利回りは5パーセント前後で、工夫次第ではより高い利回りも狙えます。

不動産投資のメリットは、一度入居されれば家賃収入が継続しやすいことです。入居した人は数年間は同じ部屋に住んでくれると予想できるため、将来の収入が予想しやすいです。

 

一方のデメリットとしては、物件選びや購入に時間がかかることが挙げられます。実際に物件を見に行ったり、購入のために不動産投資ローンを組んだりするため、始めるまでに手間と時間がかかってしまいます。

REIT(不動産投資信託)

REITは不動産投資信託のことで、不動産に特化した投資信託です。証券取引所に上場しているため、ETFと同じ方法で売買できます。

REITのメリットは利回りが高いことで、4パーセントから6パーセント程度の利回りが期待できます。投資信託やETFと同様にプロに任せられる商品なのに、これらの商品よりも高い利回りが期待できるのです。

 

REITは間接的に不動産投資ができる商品として知られていますが、土地や建物が自分のものになるわけではない点がデメリットだと言えます。投資会社が不動産投資を行うため、自分が不動産投資をしていることにはならない点に注意しましょう。

ハイリスクの資産運用

ハイリスクの資産運用

より高い利回りを狙うなら、ハイリスクの資産運用をするしかありません。次の2つの方法を紹介していきますが、いずれも難易度が高い方法なので、初心者にはおすすめできません。投資の知識や経験を身につけてから挑戦していただければと思います。

  • FX
  • 仮想通貨

なお、非常にリスクが高い取引であるため、安全な資産運用や低リスクな資産運用を求めている人には向きません。FXや仮想通貨を「誰でも簡単に稼げる」と紹介するメディアもありますが、実際は非常にリスクが高いので注意しましょう。

FX

FXは、為替変動を利用して稼ぐ資産運用の方法です。例えば、1ドル=100円のときにドルを買い、1ドル=110円になってからドルを売却すれば、差額が利益になります。

上手い人なら利回り20パーセントも可能な取引なので、お金を大きく増やしたいなら挑戦してみるのも良いでしょう。

しかし、失敗している人が9割とも言われる厳しい世界なので、「安全な資産運用」とは正反対の取引です。

 

リスクが高い理由はレバレッジが効かせられるからで、自分が持っているお金を超える金額を持っているのと同じ状態で運用できるからです。利益が出れば大きくなりますが、少しでも失敗すれば大きな損失が出ます。

仮想通貨

仮想通貨も仕組みはFXと同様で、通貨同士のレートの変動を利用して稼ぐ資産運用方法です。仮想通貨も上手い人なら利回り20パーセントも可能ですが、失敗している人の方が多く、誰もが稼げるわけではありません。

FXと同様に、仮想通貨もレバレッジを効かせられることから、大きな利益を狙える反面、損失も大きくなりやすいです。しかも値動きがFXよりも荒く、難しい相場になっている傾向があります。

非常にリスクの高い取引なので、安全な資産運用を探している人にはおすすめできません。

資産運用する際の注意点

資産運用する際の注意点

ほとんどの資産運用には、元本割れのリスクがあったり、手数料がかかるデメリットがあります。このような短所を理解していないと、資産運用で失敗する可能性が高くなるでしょう。

資産運用をする際に知っておくと失敗しにくくなるポイントを3つ紹介していくので、理解してから資産運用を始めると良いでしょう。

  • 余剰資金で投資する
  • 手数料がかかる
  • 分散投資をする

余剰資金で投資する

元本割れのリスクがある投資に使って良いのは、余剰資金だけです。生活費や使い道を決めて貯金しているお金は、投資には使わないで預金で運用しましょう。

使い道を決めているお金とは、結婚資金、マイホーム購入資金、子どもの学費などです。これらの資金や生活費を投資に使って失敗し、減ってしまったら、人生設計を下方修正しなければならないかもしれないので、投資には使わないでください。

リスクのある投資に使って良いのは、目的が決まっていない余剰資金のみです。

手数料がかかる

投資商品の売買には、手数料がかかります。普通預金や定期預金は手数料がかからないので忘れがちですが、投資信託や株式などの売買には手数料がかかるのです。

商品によって手数料の大小は異なるので、確認してから投資を始めることをおすすめします。あまりにも手数料が割高な商品だと、利益が出ても手数料の方が高くて一向に儲からず、逆に損をしてしまっているというケースが考えられるからです。

分散投資をする

低リスクに資産運用を行うためには、分散投資が重要です。一つの商品に集中投資するのではなく、複数の商品に分散投資をしましょう。

複数の商品に投資することで、ある商品で損失が出てしまっても、他の商品が利益を出してカバーしてくれると期待できるからです。損得を補い合って低リスクな運用ができるので、分散投資を心がけましょう。

まとめ

安全な資産運用や、低リスクな資産運用をメインにお伝えしてきました。元本保証の商品が良いなら預金と国債が考えられますが、利回りが低いデメリットがあります。

資産運用で少しでも良いからお金を増やしたいと考えるなら、許容できる範囲でリスクを取っていく必要があります。ヘッジファンドや投資信託のようにプロに任せることができ、初心者ならではの失敗が起こりにくい商品を活用しながら、投資も検討してみてください。

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