【2022】日本・海外別ヘッジファンドランキング10選!投資のリスクと購入方法も

あなたは今、ヘッジファンドに投資したいという思いで調べており、インターネット上には情報が少なくて困っているのではないでしょうか? 一定の資金が無いと申し込みできないヘッジファンドは投資家が少ないため、情報収集も大変ですよね。

この記事では、ヘッジファンドの選び方やランキングを解説していきます。他の投資法と比べたメリット・デメリットも紹介するので、読み終わる頃にはヘッジファンドの基本をマスターしているでしょう。

目次

ヘッジファンドの選び方

ヘッジファンドを選ぶとき、次の3つのポイントを押さえると良いでしょう。それぞれについて詳しく解説していきます。

  1. 投資戦略
  2. 運用歴
  3. 過去のリターン

選び方1:投資戦略

ヘッジファンドが行う投資戦略を調べ、理解してから投資を行いましょう。「なぜこの投資法で収益が出るのか」「なぜ損をしにくいと言えるのか」を自分なりに考え、納得できるヘッジファンドに資金を預けることがおすすめです。

多くのヘッジファンドは、株式の売買を基本に据えています。「安く買って高く売る」戦略なので、投資にあまり詳しくない人もイメージが湧きやすく、納得感がありますよね。

 

株式の売買で利益が出ないときは、他の投資で利益を出せるように工夫しているのがヘッジファンドの特徴です。難しい商品への投資もあるのですが、できればイメージが湧くヘッジファンドを選びましょう。

専門用語を多用してごまかす業者も中にはあるため、説明を丁寧にしてくれる会社のファンドをおすすめします。

選び方2:運用歴

新しいヘッジファンドでも優秀なケースもあるので一概には言えませんが、運用歴もヘッジファンド選びで参考になる点です。なぜなら、運用年数が長いほど、これまで良い成績を上げ続けてきたことを示すからです。

更に、長い運用によって出された結果は平均値がより安定したデータになるため、安心して大きな金額を預けることができるでしょう。

選び方3:過去のリターン

ヘッジファンドが過去にどのようなリターンを上げてきたのかということも参考になります。安定した収益を出してきたファンドの場合、ファンドマネージャーの手腕が信頼できるだけでなく、他の投資家も資金を預け続けると考えられるので破綻リスクが少ないです。

ただし、過去のリターンと同じリターンを今後も稼ぎ続けられるとは限りません。成果の数値は参考程度に留めましょう。

なお、過去のリターンを開示していないヘッジファンドも多く存在します。申し込みをする前に資料を請求し、過去のリターンを確認しましょう。

国内・海外ヘッジファンドの違い

ヘッジファンドを運用する投資会社は、日本国内にも海外にも存在します。この後に紹介するランキングは、国内と海外を分けて作成してあります。

それは、国内と海外のヘッジファンドに次の3つのような違いがあるからです。詳しく見ていきましょう。

  1. 最低投資額
  2. 仲介手数料
  3. 投資先の多様さ

違い1:最低投資額

日本国内と海外のヘッジファンドで大きく異なる点が、最低投資額です。

国内のヘッジファンドは1,000万円以上から投資できることが多いです。一方で、海外の著名なヘッジファンドは1億円以上の投資額が必要なことが多いです。

 

ヘッジファンドの本場であるアメリカでは、世界トップクラスの投資成績を残しているヘッジファンドはほとんどが富裕層向けです。そのため、1億円以上といった大きな資金を持っていることが前提となります。

日本のヘッジファンドは1億円もの資金を求められることは少ないので、投資を始めるハードルは低いと言えます。

違い2:仲介手数料

海外よりも、日本のヘッジファンドの方が、仲介手数料が安く済む場合が多いです。日本のヘッジファンドなら、投資会社に直接申し込んで契約することができるからです。

一方、海外のヘッジファンドに投資するときはプライベートバンクを通すことが多いです。投資家とヘッジファンドの間に入るプライベートバンクにも手数料を支払うため、コストが割高になってしまうのです。

手数料で比較すると、日本のヘッジファンドの方が、コストが安く投資しやすいと言えます。

違い3:投資先の多様さの違い

投資先は、日本より海外ヘッジファンドの方が多様なケースが多いです。特に、ヘッジファンドがしのぎを削るアメリカではファンドの運用額も大きいため、さまざまな商品に投資を行っています。

運用額が多くなるほど市場への影響が大きくなるため、あらゆる商品に投資しないと1社の売買で市場が大きく動いてしまうのです。多様な商品に投資するほどリスクが分散するので、低リスクでの運用ができます。

 

一方、投資家にとっては「ヘッジファンドがどんな運用をしているのかわかりにくい」という原因にもなります。運用手法について、できるだけ納得できるヘッジファンドを選んだ方が良いでしょう。

【日本国内】おすすめヘッジファンドのランキング

プロに運用を任せられ、しかも高い収益が狙えるヘッジファンド。どのようなヘッジファンド会社があるのか、国内・海外に分けておすすめの会社を紹介していきます。

まずは、日本国内のおすすめヘッジファンド会社5選です。投資戦略や運用歴、過去のリターンを踏まえて解説するので、興味のあるヘッジファンドが見つかったら気軽に問い合わせしてみてください。

第1位:Japan Act

Japan Act合同会社

Japan Actは、アクティビスト投資を行うヘッジファンド会社です。年率10%以上の利回りを出したヘッジファンドであり、高い収益性が期待できます

アクティビスト投資とは、ヘッジファンド会社が企業の株式を買って株主となり、経営に提言を行う投資方法です。株主として議決権を行使し、非効率な経営体制を変えることで企業の業績を高めます。業績が向上すれば株価も上昇するので、企業もヘッジファンド会社も利益を得られてWin-Winの投資が可能です。

 

Japan Actでは、日本国内に上場し、かつ市場で株価が割安となっている企業に投資を行います。過小評価されている原因を調査し、どうすれば改善できるのか、企業の業績を向上させられるのかを提言します。

企業との連携は必然的に中長期に及ぶので、「数年から数十年単位で高い利益を出してくれる投資をしたい」と考えている方におすすめです。アクティビスト投資だけでなく、バリュー投資も主として行っているため、中長期投資のプロといえるでしょう。

Japan Actの投資先としては、株式会社サンエー化研や昭和パックス株式会社などが挙げられます。株主総会でどのような提言を行ったのかはホームページでも公開されています。ヘッジファンドは秘密主義な会社が多く、通常はあまり情報公開しないのですが、Japan Actは情報公開にも積極的です。

そのため、情報の透明性が高く、好感を持てるヘッジファンド会社です。最低投資額は原則として1,000万円ですが、500万円から始めて少しずつ増やしていくなど、柔軟な対応もしてもらえるようです。気軽に相談してみましょう。

第2位:BMキャピタル

BM Capital

BMキャピタルは、バリュー投資をメインにしているヘッジファンド会社です。2013年に運用を開始しており、数年で倒産してしまうことも多いヘッジファンド会社の中では、長く続いている老舗企業です。過去の利回りを平均すると、年率10%以上と高収益なのも好感が持てます。

 

高い収益を長期間にわたって出し続けてきたBMキャピタルの投資手法は、バリュー投資とアクティビスト投資です。アクティビスト投資の実績はネット上ではでてこないため、バリュー投資がメインと考えられます。

バリュー投資とは、本来の企業価値に比べて割安で放置されている企業の株式を購入する投資方法です。企業価値が市場に見直される過程で自然に株価が上昇していくと期待できるので、投資家は放置していても収益が期待できます。ヘッジファンドのみならず、多くの機関投資家や個人投資家にも人気の投資手法です。

BMキャピタルの最低投資額は、原則として1,000万円です。相談次第では少額でも投資を始められるかもしれないので、気になる方は問い合わせしてみましょう。

第3位:トータスパートナーズ

TORTOISE PARTNERS

トータスパートナーズも、バリュー投資をベースに運用するヘッジファンド会社です。黒字経営の優良中小企業や社会的意義がある会社に絞って投資をしています。手数料控除後の利回りは3%から8%ほどで推移しており、高めの利回りが期待できます。

トータスパートナーズは、投資先の会社を選ぶ軸がおもしろいヘッジファンドです。たとえば、黒字経営で社会的にも必要とされている優良中小企業なのに、後継者問題に直面しており、放置していると倒産してしまう可能性がある企業です。

M&Aなど企業の立て直しや強化に強みを持つ会社なので、優秀な人材を送り込んで企業を存続させます。

 

また、ESG投資にも力を入れています。ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を取ったものです。

これからの企業は、自社の利益だけでなく、環境問題や社会問題への配慮や解決、不祥事などを起こさない企業統治も求められます。ESGに対処できる企業は、今後も長期にわたって収益を上げられると考えられます。

言い換えれば、ESGに適切に対処できない企業は存続を危ぶまれるということです。ESGを軸に投資する会社を選ぶことで、中長期にわたって収益を期待できます。

 

以上のように、トータスパートナーズは自社が利益を上げるだけでなく、社会的に意義のある投資をしています。投資を通じて社会貢献もできるヘッジファンドといえます。

トータスパートナーズの最低投資額は1,000万円です。より少額から投資を始めたい場合も、問い合わせて確認してみましょう。

第4位:レオス・キャピタルワークス

レオス・キャピタルワークス

レオス・キャピタルワークスは、ひふみ投信の運用で知られる投資会社です。私募投資信託(ヘッジファンド)のみならず、公募の投資信託も運用しています。

ヘッジファンドは最低申込額が1,000万円など高額ですが、公募投資信託は100円など少額から投資が可能です。「ヘッジファンドに投資してみたいけど、お金がないから無理」と感じている方は、レオス・キャピタルワークスの公募投資信託から始めてみてはいかがでしょうか?

 

レオス・キャピタルワークスが運用する公募投資信託はアクティブ型で、ヘッジファンドに似た性質を持っています。アクティブ型とは、市場平均を上回るパフォーマンスを出せるよう、投資会社が銘柄を分析して厳選し、投資を行う商品です。

市場平均と同程度の収益を狙うインデックス型投資信託よりも高収益が期待できます

 

同社の主力商品である「ひふみ投信」は、2021年7月31日のレポートだと、中長期でみると3年で19.77%。会社設立は2003年なので運用当初から投資を始めた方は、資産が6倍にもなっているようです。

公募投資信託は、レオス・キャピタルワークスへの直接申し込みだけでなく、証券会社を通じた購入も可能です。私募のヘッジファンドに投資する前に少額で試してみたい方は、レオス・キャピタルワークスの公募投資信託を購入してみてはいかがでしょうか?

第5位:ベイビュー・アセット・マネジメント

ベイビュー・アセット・マネジメント

ベイビュー・アセット・マネジメントは、株式、債券などを中心とした運用を行う独立系マルチ・ブティック型運用会社です。他社のヘッジファンドを含めて複数の商品を取り扱っているため、自分に合った商品を選べる点がブティックにたとえられます。

株式を運用するファンドだけでも、ロング・ショート戦略、ロング戦略、スマートベータ戦略など、さまざまな運用手法による商品があります。商品によって狙える利回りやリスクの大きさが異なるので、面談の担当者と相談しながら、自分に合った商品を選びましょう。

 

たとえば、ベイビュー・アセット・マネジメントが運用する「厳選日本中小型株式」では、15~20の中小銘柄を厳選して投資し、高い収益を狙っています。市場環境に応じてキャッシュ比率を調整することで、リスクを抑えながら中長期的な収益性を追求しています。

金融誌「J-MONEY」による「J-MONEYファンド大賞2016」の「日本株/スモールキャップ1年及び同5年部門」で1位に選ばれるなど、評価も高いファンドです。

ベイビューへの最低投資額は1,000万円以上ですが、少額で投資を始めたい場合も面談で相談しましょう。

運用戦略を選ぶ必要があるため、知識を持つ方とは相性の良いヘッジファンドとなっております。

【海外】おすすめヘッジファンドのランキング

世界全体を見渡すと、高収益のヘッジファンドはアメリカに集中しています。ヘッジファンドはアメリカ由来であり、アメリカが投資大国であることも関係しています。

そのため、ヘッジファンドへの投資を考えるなら、日本国内の企業だけでなく、アメリカを中心に海外の会社も視野に入ります。

 

しかし、日本に居住している人が海外のヘッジファンドに投資するのは、容易ではありません。プライベートバンクに口座を作ったり紹介してもらったりすることが一般的ですが、誰でも簡単にできることではないからです。

そこで、ここではヘッジファンド会社よりも広く世界の投資会社を全体的に見渡し、日本の個人投資家でも投資ができ、かつ高収益が狙える会社を紹介していきます。海外のおすすめ投資会社を5社厳選して紹介するので、興味のあるファンドへの投資を検討してみてください。

ただし、資料は英語であることが多いので、商品の理解には注意が必要です。

 

なお、ヘッジファンドランキングで必ず上位に入るようなブリッジ・ウォーター・アソシエイツなどのヘッジファンドはあえて除いています。機関投資家しか投資できず、個人投資家が投資できないファンドだからです。

第1位:Blackrock(ブラックロック)

ブラックロック

ブラックロックは、アメリカ・ニューヨークに本社を置く運用会社です。会社の運用資産額は2019年に7.4兆ドルを超え、世界最大の運用会社となっています。

ブラックロックでは、インデックス型の投資信託(ETF)に加え、ヘッジファンドに近い運用を行うアクティブ型の投資信託(ETF)の運用も行っています。ビッグデータを用いて戦略を立てた米国小型株に投資するファンド、新興国の債券に投資するファンド、ブラックロックの商品をバランス良く組み合わせたファンドなどさまざまです。

ブラックロックのファンドは、海外株式・ETFの取り扱いがある証券会社で購入できます

第2位:Vanguard(バンガード・グループ)

バンガード・グループ

バンガードはアメリカ・ペンシルベニア州に本社を置く運用会社です。運用資産額は2019年に5.4兆ドルで、ブラックロックに次ぐ世界第2位の運用会社となっています。

バンガードはインデックス型投資信託を多く扱っていることで有名ですが、ヘッジファンドに近いアクティブ型の投資信託も取り扱っています。運用資産の3割がアクティブ型投資信託(ETF)で、バンガードにとっても重要な商品です。

 

アクティブ型投資信託は信託報酬(手数料)が高いことが一般的ですが、バンガードのアクティブ型は非常に低コストという特徴があります。一般的なアクティブ型の信託報酬は1パーセント以上ですが、バンガードでは0.39%など、1%を切っています。コストを低く抑えているため、高い収益が狙えます。

なお、バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社は2021年2月28日に金融商品取引業を廃業しています。日本の拠点が廃業になっただけで、アメリカでの運用に大きな影響はないと考えられます。アメリカの投資信託は、これまでどおり証券会社を通じて購入できます。

第3位:Baillie Gifford(ベイリー・ギフォード)

ベイリー・ギフォード

ベイリー・ギフォードは、イギリス・エジンバラに本社を置く運用会社です。約26兆円を運用する大手で、同社が運用する投資信託はイギリスで人気があり、高いシェアを誇っています

ベイリー・ギフォードは5年、10年と長期にわたる長期投資を前提としており、ビジネスパートナーとして投資先を厳選している特徴があります。投資先企業のインタビューのみならず、リサーチや出張による現地調査、研究機関からの情報を踏まえ、独自の調査手法を確立しています。

 

アクティブ型の運用を専門としており、高い収益性が期待できます。たとえば、ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンドは、2021年8月時点で直近1年の利回りが46%を超えています。このファンドは「モーニングスターアワード2020」最優秀賞も受賞しました。

国内では三菱UFJ国際投信が投資信託を取り扱っており、証券会社各社を通じて購入が可能です。

第4位:Alliance Bernstein(アライアンス・バーンスタイン)

アライアンス・バーンスタイン

アライアンス・バーンスタインは、アメリカ・ニューヨークに本社を置く運用会社です。日本にも拠点を置き、投資顧問業務や機関投資家向けの年金運用サービスなどを提供しています。

個人投資家向けの運用サービスもあり、債券や株式、マルチアセットなど多様な商品があります。

 

たとえば、株式の運用では、リターンの追求とリスク抑制を実現できるよう、世界の株式に分散して運用しています。グロース/バリュー戦略、ロング/ショート戦略などさまざまな手法を織り交ぜ、リスクを減らして収益を追求しています。

投資会社に直接申し込むことも可能ですし、アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信など公募投資信託の商品に証券会社を通じて投資することもできます。

第5位:UBS

UBS

UBSは、スイスに拠点を置く世界有数の金融グループです。日本国内でもビジネスを展開しており、UBS証券では投資銀行業務やETFの取り扱い、UBSアセット・マネジメントでは資産運用業務や助言業務を行っています。

機関投資家向けのサービスが中心ですが、個人投資家が購入できるアクティブ型投資信託の運用も行っています。

 

たとえば、UBS米国成長株式リスク・コントロール・ファンドは、2021年8月20日時点で直近1年の利回りが17.3%となっています。アクティブ型の投資信託で非常に高いパフォーマンスを発揮しています。

投資信託は証券会社各社で購入でき、気軽に申し込むことができます。

ヘッジファンドと他の投資の比較

ヘッジファンド以外にもさまざまな投資法がありますが、あえてヘッジファンドに投資する理由は何でしょうか?次の3つの投資法と比べ、ヘッジファンドに投資するべき理由を解説していきましょう。

  1. 投資信託
  2. 株式投資
  3. 不動産投資

投資信託との比較

ヘッジファンドとよく似た商品といえば、投資信託があります。

投資信託も資産運用のプロに投資を任せる商品であり、初心者でも簡単に始められることが共通しています。そのため、ヘッジファンドと投資信託のどちらに投資するべきかについて議論されます。

 

2つの商品で迷った場合は、次の2点をよく考えて投資すると良いでしょう。

  1. 収益目標の違い
  2. 最低投資額の違い

収益目標の違い

ヘッジファンドは「絶対収益」を、投資信託は「相対収益」を目標にしているという違いがあります。

両者を比べると、絶対収益のヘッジファンドの方が利回りは高くなり、年率10パーセントを狙うことができます。一方で、相対収益の投資信託は平均1パーセントから3パーセントほどの利回りで、マイナスになる可能性があります。

利回りは投資信託よりもヘッジファンドの方が高くなるので、投資をするならヘッジファンドがおすすめです。

最低投資額の違い

ただし、実際には「最低投資額の違い」を考慮して投資をする必要があります。ヘッジファンドは最低でも1,000万円ほどの資金が必要だからです。

日本人の平均年収は400万円ほどであり、1,000万円という金額を投資に回すことは、多くの人にとって非現実的でしょう。お金に余裕がある人はヘッジファンドに投資するべきですが、万人向けとは言えません。

 

そこで選択肢に上がるのが投資信託です。

投資信託は100円以上・100円単位で投資することができるため、誰でも投資することができます。投資を始めるにあたり、金額面でのハードルがヘッジファンドと異なり非常に低いのです。

 

これらをまとめると、次のようになります。高利回りであるヘッジファンドは投資資金が多い人向けです。

  • 1,000万円以上の投資ができるならヘッジファンド
  • 少額から始めたいなら投資信託

株式投資との違い

投資といえば株式投資を思い浮かべる人が多く、初心者の多くが株式投資から資産運用を始めています。ですが、実は株式投資は難易度が高いので上級者向きです。

資産運用の知識や経験が少ない初心者には、運用のプロに投資を任せられるヘッジファンドか投資信託の方が向いています。株式投資で特に難しいのは、次の2点です。

  1. 銘柄分析
  2. 売買のタイミング

銘柄分析

株式の売買で大きな利益を上げるためには、株式を「安く買って高く売る」ことが近道です。つまり、近い将来に株価が上がる企業を探さなければなりません。

ですが、一般の投資家がそのような成長企業を発掘することは至難の業です。なぜなら、銘柄分析で企業の財務状況や事業が成功する可能性などを評価しなければなりませんが、専門家でも難しい分析だからです。

個人投資家だと企業の詳しい情報を入手できないケースもあり、「ある企業の株価が今後上がるかどうか」を判断するのは非常に難しいのです。特に、初心者だとインターネットの情報を鵜呑みにして銘柄分析をした気分になってしまうことが多く、思ったように株価が上がらない銘柄をつかむ失敗例が多くなっています。

 

一方で、個人だと難しい銘柄分析も、ヘッジファンドならプロがすべて行ってくれます。初心者で銘柄を選ぶ知識や経験がない人でも、ヘッジファンドに任せればプロがしっかり利益を上げてくれるので、ぜひ活用しましょう。

売買のタイミング

売買のタイミングも重要な観点です。株式投資において最も難しいのが、実は「安く買って高く売る」ことだからです。

一度買った株式が値上がりしている場合、どのタイミングで売るのが適切かを初心者が判断することはとても難しいです。少しだけ値上がりした段階で売ってしまうと薄利でもったいないですし、「このまま値上がりし続けるだろう」と思って傍観していると、急に値下がりし始めて買値を下回ってしまうことがあるからです。

 

その点、ヘッジファンドは値上がり益で儲けるプロなので、しっかり安く買って高く売って儲けを出してくれます。金融工学の知見やAIによる分析を活用する投資会社もあり、個人投資家には使えない情報にアクセスできることも、ヘッジファンドが値上がり益で儲けを出せる理由の一つです。

株式の売買で儲けるのは個人投資家には難しいので、ヘッジファンドに投資してプロに運用してもらう方が良いでしょう。

 

以上のように、株式の売買とは基本的に個人投資家には難しいものです。株式から投資を始める初心者の方も多いのですが、なかなか上手く行かない人がほとんどです。

運用のプロに銘柄分析や売買を任せられるヘッジファンドを活用し、難易度を下げた投資をすることをおすすめします。

不動産投資との違い

不動産投資は、近年人気の投資手法です。不動産投資はマンションやアパートを買い、他人に貸し出して入居者から家賃をもらって収益とする投資法です。

不動産投資とヘッジファンドを比べるポイントは次の2点です。

  1. 投資に必要な金額
  2. 利回り

投資に必要な金額

ヘッジファンドは、最低でも1,000万円以上の資金が必要なのに対し、不動産投資は1億円ほどの資金が必要となります。新築タワーマンションを保有する場合などはもっと多くの金額が必要となります。

1億円ものお金をポンと支払える超富裕層はほとんどおらず、多くの不動産投資家は融資を受けて物件を購入しており、1億円を現金で支払っているわけではありません。

 

わざわざ融資を組んでまで投資をするくらいなら、不動産投資よりも少額で始められる投資を検討した方が良いでしょう。ヘッジファンドは1,000万円ほどの資金から始められる投資なので、富裕層にとっては不動産投資よりも気軽に始められるはずです。

利回り

ヘッジファンドの利回りは10パーセント以上、不動産投資の利回りは5パーセントから7パーセントほどです。利回りを比較しても、ヘッジファンドの方が優れていることがわかります。

ヘッジファンドも不動産投資も富裕層向けの投資なので、多額の資金が必要です。しかし、どちらかに投資をするなら、利回りが高く必要資金が少ないヘッジファンドの方がおすすめです。

ヘッジファンドに投資するメリット

ヘッジファンドの他にも、投資商品はさまざまな種類があります。ですが、ヘッジファンドへの投資は限られた人にしかできない特権です。

メリットを3つ紹介していきますので、ぜひヘッジファンドへの投資を検討してみてください。

  1. 運用のプロに任せられる
  2. 「絶対収益」だから高利回り
  3. 分散投資してくれるから低リスク

メリット1:運用のプロに任せられる

ヘッジファンドの良いところは、運用のプロに投資を任せられることです。個人投資家の投資歴や運用の腕の良し悪しに関係なく、初心者でもヘッジファンドに任せればプロ並みの利益を得ることができます。

投資信託も運用のプロに投資を任せる商品で似ていますが、投資先の幅広さで比べるとヘッジファンドに軍配が上がります。

 

投資信託は株式や債券など一般の投資家でも投資できる商品が中心ですが、ヘッジファンドはそれらに加え、オプションやスワップなど専門的な商品も駆使します。一般の投資家には難しすぎる商品への投資もしてくれるので、運用のプロに任せるメリットが非常に大きいのです。

ヘッジファンドの良さは、投資に自信がない人もプロに任せて収益を上げられることです。特に投資の初心者や、忙しくて投資に時間を割けない人に嬉しいメリットです。

メリット2:「絶対収益」だから高利回り

ヘッジファンドが世界中の富裕層に愛されている理由は、高利回りだからです。利回り10パーセント超えはほとんど当たり前で、20パーセント以上を叩き出すこともあるハイレベルな世界です。

一般的な投資法だと、どんなにリスクを取ってもせいぜい利回りは10パーセントです。先ほども触れたように、ヘッジファンドはオプションなどの専門的な商品にも投資をして利益を上げているので、より高い利回りを追求できるのです。

 

ヘッジファンドの収益目標は「絶対収益」であり、市場が右肩上がりのときも右肩下がりのときもプラスの成績を出すのにこだわっています。右肩下がりの相場でもつられて損をしないよう、「ヘッジ」するからヘッジファンドなのです。

メリット3:分散投資してくれるから低リスク

ヘッジファンドはさまざまな投資商品に投資するので、分散投資が基本の設計となっています。個人投資家は1社のヘッジファンドにお金を預けるだけで良く、投資会社の方で分散投資をしてくれるのです。

分散投資のメリットは、リスクを低く抑えることができる点です。複数の銘柄に資産を分けて投資することで、どれか一つの銘柄で失敗しても、全体的な損失を軽く抑えることができます。

そのため、分散投資は資産運用の基本とされています。

 

反対に、一つの銘柄に資産を集中させる「集中投資」はリスクが非常に高くなります。その銘柄が破綻したら、最悪の場合、全財産を失うこととなってしまいます。

いくら運用のプロでも、投資に失敗してしまうことはあり得ます。失敗しても軽傷で済ませるためにも分散投資は重要で、分散投資が基本となるヘッジファンドはリスクを抑えた投資法と言えます。

ヘッジファンドに投資するデメリット

ヘッジファンドでは先ほど解説したようなメリットがある一方、デメリットもあります。ヘッジファンドに投資をする前に、次の3つのデメリットを理解しておきましょう。

  1. 1,000万円以上の投資が必要
  2. 運用手法が難しく初心者にはわかりにくい
  3. 手数料が高い

デメリット1:1,000万円以上の投資が必要

ヘッジファンドの最低投資額は、1,000万円以上と高額であるケースが多いです。投資に使えるお金が少ない人は、投資をすることすらできません。

まとまったお金を使えるからこそ、ヘッジファンドはさまざまな商品に分散投資することができます。扱う商品が多岐に渡るので、多額の資金が必要なのです。

デメリット2:運用手法が難しく初心者にはわかりにくい

ヘッジファンドが投資する先は、株式や債券だけでなく先物やオプションといった専門的な金融商品も含まれます。一般の投資家にとってあまり馴染みのない商品にも多額の投資をしているのですが、金融工学の知識がないと商品について理解できず、初心者にはわかりにくい点がデメリットです。

ヘッジファンドには多額の資金を預けるため、「自分が理解できない商品に投資されるのは怖い」と感じる人もいるでしょう。

 

どうしても自分で理解できることにこだわる人は別ですが、ヘッジファンドを運用するのは投資のプロなので、基本的には信じて預けて問題ありません。

デメリット3:手数料が高い

ヘッジファンドには、次の2種類の手数料があります。

  1. 管理手数料
  2. 成果報酬

管理手数料

管理手数料とは、ヘッジファンドを維持するために投資家から徴収する費用です。管理手数料率は運用資金の1パーセントから2パーセントが目安で、あまり大きな費用ではありません。

成果報酬

成果報酬とは、ヘッジファンドが利益を上げたときにファンドマネジャーが得る報酬のことです。

成果報酬は、運用収益の20パーセントから50パーセントほどの場合が多いです。管理手数料と比べて、成果報酬は高額な設定であり、投資家の利益が減ってしまうデメリットがあります。

ですが、利益を出すことにインセンティブを与えるのが成果報酬です。成果報酬が高いほど、投資家が受け取る利益は減りますが、ファンドマネジャーが真剣に運用すれば利益をより上げることが期待できるため、結果的に投資家が貰える利益も増えていくと考えられます。

ヘッジファンドに投資する・購入する方法

日本に住んでいる人がヘッジファンドに投資するには、次の3つの方法があります。詳しく解説していきましょう。

  1. 国内のヘッジファンド型投資信託
  2. 海外のプライベートバンク
  3. ヘッジファンドと直接契約

方法1:国内のヘッジファンド型投資信託

証券会社で買える投資信託には、ヘッジファンドに連動して利益を生む商品があります。手軽に購入することができるので、初心者にとっても始めやすいでしょう。

ただし、純粋なヘッジファンドではない上、投資家と投資会社の間に証券会社が入るので手数料がかさんでしまいます。

方法2:海外のプライベートバンク

海外のヘッジファンドに投資を行う場合、ヘッジファンドに通じているプライベートバンクを介して投資をする方法が一般的です。一般向けの商品と異なり海外のヘッジファンドの募集情報は公に出ないため、プライベートバンクから情報をもらいます。

ただし、この場合も投資家と投資会社の間にプライベートバンクが入るので、手数料が高くなります。コストを抑えるためにも、次に紹介するヘッジファンドとの直接契約がおすすめです。

方法3:ヘッジファンドと直接契約

国内のヘッジファンドであれば、ホームページから資料請求や申込を行い、直接契約することができます。投資家と投資会社の間に第三者が入らないので、手数料などのコストは最も安くなります。

また、投資家の投資資金や年収の審査のため、投資会社と面談を設定することがあります。投資家も資産運用についての疑問を直接聞くことができるので、ヘッジファンドについてよく分かった上で投資できるメリットもあります。

まとめ

おすすめのヘッジファンドを中心に、国内外の投資会社を10社厳選して紹介しました。

ヘッジファンドは運用手法の自由度が高く、会社ごとに戦略や哲学が異なります。その違いは収益とリスクの大小にも影響しますが、投資家との相性にも関係してきます。自分が納得できる投資戦略のヘッジファンドに投資をしましょう

また、ヘッジファンドはプロに運用を任せられたり、高収益が狙えたりするメリットがある一方、最低投資額が1,000万円以上と高く設定されているなど、デメリットもあります。ヘッジファンド以外の投資方法も紹介したので、ご自身の余剰資金に合った商品を選び、無理せず賢く投資をしていきましょう。

【2021年度版】国内ヘッジファンドランキング

投資手法・手数料・最低金額を比較・分析。 注目の国内ファンドをランキング形式で紹介。