これだけ知っていれば大丈夫!はじめてのヘッジファンド投資法

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投資に興味がある人ならヘッジファンドという言葉を一度は聞いたことがあると思います。

はじめて聞いたという人も、「絶対収益」というキーワードを知ったら興味がわくのではないでしょうか。

少し知識のある人はヘッジファンド投資の敷居は高いと思うかもしれませんが、性質が近いものであれば簡単に買えます。

実際にどのようなファンドがあるのか見てみましょう。

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1、ヘッジファンドとは?投資信託とは違う特徴

ヘッジファンドの大きな特徴は、「絶対収益を追求する」ことと「私募である」ことです。

(1)絶対収益の追求

ヘッジファンドは市場がどのような状況であっても利益を得ようとします。

これが絶対収益の追求です。株式取引の一般的な手法では、会社自体には高い価値があるにもかかわらず、株式市場でそれよりも低く評価されている割安株を買って持ち続けます。

このシンプルな手法は、リーマンショックのように市場全体が大幅に低迷したときにはそのあおりを受けてパフォーマンスを大きく下げることになります。

いわば市場リスクです。

しかしヘッジファンドは複数の売買を組み合わせることによって、市場リスクを回避します。

具体的な手法は次の項目で説明しますので、詳しく知りたい人はこのまま読んでください。

(2)私募である

もう一つの特徴は私募であることです。

証券会社や金融機関で簡単に買える投資信託は誰でも少額から簡単に買うことができます。

しかしそのように公に流通させるためには運用会社として広告費や販売会社への営業経費がかかることになるでしょう。

最終的にこれらの費用は販売手数料として購入者が負担することになります。

ヘッジファンドは募集に手間をかけない分、運用に力を注ぎます。

このことがパフォーマンスを高める要因のひとつとなっています。

2、誰にでもわかるヘッジファンドの運用方法

どうやって絶対収益を追求するのか?そもそもできるのか?と思う人も多いでしょう。具体的な運用方法の一部を紹介します。

(1)株式ロングアンドショート戦略

主に株式を投資対象とします。割安な株式を買い、割高な株式を空売りします。

空売りとは、通常の買い方とは逆に、株価が下がった時に利益が出る売買方法です。

株式を誰かから借りて売り、返済をお金ではなく株式で行うことになってこのような売買が可能になります。

市場全体が大きく下がったときには空売りした部分の利益が出るので、買った割安株の下落を補います。

(2)アービトラージ

裁定取引、あるいはサヤ取りとも言います。

ある商品が複数の市場で取引されているとき、それぞれ価格が異なることがあり、この差額を利用して利益を得る方法です。

転換社債アービトラージ、債券アービトラージ、M&Aアービトラージなど様々な手法があります。

(3)グローバルマクロ

世界中の株式や商品、債券などあらゆる市場をくまなく観察し、資金の流れを予想して投資します。

「冒険投資家」ジム・ロジャーズ氏や、彼とともにヘッジファンドを立ち上げたジョージ・ソロス氏などが有名です。

3、初心者が知っておきたいメリットとデメリット

ヘッジファンドにはどのようなメリットとデメリットがあるのか、簡単に見てみましょう。

(1)パフォーマンスが高いというメリット

やはり、なんといってもパフォーマンスの高さが最も大きなメリットです。

一年で数十パーセントの利益を上げるファンドも珍しくありません。

ヘッジファンドの次のような特徴が利益を高める要因となっています。

市場に左右されない戦略、解約や販売に制約を持たせることによって運用に特化していること、運用成績によって運用者の報酬が決まることと運用者自身も資金を運用していることが多いので運用のモチベーションが上がりやすい、などです。

参考:ゆかしメディア『「ヘッジファンド」のすべて 富裕層の投資の解説~運用成績10%超高利回り商品の購入方法まで 2018年最新版』

(2)販売や解約の制約というデメリット

私募であることがほとんどのヘッジファンドは、あまり大々的に宣伝していないのでアクセスが難しいというデメリットがあります。

まずどうやって投資していいのか分からない人が多いでしょう。

また、解約による資金の返還も流動的でないというところがほとんどです。

例えば返金は年に2回、その45日前までに解約を申し込む必要があるという具合です。

ただ最近はこれらのデメリットを解消するようなファンドも出ています。

続きを読んでみてください。

4、ヘッジファンドのはじめかた

ヘッジファンドは海外のタックスヘイブンといわれる地域に在籍していることが多く、日本から投資することのハードルが高いということは事実です。

まず考えられるのが、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)と呼ばれる人を経由して購入する方法です。

ホームページ検索やセミナーに参加するなどして少しずつ人脈を作っていくと良いでしょう。

ただ中には詐欺に近いようなものもおり、初心者には難しいと思います。

初期投資額も10万ドル(1000万円)というのはまだ低い方で、100万ドル(1億円)というファンドも少なくありません。

基本的にヘッジファンド投資は富裕層向けなのです。

そこで考えられる方法として、「国内のヘッジファンド的な取引をする運用会社に委託する」 「ヘッジファンド的な取引をする投資信託に投資する」という方法があります。

ヘッジファンドに近い手法で取引をするものの、初期投資額や解約の制限が通常のヘッジファンドほどではない運用会社は国内にいくつかあります。

このような投資信託も数多く販売されています。

投資をはじめて間もない人や、初めてヘッジファンドに投資するという人は、これらの運用会社や投資信託を利用すると良いでしょう。

5、ヘッジファンド投資の注意点

絶対収益を狙うと言っても、全てのヘッジファンドやヘッジファンド型の投資信託で利益が出るわけではありません。

中には元本割れを起こすこともありますし、破綻する可能性もわずかながらあります。

あくまでもリスク資産を運用する方法の一つと考えてください。

6、オススメファンドと投資会社

投資信託を中心に、ヘッジファンドに近い手法で運用するファンドを紹介します。全て国内で少額から買うことができ、初心者向けと言えます。

※運用成績は2018年10月初旬のものです。

(1)マネックス・フルトン・チャイナ・フォーカス 『愛称 : チャイナフォーカス』

日本有数の規模を持つ運用会社アセットマネジメントONEが運用する投資信託です。

中国と周辺国の株式を主な投資対象とします。株価指数先物を空売りすることによって、市場リスクをヘッジ(回避)します。

10年間の平均リターンは年7.9%。3年間では12.87%です。

(2)スパークス・日本株・ロング・ショートF 『愛称 : ベスト・アルファ』

個別の企業調査に強みを持つ独立系運用会社スパークス・アセット・マネジメントの主力商品です。

割安な株を買い割高な株を空売りする典型的なロングアンドショート戦略です。

10年来年平均リターンは 4.78%、3年で6.76%です。

(3)楽天 ボラティリティ・ファンド(資産成長型】『愛称 : 楽天ボルティ』

楽天投信投資顧問の投資信託。ヘッジファンドに投資するファンドオブファンズ公方式です。

市場の価格変動に関する指標を主な投資対象としています。

直近3年間のリターン年率21.51%と非常に高いことと、信託報酬と呼ばれる維持コストが1.06%とヘッジファンド型にしては安いのも魅力です。

(4)ヘッジファンド証券

その名の通りヘッジファンド専門の証券会社。インターネットで売買でき、 一か月に一度の換金が可能です。

(5)投資会社M&S

M&S

アクティビストファンド、いわゆる「もの言う株主」です。

割安な株式を買い、議決権などを使って積極的に経営に関わる運用方法をとります。

厳密にはヘッジファンドではありませんが、市場だけに頼らない運用方法で高いパフォーマンスを目指すという意味では似ていると言えます。

年間リターンは2016年に45.26%、2017年に27.06%と非常に好成績です。「AsiaHedge Awards2017」という資産運用の情報提供会社が行う賞にノミネートされたこともあります。

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まとめ

ヘッジファンドは、市場全体の動きに左右されずに利益を追い求めるファンドです。

かつては公に取り扱われず、初期投資額も数千万単位と高額でしたが、最近はヘッジファンド的な運用をする投資信託や小口で公募している運用会社もあり、身近になっています。

これからのあなたのポートフォリオにヘッジファンドも追加してみてはいかがでしょうか。

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株主としての地位を裏付けとして、企業にさ
投資をしている方であってもしていない方で

証券会社、生損保代理店での勤務を経てファイナンシャルプランナーとして独立。

(保有資格)1級FP技能士・証券外務員一種
(試験合格)宅建士・行政書士

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