資産運用15種類を5つの観点で比較!資産運用方法別の特徴と選び方

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金融庁が「定年退職後の生活には2,000万円の貯金」が必要と発表し、関係各所に大きな波紋を広げています。年金だけではなく、個人で資産運用を行い、まとまったお金を貯金する必要が生まれていることを、改めて認識された方も多いでしょう。

そこで個人や家族で2,000万円の貯金を作るために、資産運用を検討してみることをおすすめします。この記事では、各種の資産運用の特徴をお伝えし比較しています。資産運用を検討する際にぜひ参考にしてみてください。

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主な資産運用の種類と特徴

資産運用と一口に言ってもその手法にはさまざまなものがあります。特に近年はフィンテックの発展により、新しい投資手法が生まれてきています。新しい投資手法は革新性を持ち、便利なものも多々ありますが、その反面法整備がなされていないなどのリスクが高いものなどもあります。例えば、仮想通貨がその代表格といえるでしょう。

きちんと投資のメリットとリスクの両方を知って、自分で投資するべき資産運用の種類を選べるようにしましょう。まずは、それぞれの資産運用がどのようなものかについて紹介します。

1.預金

 

最もリスクの少ない資産運用は、銀行や信用金庫への預金です。1,000万円までであれば元本が保証される金融機関が多く、基本的に預けるだけで利子による収入が発生することから、不労所得を得られます。

ただし、発生する利子は非常に少なく、普通預金の場合は0.001パーセント、定期預金だとしても0.1パーセントほどです。元本の損失が発生する可能性はほぼありませんが、収益性が非常に低いため資産運用という呼び方はあまり適切ではないかもしれません。

 

ただし、現金を持つことのメリットは、任意のタイミングで最適な投資手法に資金をつぎ込めることが挙げられます。資産をすべて金融商品に変えるのではなく、現金を預金しつつある程度は即金で自由に使える現金を確保しておきましょう。

2.株式投資

日本で最も知名度の高い資産運用の手法は株式投資でしょう。株式投資に関する書籍やウェブサイトなどは無尽蔵にありますし、株価は新聞でも毎日チェックできます。

最近ではスマホアプリなどを使い、株式の売買が手軽にできるようになりました。早い人は学生から株式投資を始める人もいます。

 

基本的に、株式投資は売買益を得ることを目的にしています。値下がりしたら買う、もしくは値上がりしたら売るというシンプルな投資手法です。そのため、損失が発生する可能性が高く、誰もが確実に利益を得るわけではありません。

一方で、株主であれば会社の利益を分配する配当金や株主優待などを受けることができるので、株式の保有による不労所得も人気です。配当金や株主優待目当てで株式を所有していれば、相場の変動を気にすることなく一定の収入を確保することができます。

また、周りに株式投資を行っている人がいれば、アドバイスをもらったり経験談を聞けたりできるでしょう。取り組む人が多い資産運用ならではのメリットです。

3.FX

21世紀に入り、一般的に資産運用として利用されるようになったのがFX(外国為替取引)です。FXは、「円とドル」といったの通貨ペアを持ち、通貨間の相場の変動に応じて売買益を得ていく投資方法です。

株式投資のように「値上がりしたら売る、値下がりしたら買う」だけではなく、値下がりが起こることを想定し、買いではなく売りのポジションをあらかじめ持つこともできます。為替相場が円高や円安に転じれば、相場が動いたぶんだけ利益や損失が発生します。

 

また、株式は企業が発行しているため、企業が倒産してしまえば株式の価値がなくなってしまうことがあります。しかし、FXは国家間における通貨の相場変動を利用しているため、国がなくならない限りは保有している資産がなくなることはありません。

その意味では株式投資よりも安全性が高いと言えます。

 

また、FXのもう一つの大きな特徴として、所有している現金以上の通貨ポジションを持つことができることが挙げられます。これをレバレッジと言います。

レバレッジをかけた投資をすれば、所有している現金以上の大きな利益が発生しますし、逆に大きな損失が発生することもあります。自分の裁量次第でローリスク・ローリターンにも、ハイリスク・ハイリターンにもなるのがFXです。

4.ロボアドバイザー投資

2010年代に入り、人工知能(AI)による資産運用の方法が生まれてきています。その代表格がロボアドバイザー投資です。
自分で考えて資金の運用を行うのではなく、人工知能に投資を任せて半自動的に利益を生み出していく資産運用方法がロボアドバイザー投資です。

ただ、運用を任せるといっても、自分の意思が介在する余地がないわけではありません。どんな投資手法に、どの程度の資金を運用していくのかを自分で決めることができます。

 

ロボアドバイザー投資では、毎日の細かな売買を人工知能に任せることができるので、投資に時間をかけることがありません。そのため、自動的に資産が増えていく感覚を味わうことができます。

また、リスクコントロールも容易ですので、多くの利益を求める人はロボアドバイザーにあえて大金を投入したり、リスクをあまり負いたくない人は預金や債券といった手堅い投資手法を選んで運用させたりすることも可能です。

ただし、人工知能が運用するからといって必ず利益が出るとは限りません。もちろん、損失が発生することもあります。

5.投資信託

人工知能に資産運用を代行してもらうことがロボアドバイザー投資だとしたら、人間が資産運用を代行するのが投資信託と呼ばれるものです。投資信託は、投資のプロフェッショナルに資金を預け、運用で生まれた利益を受け取る仕組みです。

投資信託には、さまざまな種類があります。国内外の株式や円相場それに金相場など、日本国内に限らずさまざまな投資対象を選ぶことができます。それぞれの投資に精通したプロが運用を担当するため、運用に手間がかからず成功率が上がります。

 

一方で、相場が暴落した際は、いかなる資産運用のプロでも損失を発生させることがあります。また、損失が生まれても、投資信託を任せた時点で手数料が発生します。

プロに運用を委託するぶん利益が出る確率を上げることはできるものの、必ずしも利益が出る投資手法ではありません。損失が発生する可能性が決してないわけではないのです。

6.ソーシャルレンディング

2010年代に入りメジャーになった投資手法の一つです。ソーシャルレンディングは別名「融資型クラウドファンディング」とも呼ばれます。

ソーシャルレンディングはクラウドファンディングのシステムを利用し、多くの投資家から資金を少しずつ集めます。そして、集めたお金で事業資金を必要としている事業者に金利を上乗せして融資します。その金利が投資家たちの収入になる仕組みです。

資産運用で発生した利益を分配するのではなく、貸付けた時点の金利を分配する形であるため、貸倒れが起きなければ確実に一定の収入を得ることができます。

さらに、投資後はほとんど作業が発生することもなく、ほぼ不労所得に近い形で分配金を毎月受け取ることができるのです。

 

一方で、融資先の事業者が貸倒れになってしまえば、元本の損失が起こる可能性もあります。また、法の整備がまだ不十分であることから、投資家から預かった資金を他の事業に流用していたり、担保を設定していなかったために貸倒れ後は投資家に資金を返還できなかったといったソーシャルレンディング会社が多く現れています。

そのため、ソーシャルレンディングは事業者リスクの高さが問題になっています。今後の法整備と資産運用先として誰もが安全に利用できるだけの健全化が望まれています。

7.不動産投資クラウドファンディング

ソーシャルレンディングが金利による収入を投資家に分配するのに対し、不動産投資型クラウドファンディングは不動産物件の購入や運用による利益を投資家に分配します。

不動産投資型クラウドファンディングでは、投資家たちは一口10万円などで出資を行います。集まったお金をもとに不動産会社が不動産物件を購入し、売却や運営を行います。

 

投資家にとっては、わずかな金額で不動産投資ができることや自分で集客や管理の手間がかからないなどのメリットがあります。また、不動産の所有権を持つわけではないため、固定資産税などの税金がかかりません。

一方で、不動産の運用で満足な利益が出なかったり、売却の際に購入した価格より安くなってしまったりするリスクがあります。ミドルリスク・ミドルリターンの投資手法だと言えるでしょう。

8.レバレッジを掛けたFX投資

FXでは、レバレッジをかけた投資が可能です。例えば、1ドル100円のとき、手元に現金が100万円しかなければ購入できるのは1万ドルまでです。

しかし、レバレッジをかければ、日本国内のFX会社では最大25万ドル(レバレッジ25倍)まで購入することができます。日本国内ではレバレッジは最大25倍ですが、海外では数百倍のレバレッジが掛けられるFX会社もあります。

このように、少ない資金で大きな金額を動かすことができるので、その様子がまるで梃子(てこ)のように見えることからレバレッジと呼ばれるのです。

 

100万円で10万ドルを購入した場合、ドル・円相場が1円動くと、10万円の利益もしくは損失が発生します。利益も損失も非常に大きくなるため、ハイリスク・ハイリターン投資を行いたいという人にとってはぜひとも利用したい資産運用の方法だと言えます。

その代わり損失が発生する可能性が高くなるため、リスクを避けるには常に相場を監視しておかなければならないデメリットがあります。

9.先物取引

先物取引は、一定のタイミングで特定の価格で商品を購入できる権利を持つ取引で、農作物などによく使われます。

例えば、先物取引で大豆1トンを7月1日に10万円で購入する権利をあらかじめ獲得した場合、7月1日の時点で大豆1トンの相場が12万円であれば2万円の利益に、8万円であれば2万円の損失になります。

個人投資家が投資しやすいのは作物の先物取引ではなく、日経225先物取引などが該当します。証券会社を利用すれば投資が可能で、しかも簡単です。

日経先物225取引は、日経の225銘柄の平均価格を予想して購入する権利を獲得します。また、レバレッジもかけられることから、FXと同様にハイリスク・ハイリターンな投資手法だと言えます。

10.株式投資型クラウドファンディング

株式投資型クラウドファンディングは、クラウドファンディングのシステムを利用した事業者の資金調達の手段です。投資家に自社の株式を購入してもらうことで資金を調達します。投資家は上場前の企業の株式を安く購入できるため、上場後の値上がりによる大きな利益が期待できます。

ただし、株式を購入した会社が上場できなかった場合は利益が生まれませんし、倒産してしまった場合は投資したお金がなくなるリスクがあります。株式投資型クラウドファンディング投資で利益を出すためには、株式の購入先である会社の事業や将来性をしっかりと確認する必要があります。

株式投資型クラウドファンディングにおいては、クラウドファンディングの運営元が資金を必要とする事業者の審査などを行っています。提供される事業情報をもとに、投資の妥当性を判断するようにしましょう。

11.不動産投資

株式投資と並んで非常に歴史が長い資産運用の手法が不動産投資です。不動産投資としてイメージしやすいのは、アパートやマンションを購入し、人に貸すことで家賃収入を毎月得るといったスキームでしょう。

また、賃料収入を得る以外にも、購入した不動産を不動産価格の変動を受けて値上がりしたところで売り、売却益を得ることができます。インカムゲインである家賃収入を得ることを目的とするだけではなく、キャピタルゲインである売買益を得ることを目的とする場合も不動産投資はよく利用されます。

 

一度入居者が決まれば家賃収入は安定するため、不労所得を得ることができる点がメリットです。一方で、バブル経済の崩壊のように不動産相場が下落すると、一気に資産価値が下がって大きな損失を被る可能性があります。

また、近年の日本は人口が減っているので、どの不動産を買ったとしても安定した家賃収入が得られるわけではありません。不動産を購入する場所の見極めが重要です。

 

他の投資や資産運用と異なる点は、自己資金を用意せずとも銀行からの融資で購入資金の大半を調達できることです。不動産投資の大きなメリットですが、借入金が大きくなればなるほど返済のリスクが上がることは覚えておきましょう。

ノウハウが豊富に用意されているため、比較的勉強しやすい資産運用の一つです。

12.iDeCo

2018年からスタートした資産運用の制度です。iDeCoは確定拠出年金の略称です。

サラリーマンは月間23,000円、個人事業主は月間67,000円までiDeCoの投資信託などに投資が可能であり、投資額は所得から控除されます。また、資産運用によって生まれた利益も一定額までは控除対象になるため、節税に大きな効果があります。

 

ただし、iDeCoに投資したお金は60歳になるまで引き出すことができないというデメリットがあります。確定拠出年金という名前の通り、年金を自分で用意するための制度として国が導入した資産運用方法だと言えます。

年金を利用しにくい個人事業主は、iDeCoの投資上限額が大きいことから特にメリットが大きい資産運用方法です。

13.積立NISA

積立NISAは、国が2018年から導入した制度です。一部の投資信託に積立投資をしていけば、年間で40万円までその収益が非課税になります。

投資信託も一定の種類から選ぶことができるため、他の投資手法と組み合わせて分散投資ができます。利益を自由に引き出せることから、iDeCoよりも資産運用がしやすいというメリットがあります。

14.IPO狙いの投資

IPOはInitial Public Offeringの略称で、新規公開株のことを指します。

企業が株式市場に上場するときはまず、株式を売出す価格を決めます。これを公募価格と言います。

人気の高い会社であれば、上場直後に公募価格から一気に株価が跳ね上がる可能性があります。例えば1,000円で公開前の株式を購入し、上場直後に1,500円まで株価が上がれば、500円の利益を得ることが可能です。

 

往々にして新規公開株は募集時の価格よりも値上がりする可能性が高いため、新規公開株の購入権を得るだけで利益を得る可能性が高くなるのです。もちろん、上場後の株価が募集時の価格よりも下がることはありますので、必ずしも利益が発生するわけでありません。

値上がりが予想されそうな有望な会社の株式の場合、IPOの購入権が抽選になることも多いです。リスクは比較的低めですが、抽選に当たらないと購入できません。チャンスが運次第という点がデメリットです。

15.投資会社

投資会社は、投資信託以上に手軽かつ分散投資が行いやすいです。投資会社に資金を預ける一方で、投資会社は顧客の意見を聞きながらさまざまな資産運用の手法に資金を投入していきます。

投資信託の場合は自動的に不労所得に近い形で利益が得られますが、さまざまな投資手法を自分で勉強しなければいけませんし、投資先によっては分散投資ができないこともあります。

 

しかし、投資会社はさまざまな資産運用の方法を検討し、ポートフォリオを築きながら分散投資を行います。リスクを抑えつつ、最大限のリターンを目指すことが可能になります。

独立系アクティビストファンドのJapanAct合同会社では、さまざまな投資手法を駆使しながらも、アクティビスト投資を専門に手掛けるプロが在籍し、投資家に最大限の利益を提供することを目指しています。

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資産運用の必要投資額による比較

資産運用の種類別に、必要金額や運用期間といった特徴をまとめました。
まずは、必要となる投資額で比較してみましょう。

 

資産運用の種類 資産運用の必要投資額
株式投資 1万円
FX 数千円
ロボアドバイザー投資 数千円
投資信託 数千円
ソーシャルレンディング 数万円
不動産投資クラウドファンディング 数万円
レバレッジを掛けたFX投資 数千円
先物取引 数万千
株式投資型クラウドファンディング 1万円
不動産投資 10万円+融資
積立NISA 毎月数千円
iDeCo 毎月数千円
IPO狙いの投資 10万円
投資会社 1万円

最近では、株式やFXも少額からの投資が可能になっているため、最小金額が非常に大きいものは不動産投資くらいです。不動産投資の場合、自己資金が必要なだけではなく、金融機関から融資を受け1千万円以上の資金を用意しなければいけないケースが多いです。
それ以外の投資手法に関しては、必要資金の面で敷居の高さを感じることはあまりないでしょう。

資産運用のリスク・リターンによる比較

 

資産運用の種類 リスク・リターン
預金 ほぼノーリスク
FX ハイリスク・ハイリターン
ロボアドバイザー投資 ミドルリスク・ミドルリターン
投資信託 ミドルリスク・ミドルリターン
ソーシャルレンディング ミドルリスク・ミドルリターン
不動産投資クラウドファンディング ミドルリスク・ミドルリターン
レバレッジを掛けたFX投資 ハイリスク・ハイリターン
先物取引 ハイリスク・ハイリターン
株式投資型クラウドファンディング ハイリスク・ハイリターン
不動産投資 ミドルリスク・ミドルリターン
積立NISA ローリスク・ローリターン
iDeCo ローリスク・ローリターン
IPO狙いの投資 ローリスク・ローリターン
投資会社 ミドルリスク・ミドルリターン

ほぼノーリスクと言えるのは、銀行への預金です。
FXはレバレッジをかければハイリスク・ハイリターンになりますが、逆にレバレッジをかけずに投資すれば、ハイリスク・ハイリターンではありません。
インカムゲインを得ることを目的とした資産運用はミドルリスク・ミドルリターン、相場の変動により利益を得ることを目的とした資産運用はハイリスク・ハイリターンが多くなっています。

資産運用の運用期間による比較

 

資産運用の種類 運用期間
預金 任意期間、自由に引き出し可能
株式投資 任意期間、基本的に自由に売買可能
FX 任意期間、基本的に自由に売買可能
ロボアドバイザー投資 任意期間、基本的に自由に売買可能
投資信託 一定期間、途中解約可能
ソーシャルレンディング 一定期間、途中解約不可能
不動産投資クラウドファンディング 一定期間、途中解約不可能
レバレッジを掛けたFX投資 任意期間、基本的に自由に売買可能
先物取引 一定期間、途中解約不可能
株式投資型クラウドファンディング 任意期間、上場前の売買はほぼ不可能
不動産投資 任意期間、売買には数ヶ月必要
積立NISA 任意期間
iDeCo 60歳までの任意期間、60歳まで引き出せない
IPO狙いの投資 任意期間、基本的に自由に売買可能
投資会社 任意期間、途中解約可能

運用途中での解約や出金、自由な売買が可能なのか、それとも一度運用に入ると一定期間自分で自由に解約や出金ができないのかで、リスクが大きく異なります。
特に、資産の運用を他社に委任する場合、自由に解約ができず運用期間中に運用元が倒産してしまうと、一気に資金を損なってしまうリスクがあります。そういった意味ではソーシャルレンディングはリスクが高いですし、自由に売買可能な株やFXはリスクが低いと言えます。
不動産投資は自分の意志で売買は可能ですが、即座に売れることはほとんどなく、3ヶ月から半年ほど現金化まで時間がかかります。その結果、不動産市況の変化の影響を受けることが多いです。

資産運用の手数料による比較

 

資産運用の種類 手数料
預金 入金・出金手数料で数百円
株式投資 売買手数料数百円から数万円
FX 入出金やスプレッドで数百円~
ロボアドバイザー投資 無料
投資信託 運用手数料などで数万円以上かかることあり
ソーシャルレンディング 入金、出金手数料で数百円
不動産投資クラウドファンディング 入金、出金手数料で数百円
レバレッジを掛けたFX投資 入出金やスプレッドで数百円~
先物取引 入金、出金手数料で数百円
株式投資型クラウドファンディング 入金、出金手数料で数百円
不動産投資 仲介手数料などで数百万円になることあり
積立NISA なし
iDeCo なし
IPO狙いの投資 売買手数料数百円から数万円
投資会社 運用手数料などで数万円以上かかることあり

インターネットでの資産運用が可能になったことで、どの資産運用も手数料が無料になったり、非常に安くなったりしました。運用には銀行からの入金、また銀行口座への出金手数料ほどしかかからないものが多いです。
比較的手数料が高いのは、運用手数料が発生する投資信託と、仲介手数料が発生する不動産投資です。また、FXも取引量に応じて、売りと買いの価格差が存在するため、購入するたびに比例して手数料は高くなります。

資産運用のかかる時間による比較

 

資産運用の種類 作業時間
預金 預けたあとはほぼ0
株式投資 平日の相場監視
FX 平日24時間の相場監視
ロボアドバイザー投資 定期的な運用チェック
投資信託 投資したあとはほぼ0
ソーシャルレンディング 投資したあとはほぼ0
不動産投資クラウドファンディング 投資したあとはほぼ0
レバレッジを掛けたFX投資 平日24時間の相場監視
先物取引 定期的な相場チェック
株式投資型クラウドファンディング 定期的な相場チェック
不動産投資 空室時には客付けや管理などの作業が発生、委託は可能
積立NISA 定期的な運用チェック
iDeCo 定期的な運用チェック
IPO狙いの投資 平日の相場監視
投資会社 投資したあとはほぼ0

運用開始から利益を出すために必要な作業時間をまとめました。
相場の変動により利益を得る投資手法は平均的に時間がかかります。株式市場は平日の日中常に変動していますし、FXは月曜の早朝から土曜の早朝まで変動しているため、安全に運用しようと思うと常に相場を監視するしかありません。
投資信託やソーシャルレンディング、不動産投資といったインカムゲインを得る目的の資産運用は、他人に運用を委託したり権利や金利から得られたりする収入なので、相場監視の必要はありません。作業時間がほとんど発生しないというメリットがあります。

資産運用の基本的な考え方

資産運用を行う以上、利益を出すことが目標になります。利益を出すということは、資産運用を行って生まれた収益が損失を上回らなければなりません。

投資初心者がよくやってしまうことは、利益が少し出たので大量の資金を一つの資産運用方法に一度につぎ込むことです。そうしてしまうと、資金を投入した投資対象の相場が下落して膨大な損失が発生し、投資から脱落してしまうことになりかねません。

資産運用を行うのであれば、絶対に脱落は避けなければなりません。そこで、資産運用を行いながら脱落を避けるための基本的な考え方をお伝えしていきます。

考え方1:ポートフォリオを構築する

資産運用を始める前に、まずポートフォリオを作ってみましょう。そして、自分がどういった投資手法を利用していくのか、その複数の投資手法の中からどれほど資金を分配していくのかについて考えます。

現金が何パーセント、株は何パーセント、不動産が何パーセントといったように、さまざまな種類の資産運用でポートフォリオを組めば、現金を一時的に多く持ったり、値上がりが期待できるものは長期的に保有するといった戦略を立てることができます。

ポートフォリオを組むためには、複数の投資手法の特徴を知っておかなければいけません。さまざまな投資手法の知識を得るという意味でも、ポートフォリオの構築は将来的に役立ちます。

考え方2:目標を決めておく

資産運用を行ううえでの目的は、しっかりと明確にしておくことが重要です。自分はどれくらいの資金を資産運用に投入できるのか、そして何歳までにどれくらいの資産を築き上げたいのか、具体的な目標を設定しておきましょう。

目標を設定しておけば、「ある程度利益が出たところでもっと儲かるはずだ」という妄執に囚われることなく冷静な資産運用を行うことができます。

 

そして、もう一つ重要なことが、インカムゲインで毎月の収入を増やすのか、それともキャピタルゲインで資産を一気に増やすのか、あるいはその両方を組み合わせるのかを決めることです。

インカムゲインを増やせば毎月の収入が安定し、人生設計が立てやすくなります。一方で、キャピタルゲインの獲得を目的に株式やFXなどに投資する場合、目標を達成するためにはこまめに売買を重ねなければいけません。

一定の利益が出たところで手を休めることも重要です。また、目標を達成できていない場合は、投資の回数や金額を増やすのか、それとも自分の収入を増やして次に備えるのかといった選択をする必要があります。

 

目標を定めることは、目先の数字に惑わされないために重要です。冷静になって投資に臨むことでミスや大きな損失が避けられます。きちんと目標を決めて達成のために努力するだけではなく、目標の達成後は「もっと儲けられるかもしれない」という欲求に負けないようにしましょう。

考え方3:分散投資でリスクを抑える

リスクを抑えるために、分散投資は絶対に必要です。ただし、分散投資といっても、資産運用の方法を分散するのではなく、資産の種類を分散することが重要です。

例えば、次のように不動産の市況に影響されるものだけに投資するのでは意味がありません。

  • 不動産を担保したソーシャルレンディング案件への投資
  • REITへの投資
  • 不動産投資型クラウドファンディングへの投資

FXの場合は、値動きで相関性が乏しい通貨ペアを持てば、片方の通貨で損失を被ったときでも、もう片方の通貨で利益を得る流れを維持できます。同時に損失が発生しても、資産を一気に失う事態は避けられます。

 

また、分散投資は投資対象だけではなく、タイミングの分散もまた必要です。同時に資金をつぎ込んでしまうと、相場の変動に頼って利益を求めるような資産の運用では分散になりません。

「1ドル100円のときに1万ドルを購入」、「1ドル80円のときに1万ドルを購入」といったように、購入のタイミングをずらして資産を運用することで、所有する資産の価値を平均化し、相場の変動リスクに向けての対策を取ることが可能になります。

まとめ

資産運用を多方面から比較し、それぞれの運用方法の特徴について解説しました。

資産運用の方法はさまざまなものがあります。すべての資産運用を利用する必要はありませんが、複数の資産運用の知識を持っておけば、ポートフォリオを必要に応じて組み直すことができ、安定した資産運用が可能になります。

 

それでも、本業が忙しい方の中には、すべての資産運用まで関心を払っていられないという方もいるでしょう。そういうときは、投資会社を利用してみてください。

投資会社を利用すれば、複数の資産運用の方法の中から市況に応じて最適なものを提案し運用してくれます。時間をかけずに資産を増やしたい方は、投資会社の利用をおすすめします。

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